果たして走りのほうは!? 〈メルセデス・ベンツ〉新型Eクラス
いよいよ世間はお盆休みに突入! アクティブなレジャーももちろん素晴らしいけれど、日々の多忙を癒すための休息の日々にする、な~んて人も多いのでは? そう、人生にはゆとりが必要。だったら、まさに豊かな生活を象徴するような、来年導入予定のこのクルマに思いを馳せてみては? 〈メルセデス・ベンツ〉新型Eクラスの続報だ。
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前回は報道規制がかかっていたため、ルックスのみのレポートになったのだが、晴れて動的性能(走行)も報道解禁! ということで、日本導入予定モデルからお話ししよう。
まず、2ℓガソリンエンジンのE 200、そして2ℓディーゼルエンジンのE 220 dが内燃機関として導入される。双方ISGのマイルドハイブリッドシステム搭載に。さらにプラグインハイブリッドのE 350 eも導入されるのだが、これは本国でいうところのE 300 eのこと。さらに上位モデルのE 400 eも本国には設定されているのだが、正直日本の道では……というより、国際試乗会が開催されたオーストリア・ウィーンにおいても、E 300 eで十二分の性能が出ているから安心してほしい。
写真はすべてE 220 d 4MATIC(海外仕様)
というわけで、新型Eクラスはすべてのモデルにおいて電動化が叶えられたことになる。直接的なライバル関係となる〈ビー・エム・ダブリュー〉の5シリーズでは、プラグインハイブリッドモデルが未導入となり、BEVのi5とガソリン&ディーゼルのみの構成となったから、PHVを狙っていたユーザーには朗報といえそう。むろん、〈メルセデス・ベンツ〉にはBEVシリーズである“EQ”に、EQEがすでにラインナップしているから、選択肢は豊富だ。
写真はE 220 d 4MATIC(海外仕様)
すべてのモデルに共通しているのは新しいサスペンションシステムだ。AIRMATICエアサスペンションと、減衰力連続可変ダンピングシステムのADS+が組み合わされることによって、足回りの印象は先代以上になめらか、かつ柔らか。プラットフォームも刷新されているから、正直、驚くほどの走りの進化を実感することができる。さらに後輪操舵システムの搭載で、コーナリングの俊敏さもピカイチだ。これらはおそらくオプション設定となるが、新型Eクラスの性格を最大限に楽しめる装備なので、Eクラス購入予定の方は是非前向きに検討してほしい。
パワートレーンでいうと、ガソリンエンジンが素晴らしい。先代(後期型)Eクラスは、ガソリンエンジンが1.5ℓになり、走り自体の堅実さはとても素晴らしいものだったとはいえ、もの足りなさもあった。しかし、新型では2ℓに戻された排気量に加え、マイルドハイブリッドシステムがトルクの穴埋めをきれいに行い、パワフルかつ静粛性にあふれたドライブが全速度域にもたらされる。
さらにその上をいくのがプラグインハイブリッド。包み込まれるような静粛性、俊敏かつエレガンスあふれるパワフルなドライバビリティ、上品な身のこなし。これらがため息の出るような次元で注ぎ込まれているのだ。キャビンの中の密閉感など、贅沢感も先代比ではレベチといってもいい。
これ以上どこが進化出来るの? というくらいに完成度の高かった先代を、軽く凌駕する新型だから、到着が待ち遠しい!
●メルセデスコール
TEL:0120-190-610
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