春の京都旅、いつもと違う角度で満喫できる“特別な写真祭”とは?
各地を巡る旅好きにも、第2の故郷と呼べるお気に入りスポットがあるだろう。京都はまさにそうした魅力を持つ街。特に、歴史ある建物は眺めるだけでも十分楽しくて、何回も訪れても見飽きない。それを、この春は違った角度から満喫してみるのはどう?
となれば、期間限定で開催される“KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭”を旅行プランに入れておきたいところ。こちらは京都を舞台に、日本の文化的建造物と、国内外にある写真コレクションの融合をテーマとした展覧会。その中で注目なのが「Welcome to Birdhead World Again, Kyoto 2024」。
こちらを主催するのは“シャネル・ネクサス・ホール”。そもそも“シャネル・ネクサス・ホール”とは〈シャネル〉がシャネル銀座ビルディング4階に構える施設。芸術を愛し、支援した創業者ガブリエルシャネルの精神を受け継ぎ、数々の展覧会を企画。“KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭”にも、2013年のスタート時から出展している。そうした交流の深さと、シャネル・ネクサス・ホールが20周年を迎えた記念として新たな取り組みを開始。展示にはこれまで紹介される機会があまり多くなかったアジアのアートをキュレーションする特別企画を実施する。
©BIRDHEAD Studio
©BIRDHEAD Studio
本展では、ソン・タオ(宋涛)とジ・ウェイユィ(季炜煜)2人によるアートユニット“バードヘッド”にフォーカス。その作品がラインナップする会場は帯問屋の誉田屋源兵衛。280年の歴史を持つ老舗の歴史や建築的特徴を生かし、2部構成で展覧会を実施。明治期から大正期にかけて作られた竹院の間では、彼らのシグネチャーである「Matrix」の新作を展示。京都と東京で撮影した124点からなるビジュアルは圧巻。一方、モダンな空間である黒蔵には、コラージュ画像やインスタレーションが鎮座する。
「Welcome to Birdhead World Again, Kyoto 2024」は2024年4月13日(土)〜5月12日(日)の期間限定で開催。歴史とアートが交差する展覧会を、是非お見逃しなく!
開催期間:2024年4月13日(土)〜5月12日(日)
会場:誉田屋源兵衛竹 院の間・黒蔵
住所:京都府京都市中京区室町通三条下ル西側
開館時間:10:00〜18:00(最終入場17:30)
休館日:4月18日(木)、4月25日(木)、5月2日(木)、5月9日(木)
入場料:無料