癒しの磁力に引き寄せられて!? セドナの美しい風景に浸る〈アンビエント ア ランドスケープ ホテル〉
世界3大パワースポットとされるアリゾナ州セドナ。“ボルテックス”という地球のエネルギーを発する場が集まっているとされ、特に4大ボルテックスは聖地のような存在だ。パワーを感じるかどうかは人それぞれだが、3億3000万年かけて形成された赤銅色の岩山、レッドロックはやはり迫力満点。ニックネームがつけられたレッドロックのうち、このホテルからは “チムニー”や “スヌーピー・ロック”を拝むことができる。
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- 眺めのよいホテル! vol.14
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今年、ココリーノ国有林との境に開業した〈アンビエント ア ランドスケープホテル〉は、その名前からして眺望に自信あり。敷地内には古代の水路を復元した小川が走り、乾いた大地にありながら、緑や水の風景もある。
40棟の“アトリウム”という客室は、ブロンズ色の全面ガラス窓を配したキューブ型。各棟には螺旋階段で上がれるルーフトップがついている。ここでビールやワインを手に、レッドロックや星空を眺められる寸法だ。ちなみにセドナは星空における世界遺産のような存在の“ダークスカイ・コミュニティ”に認定されている。
床から天井までガラス窓が占める室内は、周囲とシームレスに繋がっている。ベッドサイドのボタンを押すと、ゆっくり開く遮光カーテンの向こうに広がる小川や森、レッドロック。それは、まるでアイマックスシアターのように劇的だ。
客室アメニティは、オーナーのこだわりがたっぷり。〈エコビー〉のスマートサーモスタットのシステムに、〈マトーク〉のバスローブとスリッパ、〈バイレード〉のバスアメニティなど、五感からラグジュアリーが感じられるはず。セドナにはヒーラーやアーティストなど、多くの人を引き寄せる“癒し”の磁力がある。そのメソッドが、この景観に潜む。実はカリフォルニア出身のこのホテルのオーナー一家も、セドナに魅了されたクチである。
リゾートの中心に、静けさに包まれたプールとオールデイダイニングをレイアウト。シグネチャーダイニング〈フォーティー1〉では、地元食材を使ったアメリカ料理を供する。地元の2軒のブリュワリーによる、クラフトビールや季節のビールも好評。部屋に用意されたミニ・ケグに注ぎ、自室でゆったり味わうこともできる。
ルーフトップと同じ広さの室内は、アースカラーやナチュラルな建材を採用。床から天井まで窓が広がり、周囲に溶け込むようなデザイン。
各“アトリウム”は地面から持ち上げた構造。これは地面をうろつく動物たちへの配慮と、環境への影響を最小限に抑えるため。
各棟のルーフトップの広さは53.51㎡。夏でも夜は冷えるセドナゆえ、暖炉が実にありがたい。デイベッドで毛布にくるまれながら、快適に景色や星空を堪能!
フェニックスの北約185㎞、フラッグスタッフの南約46㎞。セドナ空港が約3.2㎞のところにあるが、一般的なルートはフェニックス・スカイハーバー国際空港から約2時間のドライブ。
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●アンビエント ア ランドスケープ ホテル[Ambiente A Landscape Hotel]
住所:900 W State Rte 89A, Sedona, Arizona 86336, USA
TEL:+1-800-405-1969
料金:クリークサイド・リフレクションズ・アトリウムUS$999~、ランドスケープ・リフレクションズ・アトリウムUS$1599~など
URL:https://www.lhw.com/ambientelandscapehotel
雑誌『Safari』7月号 P194~195掲載
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text : Chieko Koseki