国際試乗会から速報! 〈メルセデス・ベンツ〉新型Eクラス
唐突だけれど筆者は今、ウィーンにいる。フルモデルチェンジを叶えた新型Eクラスが、国際試乗会でメディアにお披露目されたのだ。世界のミドルクラスを牽引するプレミアムモデルのフルチェンということで、その変化&進化幅はかなりのもの! まだ動的性能(走りのインプレッション)には報道規制がかけられているものの、ルックスは公開OKとのことだから、『Safari Online』読者にいち早くシェア!
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まずはディメンションだが、現行型よりも少し大きくなった。全長4949㎜×全幅1880㎜×全高1468㎜。現行型よりも全長は10㎜、全幅は30㎜、全高は15㎜のアップになる。対してホイールベースは22㎜長くなっているから、伸びたぶんの全長以上に室内空間への貢献は大きいということになる。
※写真はすべてE 450 4MATIC(海外仕様車)
そんな、少し大きくなったEクラスに与えられたルックスは、どこか丸みを持たせた、有機的なデザインが特徴的だ。特に、現行モデルのシャープさから一線を画したのはライト周り。むろん、アダプティブなハイビームの機能を持つデジタルライトが装備されているが、いわゆる“涙目”のような、優しい曲線で形成されている。
最近の欧州プレミアムの流行として、光り方はもとより、内部の構造で立体感をもたせるといった手法が目立つようになってきたが、この新型Eクラスも例外じゃない。ふたつの大きなライトのユニットを取り囲むデイタイムライトなど、見ごたえのある光り方をするので是非ご期待いただきたい。
また、グリル周りは少し、同社のEVシリーズである“EQ”を思わせるような、丸みとブラックアウトされた表情を得た。本国にはスリーポインテッドスターがボンネットの上に立つ、いわゆる“エレガンス顔”もラインナップするが、日本には大型スリーポインテッドスターがグリルの中に収められた、いわゆる“アヴァンギャルド顔”のみの導入となるから、なおのことこの、グリルのツルンとした感じが大迫力に見える。
その顔の後ろに長いボンネット、短いオーバーハングに21インチの大径タイヤ(試乗モデルのサイズ。なお、本国では17インチからの設定があるが、日本導入は19~20インチあたりがホットかと思う)、そしてボンネットの蓋の部分にまであしらわれた大型リアライトのユニットなど、最新の〈メルセデス・ベンツ〉として、実に威風堂々たる佇まい。正直、めちゃかっこいい。
しかし、注目は内装なのだ。
同社EVの最上級、EQSで導入された助手席エンタテイメントを含む大型スクリーンが、全く新しいアルゴリズムを得て、“スーパースクリーン”としてEクラスにオプション設定される。EQSでは厳しい条件のもと(運転手が前を向いていること、Bluetoothのヘッドフォンが接続されていることなど)、少しでも運転手が前方から視線を外すと頻繁に助手席エンタテインメントが切断される、という面倒くささがあった。しかし新型Eクラスでは、走行がはじまると、運転席から助手席前の画面だけ完全にブラックアウトされ、物理的に見えなくさせる、といった手法を採った。より安全にエンタテイメントが楽しめるようになっている。
もちろんEクラスらしいゴージャスさには磨きがかかって、シートもとてもきれい。日本導入は来年を予定。来週は追ってインプレッションもお届け! お楽しみに。
●メルセデスコール
TEL:0120-190-610
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