選ぶなら〈キリンビール〉の“スプリングバレー”
クラフトビールでハッピーな毎日!
本物志向の『サファリ』読者なら、造り手のこだわりがつまったクラフトビールがきっと好きなはず。でも、スタイルがたくさんありすぎて、なんだか小難しい!? ならば、赤と白という2択はどう? 赤は“キリン スプリングバレー 豊潤<496>”、白は“キリン スプリングバレー シルクエール<白>”。この2本さえ押さえておけば、クラフトビールのある生活がぐっと身近に、そして楽しくなるはず。
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右:シャツ2万8600円(ギ ローバー/バインド ピーアール)、Tシャツ7150円(サタデーズ ニューヨークシティ)、ネックレス1万6500円(ノース ワークス/ヘムト PR) 左:肩にかけたボーダーロングスリーブTシャツ1万6500円(ルミノア/ゲストリスト)、ブレスレット2万9480円(トムウッド/Safari Lounge)、その他はスタイリスト私物
その名のとおり、豊潤なのに後味すっきりの赤が、 “キリン スプリングバレー 豊潤<496>”。麦芽は1.5倍(“キリンラガービール”比)、ホップは5種類も使用。口に広がる麦の旨味と上品な香りが心地いい。それでいて、こだわりのワザで、後味は爽やかなキレ。そんなコクと香りを楽しむなら、香りをダイレクトに感じられるストレートなグラスで!
きめ細かなふわとろの泡と、シルキーな口当たり。小麦麦芽によるしっかりとした飲みごたえがありながらも白ビールならではの軽やかさを追求したのが、“キリン スプリングバレー シルクエール<白>”。香りは華やかで、まるで白ワインのような飲みやすさ。ステム付きの丸みのあるグラスでスワリングすれば、カジュアルワイン感覚で気軽に楽しめる。
“キリン スプリングバレー 豊潤<496>”の豊かなコクの秘密は、素材を惜しむことなく、たっぷり贅沢に使用しているから。たとえば麦芽は、一部にあえてローストした麦芽をブレンドすることで、豊潤な旨味と、見た目にもそそるブラウンレッドの色合いを実現。さらには、日本産ホップ"IBUKI(イブキ)"も一部使用し、上品で穏やかな香りをプラス。それでいてすっきりきれいな後味なのは、"インフュージョン法"いう糖化方法を採用しているおかげ。
満足感のある味わいながら後味がよく、食事とともに楽しむのにぴったり。ちなみに"496"は神秘の数字と呼ばれる完全数。キリン スプリングバレー 豊潤<496> 350㎖ 実勢価格273円(スプリングバレー/キリンビール)
豊潤な旨味がある"赤"には、肉料理や揚げ物といったこっくりした味の料理が好相性。手軽に楽しむなら、フライドポテト。ナッツ類は特にスモーキーなものがマッチ。肉料理はどれも合うけど、豊潤な旨味に合わせて、味のしっかりしたものが相性抜群
男同士で楽しむなら、 肉や揚げ物と相性のいい"赤"のビール! 「今朝の波はどうだった?」な~んていつもの話に花を咲かせながら、ローストチキンやナチョスといったアメリカンな料理と豊潤な麦の旨味がたまらないブラウンレッドの一杯を。そう、なんにも難しく考えることはない。気兼ねなく楽しむ仲間とのリラックスシーンには、コク旨すっきりの"赤"が合う!
右:スウェットシャツ2万6400円(チャンピオン/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、デニムパンツ1万4300円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)、ネックレス1万6500円(ノース ワークス/ヘムト PR) 左:ロングスリーブTシャツ8690円(チャンピオン/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、サングラス3万8060円(オークリー/ルックスオティカジャパン)、肩にかけたデニムシャツ9350円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)、腕に巻いたビーズネックレス1万6500円(ノース ワークス/ヘムト PR)
白ビールは飲みやすいんだけど、少し物足りなく感じることも。その点、こちらの“キリン スプリングバレー シルクエール<白>”は白ビールの中でも、小麦麦芽の香味や味わいを押し出した“ウィートエール”というちょっと珍しいビアスタイルを採用。またニュージーランド産の希少ホップを一部使用し、白ワインのような華やかで心地よい香りもまとう。つまりは、飲みやすいんだけど、ビール好きをも満足させるような飲みごたえもあるってこと!
淡い煌めきに、無濾過由来のにごりのある大人仕様の雰囲気。造り手の感性と創造性を楽しめるシルキーな味わい。キリン スプリングバレー シルクエール<白> 350㎖ 実勢価格273円(スプリングバレー/キリンビール)
上品な柔らかさのある“白”には、塩&レモン系のあっさりした味つけのものを。野菜やフルーツの甘さとも相性がいい。生ハムとマンゴーは旨味・甘味のバランスと、意外性のある組み合わせが絶妙。カシューナッツやピクルスは、手軽で最高のペアリング
愛する彼女と週末のブランチ。そんなシーンに似合うのは、上品で軽やかな"白"のビール。白ワインのように華やかで、軽い飲み口の“白”は、食にこだわる彼女にもぴったり。合わせる料理は、あっさりした味つけのシーフードやサラダ。スモークサーモン&アボカド、ホタテ&グレープフルーツなんて、彼女好みのカナッペをさっと作って、おもてなしを。
女:ニット9万3500円(ムーレー/コロネット)、ショーツ2万3100円(オートリー/トヨダトレーディング プレスルーム)、膝にかけたキャップ4400円(フォーティーセブン/フォーティーセブン トウキョウ) 男:シャツ4万7300円(バグッタ/トレメッツォ)、デニムパンツ1万4300円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)、その他はスタイリスト私物
日本のビールのパイオニア、その志を継ぐ“赤”と“白”!
右:デニムシャツ9350円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)、Tシャツ4290円(グッドオン)、ゴールドブレスレット2万9480円(トムウッド/Safari Lounge)
時は1864年、開港まもない横浜にノルウェー生まれのアメリカ人ビール醸造家、ウィリアム・コープランドが降り立った。彼は故郷から遠く離れた横浜の地に“スプリングバレー・ブルワリー”を設立。ほどなく、彼の造るビールは横浜居留地に住む多くの外国人たちの間で話題となり、やがては日本人にも飲まれるように。同ブリュワリーは日本ではじめて産業として継続的にビールを製造した醸造所とされている。
コープランドの時代からおよそ130年後、「改めてビールの感動をより多くの人に伝えたい」との想いからスタートしたクラフトビールブランドが、伝説の醸造所の名を冠した“スプリングバレー”。独自製法の開発に際し、醸造家チームは試験醸造を実に250回も繰り返したという。2015年に代官山と横浜に醸造所を開業すると、その後もトライ&フィードバックを幾度となく繰り返し、2021年、「家でも気軽に楽しめる」赤と白の缶入りクラフトビールを完成させた。それが“キリン スプリングバレー 豊潤<496>”であり、“キリン スプリングバレー シルクエール<白>”なのだ。
約150年前、当時のスプリングバレー・ブルワリーの写真。スプリングは“湧き水”、バレーは“谷”を意味し、横浜郊外の湧き水の出ずる谷にブルワリーを設立したのが名前の由来と推察される。この土地は〈ジャパン・ブルワリー〉、後の〈キリンビール〉へと引き継がれる。
“赤”には、麦芽を1.5倍(“キリンラガービール”比)使い、日本産ホップ“IBUKI”も一部使用。“白”には、ニュージーランド産の希少ホップ“ネルソンソーヴィンホップ”を一部使用している。素材へのこだわりはとことん。
“赤”のすっきりした後味は、全体の温度を徐々に上げる“インフュージョン法”という糖化方法によって実現。と同時に、ホップを7日間漬け込む“ディップホップ製法”により、ホップの香りもじっくりと引き出している。丁寧なビール造りが美味しさを生む。
●キリンビール スプリングバレー
URL:https://www.springvalleybrewery.jp/
雑誌『Safari』10月号 P108-115掲載
※実勢価格はすべて編集部調べの税込み価格です。
photo:Hiroki Nakayama(IL NIDO STUDIO), Tomoo Syoju(BOIL) styling:Kim-Chang food coordination:Mariko Hiromatsu hair&make-up:Kentaro Katsu text:Takehisa Mashimo