カジュアルスタイルだって、都会的な街に馴染む大人コーデになる。それには、やはり大人ならではのひと工夫が必要。というわけで、難しく考えずに、このコーデ例を見てみて。やれば必ずかっこよくなるから!
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“黒”の力をかりて都会モードに
土っぽい男らしさのあるサンドベージュのムートンJKは、潮っぽい雰囲気が漂うので、海好き男にはぴったりな冬アウター。今季はボア付きがたくさん出ているので、コレがついていたら最強のあったかさ。この暖かさは手放せないということで、海だけではなく、都会でも使いたい。でも、ムートンJKに青デニに白スニでは、ザ・サーファー。もちろん、悪くないんだけど、街には街に馴染む合わせがあるはず。ということで街用にアレンジしたのがコチラ。ムートンJKを主役にインにロンT、デニム、スニーカーというアイテム自体は変わらない。でも見てみて、海のそれとは全く違う印象のはず。それは、“黒”の力のおかげ。小物とデニム、スニーカーを黒に統一することで、ぐっと落ち着きのあるモダンな雰囲気に。ラフなアイテムだけど、精悍なイメージが全体をシャープに見せてくれているのだ。といっても、全部黒だとムートンだけが浮いてしまうため、インは遊びのあるオフ白ロンTを繋ぎにするのがアクセントにもなってちょうどいい。これなら、ムートンJKのほっこり感をキープしながら都会的に見せることができる。同じアウターでも、着こなしによって、いろんなシーンに使えるので、是非参考にしてみて!
ムートンジャケット38万円(ブルーナボイン/ブルーナボイン代官山店)、ロングスリーブTシャツ1万2000円(ジャクソン マティス/ハンドイントゥリー ショールーム)、デニムパンツ2万3000円(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)、ニット帽6000円(RHC/RHC ロンハーマン)、サングラス3万9000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー2万3000円(パントフォラ・ドーロ/アドナスト ミュージアム)
黒多めでもどこか軽やか!
どの季節だって黒コーデは失敗しづらいし鉄板色だけど、服のボリュームが増す冬は、どうしても重たく見えがち。それってやっぱりアウターが真っ黒だとコーディネート自体が平坦に見えてしまうからこそ起こってしまう問題。そこで、提案したいアウターがこんなハイブリッドブルゾン。アイテム自体に使われている色は黒のみなのだけれど、身頃と袖で使われている素材が違うので、これだけでもパッと見の印象がかなり立体的。こちらは素朴な表情のあるビーチクロスと艶やかなレザーを組み合わせたブルゾンで、その素材感のギャップも楽しめる1着だ。そこへさらに黒と白のオンブレチェックのシャツを噛ませてやると、よりコーデが立体的に見えてきて、ベースは黒でもどこか軽やかさが生まれてくる。パンツも、真っ黒の味ナシのものより、適度に色の抜けたグレーデニムなんかを合わせるのがオススメ。都会的な佇まいをキープしつつ、見た目にヌケ感を生んでくれるからね。冬の黒コーデも“立体感”に気を配ってあげれば、こんなふうにちょっと軽やかな印象に仕上げることが可能ってこと。ちなみに、より軽快さがほしい場合、写真のように白スニにするのが鉄板!
ハイブリッドブルゾン7万9000円(アカンサス)、チェックシャツ2万円(アスペジ/トヨダトレーディング プレスルーム)、パーカ1万6800円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、デニムパンツ2万5000円(ブリリア 1949/トヨダトレーディング プレスルーム)、サングラス4万4000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー1万2000円(ヴァンズ ボルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
都会っぽさをプラス!
寒い季節に重宝するのが“ミリタリールーツ”のアウター。過酷な環境下で命を守るために生まれた服とあって、防寒性も高いものが多い。なかでも、B-3などのフライトジャケットは、骨太なレザーにボア襟付きという、最強のアウターだったりする。そして、アイテム自体にかなりの貫禄があるから、羽織るだけで男らしさを演出できるというのも特徴。でも、その武骨な見た目ゆえに、スタイリッシュな街で着るのは(ましてやデートなんか)難しい⁉ しかし、そう考えるのはちと早計。合わせのインナーやパンツに“褪せ黒”を使うと、街でも浮かない格好が可能なんだから。黒というと都会的な色の代名詞だけど、フライトジャケットに真っ黒合わせだとちょっとコワモテに。そこで、今回はインナーに着たロンTからパンツまで褪せ黒をチョイス。これなら、都会的でありつつも、同時にヌケ感も印象づけられる。しかも、写真のようにセンタークリース入りのパンツなら、品出しも可能。あとは、ワイルド感をさりげに緩和させるように、サングラスも映画『トップ・ガン』を地で行くティアドロップは避け、ここはあえてレトロなラウンド眼鏡なんかで知的な雰囲気を意識してみると都会的な印象に導けるはず!
B3レザージャケット18万円、カットソー7000円(以上デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、チノパンツ2万円(ディッキーズ フォー RHC/RHC ロンハーマン)、メガネ3万1000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、サイドゴアブーツ2万5000円(ブランドストーン/シードコーポレーション)
大人のMA-1使い!
アメカジ好きには馴染み深いMA-1。短丈かつ袖&裾リブの作りはカジュアルに合わせやすく、1着持っていると重宝する。ただ、多くの人が思い浮かべるのは、オリーブグリーンのナイロン素材!? 確かに定番はそれだが、今回はミリオタにならない、大人らしさが演出できるMA-1をオススメしたい。紹介するのはご存知、〈アルファ インダストリーズ〉のMA-1。オーセンティックなルックスはそのままに、素材をレザーに変更したのがコチラ。これだけで見た目の印象がシックになるし、オタク感なし。ここに青デニなんかを合わせるのもいいけど、今回は“大人らしさ”がテーマなので、品格のあるカジュアルを目指すべく、合わせはすべて茶で統一。この“黒×茶”は、今季トレンドの色合わせ。大人っぽく仕上がる鉄板コンビなので覚えておくべし。さらに足元にもひと工夫。ボリュームのあるアウターとのバランスを考えバッシュを合わせたが、実はこれ老舗靴ブランド〈サントーニ〉の1足。ドレスシューズがお得意なだけあって、バッシュであっても気品と貫禄が漂っている。なので、コーデの大人っぽさや品格はブレずにキープ。どう? こんな大人感たっぷりコーデ、いつものMA-1ではなかなかこうはいかない!
MA-1ブルゾン5万9800円(アルファ インダストリーズ)、ニットパーカ5万7000円(フィリッポ デ ローレンティス/トヨダトレーディング プレスルーム)、コーデュロイシャツ4万6000円(アスペジ/トヨダトレーディング プレスルーム)、Tシャツ1万円(RHC/RHC ロンハーマン)、コーデュロイパンツ2万4000円(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)、サングラス3万4000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー11万3000円(サントーニ/リエート)
●RHC ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●アドナスト ミュージアム
TEL:03-5428-2458
●カイタックインターナショナル
TEL:03-5772-3684
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
●ブルーナボイン代官山店
TEL:03-5728-3766
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●アカンサス
TEL:058-253-2750
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
●ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR
TEL:03-3796-0996
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
● シードコーポレーション
TEL:03-6709-9662
● ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●アルファ インダストリーズ(エドウイン)
TEL:0120-008-503
●リエート
TEL:03-5413-5333
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です