豚とリンゴとセージのキャセロール煮込み
好きなものを好きなだけ食べられるため、これまでは、がっつり派に好まれてきたビュッフェスタイルのレストラン。でも最近では、野菜に特化したり、地方のフェアが盛りこまれるなどだいぶ変化してきている。なかでも、オリンピック・パラリンピックの食材調達基準にもなっているGAP認証食材を使った、世界初のビュッフェダイニングとして話題を呼んでいるのが〈グランイート銀座〉だ。
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- カラダが喜ぶヘルシー料理! vol.20 グランイート銀座
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2019年3月、東京・銀座にオープンした〈グランイート銀座〉は、国際的なスポーツ大会の食品調達基準である、GAP認証食材を使用したビュッフェダイニング。
GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)は、農業において食品安全、環境保全、労働安全などの持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みのこと。オリンピック・パラリンピックの選手村の食材調達基準にもなっている。このGAP認証を取得するためには、農家は100を超える厳しい審査基準をクリアしなくてはならないのだ。
農家直営の〈グランイート銀座〉では、この厳しいGAP認証を取得するべく、大切に育てられた食材をふんだんに使った料理がビュッフェスタイルで楽しめる。
まず、食べたいのはやはり鮮度のいい野菜。店頭にも根菜類がディスプレイされているが、生だけでなく、グリルやマリネなど、シンプルな調理法ながらも素材のよさを引き出した野菜料理をたっぷりと味わいたい。
ランチ1950円(土・日曜・祝日は2300円)、ディナー3500円(土・日曜・祝日は3800円)。ともに、ビュッフェ+ソフトドリンク飲み放題
そして、グリルしたポークやビーフなども味わい深い。農産物だけでなく、塩やオリーブオイル、味噌などの調味料も厳選されたものを使用。緑茶などドリンク類も生産者がわかるものが並ぶ。
基本的には野菜とタンパク質の基本的には野菜とタンパク質のバランスがとれたメニュー構成
実際にオリンピックなどの選手村で提供されたメニューなども登場する。ここでしか食べることができない、アスリート飯"豚とリンゴとセージのキャセロール煮込み"は必食だ。
豚とリンゴとセージのキャセロール煮込み
都道府県との食材タイアップ、また、ヴィーガンやハラール、グルテンフリーのメニューに特化したフェアなども不定期で開催されている。2020年に向けてこれからも魅力的なフェアが開催される予定だ。
オープンキッチンスタイルの店内。スタッフたちがアクティブに料理する姿が垣間見られる
ブッフェスタイルだが作り置きせずに、作り立てが少量ずつ並ぶのも嬉しい
酷暑と湿気で食欲減退、夏バテ気味の体に良質な食事を美味しくチャージできる、まさにもってこいの場所。さらに、食の志向が異なったり、食べる量に差がある人たちと集うシーンで、食材とメニューにこだわったビュッフェスタイルのレストランは利点も多い。同僚とランチミーティングするビジネスマンの姿も見受けられた。
ワインや日本酒のラインアップも豊富。様々な種類の料理を少しずつ食べたいという女性陣との夜の会合の場所として、選択肢のひとつに入れておくのもいいだろう。
●グランイート銀座
住所:東京都中央区銀座西二丁目2番地先 銀座インズ2 2F
TEL:03-6228-7283
営業時間:11:00~15:30(最終入店14:30)、18:00~22:00(最終入店20:30)
無休
URL:www.gran-eat.jp
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です