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FASHION ファッション

2020.09.22

楽ちんなのに大人っぽく見える⁉
次に狙うは“シェフパンツ”!

近頃は、シャツやアウターなどのトップに限らず、パンツもゆったりシルエットが気分だったりする。パンツがゆるめになれば、ますます楽チンに過ごせるのは言うまでもなく、リラックスできちゃう。でも、ひとくちにゆったりパンツといってもシルエットは意外に多彩。なかでも、最近はシェフパンツという新しい選択肢を扱うブランドが急増中だということをご存知?

 

 
実はこれ、その名のとおり、アメリカの料理人が穿いているパンツがベース。厨房で動きやすいよう太シルエットを採用。生地もしっかりしているため、ワークっぽい男らしさだってある。とはいえ、ワイドなシルエットがだらしなく見えないように、ダークトーンを選んで大人感出しするのが鉄則。これを生かす着こなしはというと、ボトムがルースなぶん、シャツなどの大人顔アイテムと合わせるということ。こういうワイドパンツ、ほしかったという人も多いのでは!? 

 
シャツ3万6000円(エキップモン/サザビーリーグ)、パーカ1万8000円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、シェフパンツ5900円(クックマン/バディーズ)、サングラス3万4000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー9000円(ヴァンズ ヴォルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)シャツ3万6000円(エキップモン/サザビーリーグ)、パーカ1万8000円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、シェフパンツ5900円(クックマン/バディーズ)、サングラス3万4000円(モスコット/モスコット トウキョウ)、スニーカー9000円(ヴァンズ ヴォルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)

ルースだけど大人感は損なわない
新鮮な街コーデ!


では、そんなシェフパンツを穿くと一体どんなイイコトがあるのか。それは、このコーデを見れば一目瞭然。シックな色を選べば、きちんと顔のシャツにもすっと馴染む。それでいて、ほどよく太めなシルエットだからモードに転がる心配もない。いい感じに肩の力が抜けて見えるバランスなうえ存在感があるから、モノによっては貫禄出し効果も期待できそう!? 

[クックマン]
COOKMAN


5900円(クックマン/バディーズ)

西海岸の料理人に愛されている
パンツは油汚れもへっちゃら!


この〈クックマン〉というブランドは、アメリカの西海岸の料理人たちから寄らせられた“快適に仕事ができて、お洒落に穿けるパンツがほしい”という声に応えるために立ち上げられたブランド。ウエストは締めつけ感のないゴム入りで、ワタリもたっぷりとしたワイドシルエット。しかもこれ、テフロン加工が施されているので、実際に調理中に食べ物の油汚れが飛びちっても、その汚れは落としやすい。 

[ファイブブラザー]
FIVE BROTHER


6900円(ファイブブラザー/トップウィンジャパンショールーム)

ワークウエアの老舗だから
シェフパンツも質実剛健!


1890年創業の老舗ワークウエアブランドが手掛けたシェフパンツは、昔からワークパンツに採用されている生地としてもお馴染みの、軽くて丈夫なティーシー(コットンポリエステル)ツイル仕立て。ワタリや腰まわりはワイドだけど、裾幅は21センチとほどよく絞りこんだ作りに。左右のヒップポケットは大きなボックス型で、収納力バツグン。バックスタイルも力強い印象に見える。 

[セラードアー]
CELLAR DOOR


2万4500円(セラードアー/アントリム)

パンツ専業ブランドの
技がキラリと光る1本!


こちらの〈セラードアー〉は、高級ブランドの製品も製造するイタリアの有名ファクトリーが立ち上げたブランド。この“バンデル”という代表作は、老舗ならではの技がたくさん盛りこまれている。サイドライン風の切り替えで横顔に変化をつけ、高めの位置に設置したヒップポケットですっきりとした後ろ姿を演出。起毛感のある柔らかなコットン仕立てで、ストレッチを効かせて動きやすさにも配慮。 

[ユニバーサルオーバーオール]
UNIVERSAL OVERALL


6900円(ユニバーサルオーバーオール/ドリームワークス)

働く男たちに愛されてきた
ブランドの定番パンツ!


〈ユニバーサルオーバーオール〉も、1924年にシカゴで誕生したワークウエア界の重鎮的ブランド。ポリエステルとレーヨンを混紡した秋冬物らしい織りの生地は、しっかりとした厚みがあり、風合いにも温かみがある。実際にシェフが厨房でガシガシ穿けるように縫製も丈夫なものを採用。膝下をしっかりテイパードさせたシルエットは、ローカットスニーカーのようなボリューム抑えめの靴を合わせても違和感なく穿けるバランスだ。 

[RHC]
RHC


2万3000円(RHC/RHC ロンハーマン)

ロールアップして穿けば
チノパン並みに都会顔!


シェフパンツというとヒップポケットは大抵、ワークっぽいパッチポケットだけど、これは肩玉縁ポケット仕様になっている。しかも、前ポケがスラッシュポケットだから、ワイドなフォルムでありながら、チノパンっぽい大人感も印象づけられる。垂らして穿いても絵になるドローコードも丸紐ではなく、パンツと共地の平紐。これでワーク系パンツ特有のラフさがぐっと抑えられ、都会的な印象に。ロールアップして、コート系スニーカーと合わせれば、新鮮な街コーデに。 

[タグスワーキングパーティプロダクションズ]
TAGS WKGPTY PRODUCTIONS


1万5000円(タグスワーキングパーティプロダクションズ/森岡デザイン事務所)

太さと腿裏のプリントで
存在感ある装いに!


〈タグスワーキングパーティプロダクションズ〉は、アートっぽい味つけを施す服作りで注目を集めている新鋭。このパンツにも、右足の腿裏あたりにブランドのスローガン的な欧文メッセージがプリントされており、個性的な雰囲気。シルエットはヒップまわりもワタリもゆったりとしていて、膝下には絞りを入れず、裾までストンと落としてワイド感を強調。チャンキーな厚底スニーカーとの相性がかなりよさそう。 

 

 
Information

●アントリム
TEL:0120-008-752

●RHC ロンハーマン
TEL:0120-008-752

●トップウィンジャパン ショールーム
TEL:03-3406-6007

●ドリームワークス
TEL:03-6447-2470

●バディーズ
TEL:03-5721-9951

●ブルーウッド バイ ハンドイントゥリー PR
TEL:03-3796-0996

●森岡デザイン事務所
TEL:03-6438-9604

●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070

●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976

写真=丸益功紀 スタイリング=榎本匡寛 文=遠藤 匠
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Masahiro Enomoto(remix) text : Takumi Endo
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