扉を開ければ別世界! 気品に満ちたカクテルバーは大人の隠れ家
マリオット・インターナショナルの最高級ホテルといえば、2020年に日本初上陸した〈東京エディション虎ノ門〉。そのエディションのシグネチャーバーとして2022年4月29日にオープンしたのが、〈ゴールド バー アット エディション(Gold Bar at EDITION)〉だ。
黒いエントランスの扉を開けると、まるで別世界に迷い込んだようなドキドキ感がある。日本古来の焼杉から着想を得た黒塗りの木材、黒大理石の暖炉や金箔のアートが目を引く。カスタムデザインのランプシェードやユニークなアンティーク、キャンドルなどに散りばめられたゴールドのデコレーションが実に見事!
世界中のホテルで人気のカクテルバーを擁するエディションだけあって、〈ゴールド バー アット エディション〉のバーコンセプトは、1860年代から禁酒法時代まで続いたアメリカの“ゴールデンエイジ”。カクテル黄金期に生み出されたクラッシックカクテルを、日本の素材と現代の技法でアレンジした、独創的なカクテルが充実している。
“森スリング”2200円
“ラムとオリーブのサワー”2300円
“芳醇なマティーニ”2300円
“森スリング”は、フレッシュハーブティーとナツメヤシの焼酎を組み合わせた全く新しいロングカクテル。爽快で軽く、草原のような香りと味わいが五感を刺激する。バニラが香るラムとオリーブオイルで創出されたのが“ラムとオリーブのサワー”。なめらかな口当たりと香り高さで、一口飲めば虜になるはず。“芳醇なマティーニ”は古典的なレシピを根本から覆した新時代のマティーニ。リースリングや熟成グラッパを加え、芳醇なアロマをまとわせているのがモダンな所以。
フードにもこだわりがあって、地元の著名な料理人が日本の最高級食材を使い、キュレーションを行う。今なら渋谷にある名店、九州居酒屋〈なるきよ〉店主のなるきよ氏が、〈ゴールド バー アット エディション〉のためだけに考案したメニューが楽しめる!
“季節野菜のスティック、もろみ味噌、ヴィーガンマヨネーズ”2200円
“国産和牛フィレ肉のカツサンド、田楽味噌ソース”9000円
“季節野菜のスティック、もろみ味噌、ヴィーガンマヨネーズ”は、旬の厳選野菜に〈なるきよ〉御用達の鹿児島県産もろ味噌と、豆乳やリンゴ酢をベースにしたヴィーガンマヨネーズを添えた一品。“国産和牛フィレ肉のカツサンド、田楽味噌ソース”は、厳選国産和牛を用いたカツサンドだ。東京産の味噌を使用した自家製田楽味噌ソースの甘味と柚子胡椒のアクセントが出色。
平日はローテンポのクラシック、ジャズ、ソウル、R&Bのミックスが流れ、金曜と土曜の夜にはDJがプレイする。神谷町駅からほぼ直結で濡れずに行けるので、ちょっと寄り道して一杯飲んでから帰るのもいい。
上質な大人の社交場として重宝しそう!
●〈東京エディション虎ノ門〉ゴールド バー アット エディション(Gold Bar at EDITION)
住所:東京都港区虎ノ門 4-1-1 東京エディション虎ノ門1F
営業時間:水~木曜 17:00~24:00(23:30LO)、金・土・祝日 17:00~26:00(25:30LO)
定休日:日~火曜
※営業時間は公式サイトをご確認ください
TEL:03-5422-1630
URL:https://www.goldbaratedition.com/
※サービス料込み
1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。