そんな彼女は訓練課程の修了前にもかかわらず、突然諜報員へ昇進が決定するのだが、そこにはCIAの思惑が見え隠れ。

さらに物語が進むにつれ、彼女がとある秘密を抱えていることを匂わせたり、二転三転する事件の糸を引いている黒幕の存在がわかってきたり……。といった具合に多くの謎が複雑に絡み合い、それらがひとつひとつ明らかになっていく展開にぐいぐいと引き込まれてしまう。

それもそのはず。本作は『ボーン』シリーズ3部作を手掛けたダグ・リーマンが製作総指揮を務めているので、このあたりの作りこみは一級品。『ボーン』シリーズ仕込みの骨太なアクションも見ごたえがあり、映画さながらの迫力ある展開に釘づけになること請け合いだ。

AXNでは1月9日からのレギュラー放送に先立ち、元日と2日の2日間にわたってシーズン1～2を一挙放送。良質なスパイアクションで新年を迎えるのも悪くない!?

アニー・ウォーカー
［パイパー・ペラーボ］
軍人の父の影響で世界の駐屯地を転々とした生い立ちから6カ国語を操るマルチリンガルで、世界情勢にも精通。CIA 入局のきっかけとなった失恋相手の失踪が、電撃的な諜報部員昇進と関係があったよう。

オーギー・アンダーソン
［クリストファー・ゴーラム］
アニーを支える頼もしい存在が、元CIA軍情報部特殊部隊隊員のオーギー。任務遂行中の爆撃で失明したが、明晰な頭脳と諜報アイテムでアニーをサポート。ユーモアあふれるキャラで、女性にもモテる！
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photo by AFLO
［パイパー・ペラーボ］Piper Perabo
本名：パイパー・リサ・ペラーボ
国籍：アメリカ
出身：テキサス州

本作の大ヒットで2010年ゴールデングローブ賞のドラマ部門主演女優賞にノミネートされ、全国区の知名度を獲得したのが主人公アニーを演じるパイパー・ペラーボ。大学時代は演劇を専攻し、24歳のときにヘソ出しのY2Kファッション姿で主演した青春サクセスストーリー『コヨーテ・アグリー』でプチブレイクしていたが、シリーズ5まで続いたアニー役でアクションもこなす本格女優としての地位を確立した。

2019年には『ターン・アップ・チャーリー～人生アゲていこう！』、2021年には『ビッグ・リープ～再起への挑戦』といったコメディドラマにレギュラー出演を果たし、お笑いもイケる幅の広さを見せつけている。

ちなみに私生活では、『コバート・アフェア』のシリーズ5製作中だった2014年に監督のスティーブン・ケイと結婚。パイパーはプライベートを語らない主義のようだが、どうやらスティーブンも『コバート・アフェア』のいくつかのシリーズを手掛けていて、この作品を通じて恋が芽生えたよう。彼女の幸運にあやかる意味でも、本作を見る価値があるかも!?
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