ナイロンとポリエステルを超高密度でニット編みした素材“OJJ”は、男らしい見た目ながらなめらかなシルキータッチ。雨だけでなく風も通さない、高いスペックも嬉しい。各18万5000円(以上サカイ × テン シー/サカイ)
優等生がずっと真面目にふるまっていても特に偉いとも褒められない。けれど問題児が更生すると、それは感動の成長物語。事実、そんな脚本のドラマや映画はたくさんあるが、素行のいい生徒の様子をただ描いたという作品は正直1本もない(ですよね!?)。どうも世間の不公平さを感じる部分ではあるけれど、異端児であればあるほど成長していく姿というのは人の心を打つもの。手のかかる子ほどかわいいというでしょ?
で、そんな感動の(?)成長ストーリーが楽しめそうなのが、こちらのMA-1。ご存知〈サカイ〉が、革新的な素材開発を得意とするイタリアブランド〈テン シー〉とタッグを組んで誕生した1着だ。採用されたのは〈テン シー〉の独自素材“OJJ”。毛足の短いスウェードのような独特の風合いに撥水性を備え、さらに経年変化するという特徴を持っている。そう、着れば着るほどアタリが出て“育って”いくということ。そんな素材が落としこまれたのが、〈サカイ〉らしいハイブリッドなMA-1。決して王道の見た目ではないあたり、そう、まさに“育つ異端児”という言葉がふさわしい1着なのだ。手塩にかけて成長した暁には、きっと感動を禁じ得ない!?
カラバリはコレ!
個性的だがやりすぎでない計算しつくされたデザイン。生地には独特の光沢感があり、色っぽい雰囲気。街のシーンで着るならブラック×ネイビーがオススメだが、こちらのカーキを選べばより武骨で男らしい印象に!