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2023.11.17


【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS

比類なきラグジュアリー感がありつつも、ハイエンドなスポーツモデルでもあるからこそ、素人がちょっと手を出すには危うそうなクルマといえば? それはズバリ、〈ポルシェ〉なんじゃないだろうか。なかでも911シリーズって、やっぱり“いつか”の憧れはありこそすれ、なんだかどれを選んだらいいかもよくわからないし、なかなか手を出す勇気がない? じゃ、コレなんてどう? 素のカレラじゃモノ足りないし、ターボまでのスペックはいらない、な~んて人に、まさにドンピシャ。911カレラ GTSだ。でもGTSの魅力はそんな消去法じゃ語れない。

【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS最新世代は992型に進化しているカレラシリーズの中でも、このGTSは“911カレラS”と、“911ターボ”の間に位置づけられるモデル。“911カレラS”に+30psの出力と、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)標準装備のアクティブサスペンション、そして同じく標準装備でスポーツエギゾーストシステムが入る。

【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTSエクステリアでもほかのモデルとの棲み分けがなされていて、メタルを排除し、ブラックアウトすることにより、トレンド感あふれるシャープさを得た。ちなみにホイールは前20、後21インチの異型が採用され、やっぱり911シリーズらしい、ブリッと張り出したヒップラインが素敵だ。

【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTSインテリアはかなりスポーティでマニッシュ。アルカンターラを張り巡らせたシックな中に、クラシックなスティック状のシフトノブがセンターコンソールにあしらわれる。ちなみにこのGTSにはなんと7速MTも用意! 「〈ポルシェ〉は我々を見捨てなかった」と喜ぶオールドファンは多そうだ。また、バケット状のシートは、そこに身を沈めた瞬間、走りへ誘うようなかっちりとした設計だ。

【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTS【再認識】消去法じゃ語れない魅力! 〈ポルシェ〉911カレラ GTSさて、このGTSには〈ポルシェ〉の誇るスポーツドライビング施設である“ポルシェ エクスペリエンスセンター東京”にてスポーツドライビングが叶った。いやはや、3ℓ水平対向6気筒ツインターボを、クローズドコースで思い切り踏める歓びたるや! 480ps/ 570Nmは、高低差激しいコースを、勇ましいエンジンサウンドとともに軽やかに駆け上がる。筆者は今回8速PDKを選択したが、エンジンとの組み合わせは、まさに高速ドライビングでベストマッチ! もちろんGTSにはパドルシフトが備わるが、シフトのアップ・ダウンはもうGTSに任せてしまって構わない。高速ではほどよくローギアで引張り、減速ではリズミカルにシフトダウンし、ギアに対しての過不足をいっさい感じないことにきっと感激してしまうはず。まるで路面に張りつくような高速コーナリングも最高だ。タイヤの性能を全身で感じられる接地感の強さはまさに“求めていたスポーツドライビング”そのもの。

ただ、あふれるパワーとバランスのよいシャシーで、ドリフトを完成させるのは至難の技だが(逆にいえば、それだけ今のカレラは安全なのだ)、専用コースでテールスライドを決められたときの気持ちよさも、得も言われぬ恍惚だった。

ハイパフォーマンスなのに大人の落ち着きを備え、いやはや、こんなカレラを待っていたという感じ!

気になるスペックは?


★DATA 〈ポルシェ〉911 カレラ GTS
●全長×全幅×全高:4533×1852×1301㎜
●車両重量(DIN、PDK):1545㎏
●ホイールベース:2450㎜
●エンジン:3.0ℓ水平対向6気筒ツインターボ
●最高出力:353kW(480PS)/6500rpm
●最大トルク:570Nm/2300~5000rpm
●トランスミッション:8速PDKまたはMT
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:2059万円

 
Information

●ポルシェコンタクト
TEL:0120-846-911

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