【セレブの愛車】LAで見かけた激レア車は
まさかの“屋根開きGクラス”!
日本ではなかなかお目にかかれないクルマを見られるのがLAの面白さ。先日もスウッシュ仕様の〈ランボルギーニ〉をお伝えしたばかりだが、またまた面白いクルマを見つけたのでお伝えしたい。それが写真のGクラス。バックショットだが、よ~く見てほしい。なんとコレ、後ろが屋根空き。しかも後部座席に乗っていたのはラッパーのドレイクだった。もちろんみなさんがご存知の〈メルセデス・ベンツ〉や〈メルセデスAMG〉には、現在屋根開きのGクラスなんてありゃしない。では、一体このクルマの正体とは?
LAはカスタムが盛んなエリア。このクルマも、どこかのチューナーが屋根を切って作ったのでは?と思いがちだが、実はこのGクラスはちゃんとした正規もの。とはいえ、お馴染みのGクラスとは様子がずいぶん違うのはご覧のとおりだ。で、正体を明かすと、実はこのクルマは2017年に発表された〈メルセデス・マイバッハ〉G 650 ランドレー。よく見るとリアには“MAYBACH”のバッジ、そしてCピラー横にはそのブランドマークが入っている。“マイバッハ”といえば、メルセデスのプレステージブランド。世界中のVIP御用達として有名なのはクルマ好きならご存知だろう。そんなブランドがはじめてGクラスを手掛けたとあって、発表当初はかなり話題に。世界限定として世に出たのは99台。そしてドレイクが乗っているのはその希少な1台というわけだ。
屋根開きといっても実際はリアシート側だけ。写真は電動ソフトトップが開いた状態だが、リア側だけオープンエアが楽しめるというのだから、後ろに乗るVIP(=ドレイク)はさぞ気分がいいに違いない。
積まれるエンジンは〈メルセデスAMG〉製で、最大出力630PS、最大トルク1000Nm(!)を誇る6ℓV12ツインターボ。最低地上高も通常のGクラスよりも高く、本格オフローダーの資質が窺えるものとなっている。もちろんこんなクルマだから室内も超ド級。ドレイクが乗っている後席は、ホイールベースを延ばした恩恵によりリムジンカー並みのゆったりとした空間を備えていて、内装もこのブランドらしくゴージャスの極み。もちろん自分好みで設えることができるから、ドレイクもお好みですべてオーダーしているのは想像に難くない。後ろ側から見てもスペアタイヤが高くそそり立っているようで、なんとも迫力がすごい!
LAのクルマ好きセレブは自分で運転を楽しむ人が多いのだが、こんなクルマだと特等席はやっぱりリアシート。果たして、このクルマをドレイク自らが運転する日は訪れる!?