2025.01.24 NEW
ネットフリックス『バック・イン・アクション』復活したキャメロン・ディアスのド派手アクションに釘付け!
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映画の内容とキャストの“シチュエーション”が一体化していると聞けば、がぜん観てみたくなる。そんな法則を示すのが『バック・イン・アクション』だ。あのキャメロン・ディアスがようやく俳優業に復活。演じるのも無敵の仕事に復帰する役なので、カムバック作としては完璧!
キャメロン・ディアスは、今から11年前、2014年のミュージカル映画『ANNIE/アニー』に出演した後、完全に仕事を休止。まだ40代になったばかりなのに、本人から“引退”の言葉も出ていた。しかし時間をかけて演技へのモチベーションを上げていき、『アニー』でも共演したジェイミー・フォックスからの熱いコールも受け、新作で復活。2人が演じたエミリーとマット夫婦の肩書きは“CIAの緊急対応非公式諜報員”。つまりフリーのスゴ腕スパイコンビ。超過酷なミッションに挑んだ末に、行方をくらませるチャンスも得たことで、彼らは平穏な家庭生活を送ろうとスパイ引退を決意する。それから15年後、かつての最終ミッションでの“因縁”から、子供たちとともに危険な運命にさらされる2人。15年ぶりのスパイ復帰が、11年ぶりのキャメロンの俳優復活と重なる……というわけ。
冒頭からエミリーとマットの活躍が超痛快に展開。休業のブランクを忘れさせるキャメロンの軽やかな動きと、50代とは思えない彼女のキュートな魅力が炸裂する。豪華なパーティでの乱闘、バイク&カーチェイス、上空でのスペクタクル……と、ド派手さを強調したアクションシーンの数々に、手近なアイテムを駆使したスーパー級のスパイテクニックも織り交ぜながら、ストーリーの流れに乗っていける本作。家族ドラマの部分も楽しさ満点で、14歳の娘、12歳の息子という難しい年頃の子供たちが、両親のピンチに思わず背中を押す一言を発したりするし、後半は大御所スターがやはり家族のテーマに絡んで快演。キャメロン復活というだけでなく、ハリウッドの王道エンタメ映画のノリが鮮やかに戻ってきたことに喜ぶ人も多いのでは?
『バック・イン・アクション』配信中
製作・監督・脚本/セス・ゴードン 製作総指揮・出演/ジェイミー・フォックス 出演/キャメロン・ディアス、アンドリュー・スコット、カイル・チャンドラー、グレン・クローズ 配信/ネットフリックス
2025年/アメリカ/視聴時間114分
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文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
Courtesy of Netflix
© 2024 Netflix, Inc.
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