Safari Online

SEARCH

URBAN SAFARI アーバン サファリ

2022.03.27

〈ビー・エム・ダブリュー〉×〈イセタンメンズ〉×『Urban Safari』
未来に向けた課題を 楽しいものに変えるには?

駆けぬける歓び"を提供する〈ビー・エム・ダブリュー〉と、最新のファッションとお洒落なライフスタイルを提供する〈イセタンメンズ〉。それぞれの業界にも精通した2人が考える、日常にワクワク感をもたらす取り組みとはなにか。今回は『Urban Safari』編集長を交え、未来を楽しくするヒントを探ってみました。

サスティナブルだけでは 消費者は満足できない!?

Urban Safari 藤原 晃(以下 藤原): 今号の『Urban Safari』では"未来志向"が テーマです。いまや多くの企業が、環境保護やSDGsなどを意識して様々な取り組 みをしていますが、その一方で、ユーザーや消費者側がそれらを"課題"として捉えてしまうと、どうしても商品やサービスに対してワクワク感が生まれにくいのも 事実だと思うんです。そこでまずお2人にお聞きします。今、サスティナブル意識の商品が増える中で、お客様に支持されているのはどんなものでしょう?

三越伊勢丹 吉岡 裕さん(以下 吉岡): 確かに様々なブランドがサスティナブ ルを謳うアイテムを出しています。です が、単にサスティナブルというだけでは お客様には響きにくいようです。やはり ファッションにおいては、まず"かっこい い"と思える商品が軸となります。

藤原:クルマ業界では、電気自動車(EV)をはじめ、ハイブリッド、プラグインハイブリッドなど、各社環境に配慮したラインナップを増やしています。〈ビー・エム・ ダブリュー〉からもiXやi4などの電気自動車が続々登場していますが、実際お客様の反応はいかがですか?

BMW 遠藤克之輔さん(以下 遠藤): 〈ビー・エム・ダブリュー〉の前提として、"駆けぬける歓び"というスローガンがあります。その中で電気自動車という新しいカテゴリーや新しい乗り方が選択肢に入ったときに、今までのガソリン車では得られなかった爽快なフィーリングに加え、環境にもよいとお客様がご理解いただいたうえでご購入いただくケースは増えています。ですが、電気自動車も、やはりスタイリングやクルマそのものの魅力がお客様にとってはとても大事ですね。

藤原:なるほど。いくらサスティナブルな商品でも、本来消費者に求められていることがわかりやすい形で表現できていないと、受け入れてもらえません。

遠藤:クルマを運転する魅力自体は変わりませんし、そこにブランドの価値を感じるお客様は昔も今も多いです。たとえば、運転する楽しさという点でこんなエピソードがありました。普段は旦那様が〈ビー・エム・ダブリュー〉を運転していたのですが、たまたま旦那様に代わって奥様が運転することになり、はじめて運転が楽しいと実感されたようです。ほかのクルマでは感じたことのない体験だったようで、それ以来クルマを運転されるのは奥様になったみたいですよ。

藤原:それは面白いエピソードです。奥様もやりますね! 

 
吉岡:ファッションを楽しむという感性は時代を経ても変わらない部分だと思います。ただし、最近では健康や快適志向も高ま り、ライフスタイルの質をよくしたいという方が増えています。10年前は好きなファッションは無理してでも着て、かっこよく見せる方が多かったと思いますが、今は着ていて気持ちよく快適であることも大事になってきました。そのことを前提に、かっこいいものを選ぶお客様が増えているなと感じています。

循環型社会に向けて各企業の取り組みとは?

藤原:ユーザーが直接関わる、サスティナブルな活動や事例はありますか?

吉岡:〈三越伊勢丹〉では"think good"と いう合言葉のもと、サスティナビリティ活動に取り組んでいます。その"think good"のひとつとして"I'm green"とい う、お客様の使われなくなったお品物をお買い取り・お引き取りし、次に繋げる、 循環型社会の実現を目標としたサービスを提供しています。お買い取りできな かった衣料品の一部は資源としてリサイクルする方法も用意し、責任をもって未来に繋げる場所へと送り出します。販売後のサポートを百貨店自らが運営を担うことで、新たな購買体験の創出・促進も視野に入れています。

藤原:そのサービスは新しいですね。遠藤さんはいかがですか?

遠藤:グローバルの話でいうと〈ビー・エ ム・ダブリュー〉は2030年までに販売車の50%を電気自動車にするというコミットメントを発表しています。地球環境と いう点では、2030年までにプロダクトから派生するCO2の80%を削減します。また、クルマだけではなく、クルマを製造する工場やサプライチェーンで使う電気は グリーンエネルギー由来のものにするなど、バリューチェーン全体でサスティナブルに取り組んでいます。最終的には100%電動化を目指しているので、いずれガソリン車は趣味のクルマとして残るとは思いますが、一般的なクルマは電気自動車に代わっていくと思います。そんな中で、日本ではディーラーでお出ししているおしぼりは3年で土に還るものを採用したり、様々なNPO法人と組んでのフードロス削減への取り組みやビーチクリーン活動など、環境に配慮した取り組みを以前から行っています。そうすることでクルマ造りはもちろん、少しでも循環 型社会に貢献できればと思っています。 

 

地道な一歩の積み重ねが大きな結果を生むことに。


藤原:楽しみながらサスティナブルが叶うヒントがあれば、お聞きしたいです。

吉岡:ファッションにおいて最もサスティナブルな思考を持っているデザイナーの1人がステラ・マッカートニーです。 自身のブランドでは、再生カシミヤを積極的に取り入れたり、リアルレザーはいっさい使用せず、エコレザーを使用したりするなど、今のようにサスティナビリティが叫ばれる前から徹底して取り組んでいました。そういう積み重ねがとても大事だと思います。ちなみにステラ自身はベジタリアンとして有名ですが、大好きなチーズを我慢できないからヴィーガンではないそうです。通常はヴィーガンだけど、ときどきベジタリアン。父親のポールたちと一緒にミートフリーマンデー(月曜日は動物性のものを食べない) を立ち上げたのも、みんなできることを少しずつ頑張ろうということだと思います。これは本当によい取り組みで共感しています。週に1日だけなら頑張ればできそうですよね? こういった取り組みは無理をすると続かないものですが、7分の1変わるだけで、地球全体で見れば大きな進歩です。一日一善的に地道な一歩からはじめるのがよいと思います。 

楽しめるかどうかが なにより大事なポイント。


遠藤:私たちは運転する楽しさだけではなく、クルマと生活する、仲間と過ごす楽しさをお客様と共有するキャンペーン"JOY MOVES ME"を2022年からスタートさせました。#JOYMOVESMEのハッシュタグをお客様につけていただく、SNS型の投稿キャンペーンです。また、それに合わせて、48時間〈ビー・エム・ダブリュー〉 の電気自動車が自由に乗れる"JOY MOVES ME TEST DRIVE"キャンペーン もはじめました。これには非常に多くのお申し込みをいただいています。

吉岡:素晴らしいキャンペーンですね。ちなみにお客様の反応はいかがですか?

遠藤:お客様自身が〈ビー・エム・ダブ リュー〉の魅力をSNSで伝えられるととても好評です。最新モデルのほか、旧車を投稿される方も多いです。クルマを受け 継ぐ喜びが感じられたのは新鮮でした。 クルマを所有するということは、運転する以上に深い意味があると思いました。

藤原:さらにこれから電気自動車を大切 に乗る人が増えると、楽しみながらサス ティナブルが叶うことにも繋がります ね。吉岡さん、ファッションも様々な視点 で楽しみを提供できます。

吉岡:はい。まさしく2022年秋冬コレクションを見るに、各ブランドらしさが しっかり出ています。サスティナブルな面においてもブランドの表現は様々で、 これも思考の多様化からだと思います。昔は、ファッションはトレンドに合わせるという風潮がありましたが、今は好きなものを選んで着ていい時代です。次の秋冬コレクションはそのあたりが顕著なので、楽しみにしてください。

藤原:お2人のお話を聞いて、サスティナブルな取り組みの中で楽しいと思える気持ちをいかに大事にしているかがよくわかりました。また楽しい取り組みを教えてください。ありがとうございました。 

遠藤克之輔さん BMW ブランド・ マネジメント・ディビジョン
マーケティングコンサルタントとして数々の業務に携わる。ギャップ・ジャパン、フェラーリ・ジャパンを経て現在はBMWジャパンに。

吉岡 裕さん 伊勢丹新宿店 メンズ館 バイヤー
伊勢丹新宿店 メンズ館を象徴する、ラグジュアリーメゾンによるマガジン『エポック(EPOCH)』なども手掛ける。

藤原 晃 Urban Safari 編集長
『Safari Online』編集長兼 『Urban Safari』編集長。雑誌『Safari』でもクルマと時計の監修を務める。趣味はドライブと靴磨き。

 

 
写真=田中駿伍 文・構成=堀川博之
photo : Shungo Tanak(a MAETTICO) text&composition : Hiroyuki Horikawa
創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!
SPONSORED
2025.12.01

創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!
大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!

1950年にはじまった〈ゴールドウイン〉のヒストリー。その新作スキーウエアコレクションの名前は、創業地にちなんだ“オヤベ”だ。歴史の深みを感じさせ、エイジレスなスタンダードデザインでありながら、機能は最新鋭。素材はもちろん、ひとつひとつの…

TAGS:   Fashion
初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!
SPONSORED
2025.11.25

初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!
カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!

一流は一流を引き寄せるとは、よくいわれること。ロックアーティストHYDEがまとったのは“キング・オブ・ダイヤモンド”として名高い、世界最高峰のジュエリー&ウォッチブランド〈ハリー・ウィンストン〉。常に最高を求め続ける両者が出会うと、どんな…

TAGS:   Fashion Watches
〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!さりげに違い出しできる大人の冬アウター
SPONSORED
2025.11.25

〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!
さりげに違い出しできる大人の冬アウター

冬カジュアルの主役であるアウターは、さりげなく違いが出せる1着を選びたい。そこで注目すべきなのが、大人のための上質な冬アウターに定評のある〈タトラス〉。定番ベースのシンプルなデザインを基本としつつ、街ゆく人をハッとさせるさりげない“違い”…

TAGS:   Fashion
〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!大人の革小物はさりげなロゴ使いで!
SPONSORED
2025.11.25

〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!
大人の革小物はさりげなロゴ使いで!

普段、バッグや靴ほど目立たないが、意外とセンスを問われるのが財布などの革小物。大人ならシンプルながらも品があって、さりげない上質感のあるものが狙いめだ。となれば〈サンローラン〉の革小物を。小ぶりなアイコンロゴがピリッと効いた財布やカードケ…

TAGS:   Fashion
大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!冬カジュアルに効く品格バッグ!
SPONSORED
2025.11.25

大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!
冬カジュアルに効く品格バッグ!

大人の冬カジュアルに欠かせない名脇役がバッグ。どんな着こなしにも似合う上質なバッグがあれば、気分よく外出できるというもの。そこでおすすめしたいのが、〈フルラ〉の新作として登場した“アーバン バックパック”。コートなら背負って、短丈ブルゾン…

TAGS:   Fashion
俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!
SPONSORED
2025.11.25

俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!
“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!

航空計器から着想を得た革新的なデザインが人気の〈ベル&ロス〉から、2本の限定モデルが登場した。情熱的な輝きを放つダイヤルの赤と闇夜にクールに浮かび上がる蓄光の緑。異なる魅力を宿す2本のパワーウォッチがファッションシーンでも注目を集める俳優…

TAGS:   Fashion Watches
機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?
SPONSORED
2025.11.25

機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!
こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?

男のカジュアルウエアは、ワークやミリタリーをモチーフにしたタフで骨太なアイテムが定番。それは服だけでなく、足元も同じだ。とはいえ往年のワークブーツなどでは、履き心地やスペック的に現代の暮らしにフィットしない!? ならば、〈アシックス〉のワ…

TAGS:   Fashion
“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!“上質”を贈りたい 大人のギフト!
SPONSORED
2025.11.25

“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!
“上質”を贈りたい 大人のギフト!

クリスマスに忘年会、そしてニューイヤー……年末年始は、特別なギフトシーズン。頑張った自分へのご褒美に、大切な人に感謝を込めて、“とっておきの上質”を贈りたい。自分の身と心を一新させるようなワザありの逸品から、相手の顔が思わずほころぶ名品ま…

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。
SPONSORED
2025.11.18

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。
ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。

上質なレザーのしなやかな感触と使い勝手の良さで支持を集めている〈アニアリ〉のバッグ。ミニマルで洗練されたデザインは、装いを自然に洗練されたものへと導いてくれる。また、確かな日本の職人技に裏打ちされた使いやすさと安心感が、使うほどに深まる風…

TAGS:   Urban Safari Fashion
建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。
SPONSORED
2025.11.14

建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。
豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。

〈バルミューダ ザ・ストア 青山〉を訪れた建築家・クマタイチさん。暮らしに寄り添う建築を数多く手掛けてきたからこそ、関心を寄せたのは新しい加湿器“レイン”だ。ただ湿度を調整するだけでなく、暮らしを豊かに導くための機能や造形美を兼ね備えた“…

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!名作時計はファッション使いするのが決め手!
SPONSORED
2025.11.11

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!
名作時計はファッション使いするのが決め手!

2025年で創業165周年を迎え、そのうえ、22年ぶりにモータースポーツの最高峰である“F1”公式タイムキーパーにも返り咲いた〈タグ・ホイヤー〉。モータースポーツと密接な関わりをもち、勝利を象徴するウォッチとして君臨してきたそれは、時を経…

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ