冒険気分が味わえる!『ジャングル・クルーズ』
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ディズニーランドのアトラクションから生まれた映画といえば、『パイレーツ・オブ・カリビアン』が特大ブームを巻き起こした。このパターン、意外や意外、幅広い世代にアピールする強力なポテンシャルをもっていると、新作が証明してくれる。それが『ジャングル・クルーズ』だ!
1955年、カリフォルニアのディズニーランド開園時に作られたジャングルクルーズ。ガイド役の楽しいトークとともに船でジャングルを探検するこのアトラクションは、東京ディズニーランドで現在も人気だ。アマゾンを舞台にした今回の映画版では、アトラクションの魅力をきっちり受け継いでいる。
まず、観光客のツアーのシーンがあり、これがジャングルクルーズそのもの。さらに名ガイドである主人公のフランクが、アトラクションと同じように、ふざけたトークを全開。アマゾンのマングローブや、野生動物、先住民族など、ストーリーに見事に絡んでおり、なかなかハイレベルな映画化だ。
ジャングルの奥地にあるという“不老不死の花”を探し、イギリスから来た植物博士とその弟が、船長のフランクの案内でアマゾンを行く。彼らの前には当然のごとく強敵が次々と現れ、ド派手なアクションシーンも用意。フランクを演じるのがドウェイン・ジョンソンなので、ここぞという瞬間の肉体技は期待以上だ。
『パイレーツ〜』もそうだったが、アマゾンに囚われたキャラなど、かなり不気味で怪しい描写も登場。このあたりはアトラクションとは違う、映画ならではのスリルを体感できるはず。動物ではジャガーの活躍に注目。舞台となるのが1916年で、細部まで時代がうまく再現されているので、タイムトリップする感覚で、未知の世界への冒険を心から純粋に楽しめることだろう。
『ジャングル・クルーズ』
製作総指揮・出演/ドウェイン・ジョンソン 監督/ジャウム・コレット=セラ 出演/エモリー・ブラント、エドガー・ラミレス、ジャック・ホワイトホール 配給/ディズニー
2021年/アメリカ/127分
7月29日(木)より映画館、7月30日(金)よりディズニープラス プレミア アクセスにて公開