この冬、ダッフルコートは〈ヘルノ〉の品格ある“柄”で違い出し!
どこかほっこりとした雰囲気を醸すダッフルコートは、“肩で風を切る”気分じゃない今の時代にしっくりくる。ただひとつ気になるのは、学生っぽく見えるところ!? ならば、こんなバイアスストライプの都会的な1着はどう?
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HERNO
ニューノーマル時代に、装いが変わってきた人は多いはず。コワもてだったり派手だったりする、肩で風を切って歩くような服には、興味がなくなってるんじゃない? 代わってよく着るようになったのが、肩肘張らずにリラックスできる服。それは、これからの季節に必要なアウターにもいえる話かと。
そこで今年のアウター選びのラインナップに是非とも加えたいのが、ダッフルコート。どこかノスタルジックで、ほっこりとした雰囲気は、虚勢や堅苦しさとは無縁。フードやトグルボタンのデザインは、絶妙な“かわいさ”も醸し出す。それでいてその起源は、北欧の漁師たちが着ていた防寒コートで、英国海軍もミリタリーコートとして採用していた。実はそんなヤワなアイテムじゃなく、骨太なルーツを秘めている。とはいえ、やはり気になるのが学生っぽく見えがちな幼さ。ヘタに選ぶと、年齢とのミスマッチで“子供おじさん”に見える危険も。
で、そんな一抹の不安を払拭するのが〈ヘルノ〉のダッフルコート。ほら、子供っぽさとは一線を画す、洒落感と品格が漂ってない? その秘密はブラウンとアイボリーのバイアスストライプ柄。洒脱な綾織りの柄を施すことで、学生のダッフルコートにありがちな重さがなく、都会的な軽やかさを実現。しかも落ち着いたベーシックなカラーゆえ、柄がワル目立ちすることなく、無地感覚で多様な服とコーデが可能。加えて内側には存在感のあるグレーのダブルジップを施し、今どきのスポーティ感もプラスしている。さらに染料をいっさい使用せず、羊毛本来の色合いを生かした100%有機飼育羊のメリノウールを採用。各パーツにもサスティナブルな素材を用い、地球環境に配慮。見た目だけでなく、SDGsも意識したコートは、まさに大人にふさわしい1着かと!
2020年春夏にスタートしたサスティナブルなコレクション“グローブ”の新作。メイド・イン・イタリーの伝統と卓越性で仕立てたメリノウール地は、軽やかな着心地。木製のトグルや合成皮革など、パーツにもサスティナブルな素材を採用。柄で個性を出しながら、コーデを選ばない1着。15万2900円(ヘルノ/ヘルノ・ジャパン)
●ヘルノ・ジャパン
TEL:03-6427-3424
雑誌『Safari』12月号 P260掲載
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