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2022.05.24 PR

〈オーデマ ピゲ〉が誇るアイコン“ロイヤル オーク”の魅力とは!?
50周年を迎えた名作時計が大人を魅了し続ける理由!Part1

“ロイヤル オーク”が誕生し、50周年を迎えた。ラグジュアリースポーツの始祖と称えられ、基本スタイルは当時から変わることはない。多くのフォロワーが現れても憧憬は薄れるどころか、むしろ高まり、入手困難の状況が続く。ここでは誕生エピソードや革新性、細部に注がれるクラフツマンシップを振り返り、名作であり続ける理由を探る!

理由
STORY

伝説的デザイナーが手掛けた
時代を先行する時計!

ラグジュアリースポーツという新たなジャンルを開拓したこの名作時計の誕生を語るうえで、このデザイナーの存在は欠かせない。ジェラルド・ジェンタ。それは70年代という時代を背景に、時計の世界にもカウンターカルチャーの新風を吹き込んだ立役者だ。伝説的デザイナーが手掛けた革新的でタイムレスな時計、その物語に男心がくすぐられる。
[ジェラルド・ジェンタ]
Gerald Genta
時計史にその名を刻むウォッチデザインの巨匠

スイス人時計デザイナー(1931-2011)。ジュエリーでキャリアを積み、’60年代に〈オメガ〉の“コンステレーション”を手掛け、ウォッチデザインで頭角を現した。そしてロイヤル オークの成功で地位を確立し、以降〈パテック フィリップ〉のノーチラスなど傑作を数多く生み出した。

ジェンタがはじめて時計1本をデザイン

左が、ジェンタが依頼を受け、完成させたデザインスケッチ。当時の技術ではステンレススティール(SS)素材で実現するのは難しく、プロトタイプはホワイトゴールド(WG)で進められ、製作技術から新たに開発し当初のデザインと変わらぬスタイルを完成させた。そして、革新的なケース構造は特許を取得。薄さを損なわぬようケースは2ピースになり、クローズドバックの裏から貫通したビスでベゼルと連結する。ケースの正面構造や内蔵するパッキンなど防水性については発売以前に特許が申請され、承認まで約2年を要した。

時代は新たな時計の登場を待ち望んでいた。それは伝統的な高級時計も例外ではなかった。そこで〈オーデマ ピゲ〉は、革新的なステンレススティールウォッチの開発という英断を下した。抜擢したのがジェラルド・ジェンタだ。

依頼を受けたジェンタは、その夜を徹しデザインを仕上げた。完成したデザインは、異形ともいえる大径ケースに一体型ブレスレットを備え、八角形を描くベゼルには力強いビスが打ち込まれていた。それは、幼少期に見て深く記憶に刻まれたダイバーの潜水へルメットから着想を得たもので、後に“時計界のピカソ”と讃えられるようになる独創的なクリエイティビティはここに開花したのだ。

命運を賭けた一作につけられた名が、英国海軍の戦艦に由来するロイヤル・オークだ。17世紀にチャールズ2世が1本のオークの樹に身を隠して反乱の難を逃れ、王位を奪回。以来オークは英国で加護と安全と力の象徴になった。その栄誉ある名こそ新世代へと出帆する高級時計にふさわしかったのだ。

誕生した1970年代はこんな時代だった!
稀代の名作が誕生した’70年代。それは60年代から連綿と続く大きな変革期の延長にあった。自由を求める学生たちの革命運動から“ウッドストック”映画『イージーライダー』を経て、人類ははじめて月面に着陸。続く’70年代、日本では大阪万博が開催され、旧来の文化や価値観に飽き足らない若者たちと保守的な世代の分断が進むにつれ、やがてカウンターカルチャーが世界を席捲する。社会における世代交代も進み、新たなライフスタイルから多くのプロダクツが誕生した。ロイヤル オークもそうした時代の寵児だったのだ。そしてベトナム戦争の終結から超大国は衰退し、世界の構図は激変していく。
人類の進歩と調和をテーマにした大阪万博。だがモニュメントの“太陽の塔”は豊かさへの疑問を呈したとも。優雅な自然回帰から“レンジローバー”が登場。スポーツラグジュアリーという概念はここからはじまった

 
Information
日本特別コンテンツ

公式サイト


●オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03-6830-0789

雑誌『Safari』7月号 P94-95掲載

※記事内で紹介している商品はすべて税込みの価格です。

文=柴田 充
text:Mitsuru Shibata
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