ネットフリックス『セキュリティ・チェック』は観て損しない空港サスペンス!
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年末年始は旅行や帰省などで交通機関が人でごった返し、中でも空港はいつもと違う風景になる。そんな状況を映画で体験するのも、この時期の楽しみかもしれない。本作はクリスマスイブの国際空港を舞台に、とんでもない事件が発生する!
主人公のイーサンは、アメリカ運輸保安局(TSA)の職員。その仕事場は、空港の手荷物検査レーン。モニターで乗客の荷物をチェックし、機内に持ち込んではいけない危険物を見つける。空港が大混雑するクリスマスイブに、イーサンは急遽、X線のモニター検査の担当になったところ、乗客が忘れていったイヤホンを発見。それを耳に付けると信じられない指令が聞こえてきた。ある乗客の荷物をノーチェックで通過させろ。さもなくば空港で働くイーサンの恋人の命を狙う、というもの。最初は戸惑うイーサンだが、犯人側が次々と恐ろしい手段を繰り出し、従わざるをえなくなっていく。いったい何が機内に持ち込まれるのか? カウントダウンの攻防が、一瞬も息もつかせぬスピードで展開し、観ているこちらもイーサンの気持ちになって心拍数が急上昇する!
舞台となったのはロサンゼルス国際空港。通称“LAX”。行ったことがある人ならわかると思うが、とにかく巨大。ここで働く職員が脅迫されたら、大惨事を招くという事実が本作から伝わってくる。このイブの日は、なんと乗客が20万人という設定。そして観ていて飽きないのは、全編に空港“あるある”が盛り込まれているから。荷物検査レーンでの人々の行動はリアルだし、飛行機の運行ストップがどんな段階で決まるのか、また機内の荷物スペースがどうなっているのかなど、マニア心をくすぐるネタが、イーサンと犯人の攻防にうまく絡めてある。犯罪計画はかなり強引だが、すべてがうまくいけば……と考えると、想定外のスリルを体感できるはず。イーサン役は『ロケットマン』や「キングスマン」シリーズのタロン・エガートン。やや危なっかしい雰囲気を醸し出しながら、ギリギリの好判断で立ち向かう等身大ヒーローにハマっている。
『セキュリティ・チェック』配信中
製作総指揮・監督/ジャウム・コレット=セラ 脚本/T・J・フィックスマン 出演/タロン・エガートン、ソフィア・カーソン、ダニエル・デッドワイラー、テオ・ロッシ 配信/ネットフリックス
2024年/アメリカ/視聴時間119分
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Sam Lothridge/Netflix © 2024
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