Q8でわかる今どきの最上級SUV! 〈アウディ〉Q8
フラッグシップモデルという言葉には、言い知れぬ魅力がある……。そう感じている読者諸兄も多いのでは? フラッグシップとは、最上級にして最高品質を約束された品。そう、発信するブランド自らが認めた“お墨付き”なのだから、中途半端なモノが出てくるワケがない、いわばテッパンってことだもの。
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で、それがみんな大好きSUVなら、なおのこと嬉しいに決まっている。そう、全世界的に人気の続くこのパッケージが、競合ひしめく大混戦区になっているのは御存知のとおり。よって、自社はもとよりライバルにも磨かれて、自ずとド級の商品力を備えるようになっているんです。で、この2つが合わさるとどうなるのか? その答えはコレ。〈アウディ〉Q8だ。
Qシリーズは〈アウディ〉において、SUVを指すモデル名。今ではスモールサイズのQ2からQ3、Q5、Q7と、徐々にそのラインナップを拡張している。そしてこの部門の新しいフラッグシップとなるのが、今年7月に日本導入が発表されたQ8。四輪駆動技術のパイオニアが導入した最上級SUVは、堅牢なクロカン風ではなく、意外にも都会的なクーペスタイルのルックスで登場した。
まずはその、ドラマティックなまでに威風堂々たる佇まいに注目したい。全長4995mm✕全幅1995mm✕全高1705mm。アンダーボディはQ7と共用だが、Q7よりも車高は70mm低く、全長は75mmも短く、さらに全幅は25mm広い。目を引くルックスの理由はコレ。ギュッと凝縮されたワイド&ローを実現していて、なんとも疾走感のあるデザインとなっている。
エクステリアもこれまでとは少し意匠を変えた。〈アウディ〉といえばのシングルフレームグリルやバンパー形状、それに繋がるライトの表情などは、このQ8をスタートとして今後Qシリーズのシグニチャーになるのだという。
さらにクルマ好きなら、このディメンションを見ただけでピンと来ちゃうのでは? そう、この微妙な全長✕全幅✕全高の差で、ますますワクワクするハンドリングを叶えてしまっているということ。
パワートレーンは340psを発生させる3.0ℓV6ターボエンジンのモノエンジン構成になる。すべてのモデルに48vのマイルドハイブリッドシステムを搭載し、スッキリとしたパワフルな走りを実現した。さらにこのマイルドハイブリッドのエネルギー回生システムをうまく使って、条件が整えばエンジンを停止させ、コースティング(惰性走行)を行い、燃費に貢献させるなどのビックリ技術も搭載しているのだ。
もちろん、フラッグシップならではの先進安全装備や運転支援機能も最新世代ものがパーフェクトに搭載されている。イマの〈アウディ〉の贅を味わい尽くすにふさわしいQ8、是非チェックして。
★DATA〈アウディ〉Q8 55 TFSI クワトロ
●全長×全幅×全高:4995×1995×1705mm
●車両重量:2140kg
●ホイールベース:2995mm
●エンジン:3ℓV型6気筒DOHC直噴ターボ
●最高出力:250kW(340PS)/5200~6400rpm
●最大トルク:500Nm(51kgm)/1370~4500rpm
●トランスミッション:8速ティプトロニック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:992万円(消費税8%)、1010万円(消費税10%)
●アウディ コミュニケーションセンター
TEL:0120-598-106