〈パネライ〉
世界限定270本、ブティック限定で12月に発売。ケース径44mm、自動巻き、フィブラテックケース、パネライ スポーテックストラップ、300m防水。209万円(パネライ/オフィチーネ パネライ)
〈パネライ〉の新作は、ルミノール マリーナ フィブラテック。その特徴は、その名にあるように、ケースに新素材“フィブラテック”を採用しているところ。
フィブラテックは、バサルトファイバー(鉱石である玄武岩の繊維)を〈パネライ〉が独自に改良・開発をしたハイテク複合素材。超軽量で、弾力性や耐腐食性に優れた素材なのだそう。
その新素材を加工すると、マットグレーの色味に仕上がるという。う〜ん、なんとも落ち着いた色合いがお洒落。そこには筋目の入った模様が施されているんだけど、これはひとつとして同じものはないのだそう。つまりは、唯一無二の1本になるというわけだ。
文字盤はサンレイ仕上げが施された、スタイリッシュなアンスラサイトカラー。9時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示を備えている。アラビア数字とバーインデックス、時分針には進化した夜光塗料スーパールミノヴァX1を塗布している。
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〈チューダー〉
ケース径39mm、自動巻き、SSケース、ファブリックストラップ、200m防水。33万2000円(チューダー/日本ロレックス / チューダー)
〈チューダー〉のブラックベイ フィフティ-エイトは、2018年に発表されたケース径39mmのモデル。発売以来、注目を集め続ける人気のタイムピースだ。で、その最新作というのが、こちらのネイビーブルーモデル。特徴は、もちろんカラーリングだ。
ベゼルと文字盤に配色されているネイビーブルーは、1970年代にフランス海軍に採用されていた〈チューダー〉のダイバーズウォッチなどから着想を得たもの。そのため、今どきの青文字盤にはない、褪せた風合いのあるネイビーブルーに仕上がっている。う〜ん、なんともレトロな雰囲気で、お洒落。ケースはステンレススチール製で、正面をサテン仕上げ、側面をポリッシュ仕上げで磨き分けている。
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〈オリス〉
世界限定2000本。7月中旬より発売を開始している。ケース径43.5mm、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、300m防水。28万5000円(オリス/オリスジャパン)
〈オリス〉の新作は、カリスフォート リーフ リミテッド エディション。「カリスフォートって、なに?」これは、アメリカのフロリダキーズ海洋保護区域に生息するサンゴ礁の名前。
というのも、こちらは前述のとおり、サンゴ礁保護基金を支援しているモデル。カリスフォートは世界で3番めに大きなフロリダサンゴ群の一部だ。しかし、過去40〜50年間で、当エリアのサンゴは98%も死滅。それを復活させたいと願う基金では、サンゴの保護を開始。2020年末には最低でも3万個のサンゴをカリスフォートに戻すことができるそうだ。
そんなサンゴ礁保護基金を支援する限定モデルは、ケース素材にステンレススチールを採用。ポリッシュ仕上げで、ピカピカに磨き上げている。ベゼルはセラミック製で、24時間スケールを配置。3カ国の現在時刻がわかるGMTウォッチ仕様となっている。
ダイヤルはブルーのグラデーション。まるで、カリスフォートの透き通る海面のような美しさ。そこにサンレイ仕上げが施されていて、光の角度によって、キラキラと輝いてみえる。う〜ん、なんとも上品で、高級感たっぷり。3時位置には日付表示を完備しているので、日常使いにも実に便利。
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〈エドックス〉
320本限定。ケース径43mm、自動巻き、ブロンズケース、レザーストラップ、320m防水。26万円(エドックス/GMインターナショナル)
モデル名にも入っている1967年。ノルウェー沖の北海で、石油プラットフォームの建設が開始される。そこで活躍したのが、当時の潜水士たち。水深300mを超える過酷な作業現場で、命を賭けながら見事に歴史的なミッションを成し遂げたという。その功績と快挙を讃えたのが、こちらのモデルというわけ。
ケースは、ヴィンテージ感たっぷりなブロンズ製。ブラッシュ仕上げが施されているのだが、そこにひと工夫。ところどころにダークな色みを絶妙な具合で差しこんでいるのがわかる? これにより、実に深みのある風合いに。もちろんブロンズ素材なので、経年変化により、唯一無二の1本に仕上がるという楽しみも用意されている。
回転式のベゼルは傷がつきにくいセラミック製。文字盤の色は、ベゼル同様、ブラックで彩色している。う〜ん、まるで潜水士のたくましさを表現したような精悍さで、なんともお洒落。針にはスーパールミノバを塗布。深海などの暗闇でも視認性が確保できるよう考えられている。ちなみに防水性は320mとプロフェッショナル仕様。6時位置には新コレクションのロゴを配置している。また3時位置には日付表示を装備し、日常使いにも対応している。
詳しくはこちらへ、〈エドックス〉の新ダイバーズは潜水士の勇気を讃えた限定ブロンズ時計!
〈ミドー〉
世界限定1961本。ケース径40.5mm、自動巻き、SSケース&ブレス、200m防水。13万4000円(ミドー/ミドー スウォッチ グループ ジャパン)
〈ミドー〉の新作は、1960年代の人気モデルを復刻したオーシャンスター デコンプレッション タイマー 1961。その再現ぶりは、当時のポスターをみてもらえばいわずもがな。そして、特徴はというと、もちろん文字盤に配されたダイブテーブルだ。
ダイブテーブルとは、潜水する際に安全な潜水深度や滞在時間を確認できる表のこと。というのも、ダイビングでは時間をかけてゆっくり浮上したり、潜水時間に気をつけておかないと減圧症を引き起こしてしまうことがあるから。
こちらのモデルでは、4色で水深ごとの減圧時間が書かれていて、たとえば、イエローなら水深25m〜29mを意味しているという具合。分針を12時位置にセットすることで、読み取ることができる仕掛けになっている。現在では、ダイブコンピュータを使用して潜水するのが当たり前になっているが、それ以前はこういったテーブルで確認し、安全なダイビングを楽しんでいたそうだ。
ケースはステンレススチール製で、表面をポリッシュ仕上げてピカピカに研磨。ブラックの回転ベゼルはカウントダウンタイマー付きのアルミニウム製。さらに風防はボックス型のサファイアクリスタルと、4色のダイブテーブルだけでなく、至るところにクラシックなデザインを採用。レトロ感が際立つ1本だけに、ヴィンテージ好きにはたまらないのでは?
もちろん見た目だけでなく、機能性だって十分。80時間のパワーリザーブを備えたキャリバー80を搭載している。
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限定500本。ケース径43mm、自動巻き、ブロンズケース、ラバーストラップ、30m防水。26万5000円(モーリス・ラクロア/DKSH ジャパン)
〈モーリス・ラクロア〉のダイバーズモデルといえば、アイコン ベンチュラ。回転ベゼルに防水機能が300mと、本格的なタイムピースとして時計ファンから支持されている。その新作が、こちらの500本限定アイコン ベンチュラー ブロンズ リミテッド。特徴は、ミリタリーをイメージしたタフな見た目だ。
ケース素材には、シリーズ初となるブロンズを採用。表面をサテン仕上げ、側面をポリッシュ仕上げで丁寧に磨き分けている。こうすることで、ケースに立体感が生まれるというわけ。ブロンズは特殊な合金で作られているため、酸化することなく、渋〜い褐色がいつまでも楽しめるようになっている。
回転ベゼルは、ブラウンのセラミック製。6本のブロンズ製アームが備えられていて、回転させる際のグリップ機能も果たしている。文字盤は深みのあるグリーンで彩色し、サンレイ仕上げを施したもの。さらに針とインデックスにスーパールミノバを塗布し、暗闇での視認性を確保。3時位置には日付表示を配しているので、日常使いにも実に便利だ。
詳しくはこちらへ、〈モーリス・ラクロア〉の新作は定番アメカジに効く味わいグリーン時計!
●オフィチーネ パネライ
TEL:0120-18-7110
●日本ロレックス / チューダー
TEL:03-3216-5671
●オリスジャパン
TEL:03-6260-6876
URL:www.oris.ch
●ミド―/スウォッチ グループ ジャパン
TEL:03-6254-7190
●モーリス・ラクロス(DKSH ジャパン)
TEL:03-5441-4515