今年活躍したハリウッド俳優たち!
最も光り輝いたのは誰!?
2019年も幾多もの映画が公開され、数々のスターたちが我々を魅了した。そこで、2019年ひと際活躍が光った俳優たちをピックアップ。2020年以降の飛躍も期待しながら、『Safari Online』が独自に表彰しちゃいます!
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第3位
Timothee Chalamet[ティモシー・シャラメ]
今年も、相変わらず出演作の公開がとぎれなかった売れっ子スター。『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016年製作)、『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(2017年製作)、『荒野の誓い』(2017年製作)といった数年前の出演作もなぜか2019年に一気に上陸。この状況を見ても、彼の人気が上昇しているのがわかるはず。
〈ネットフリックス〉作品の『キング』では中世の英雄役でイメージを一新。極めつけは、アカデミー賞ノミネートを“逃した”ことが話題になった『ビューティフル・ボーイ』でのクスリに溺れる痛々しい姿! この演技派ぶりだと、今後も勢いは止まりそうにない。
【2019年の出演作】
『シークレット・チルドレン 禁じられた力』1月18日公開
『ビューティフル・ボーイ』4月12日公開
『HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ』8月16日公開
『荒野の誓い』9月6日公開
『キング』11月1日配信〈ネットフリックス〉
『マイ・ビューティフル・デイズ』11月1日公開
第2位
Brad Pitt[ブラッド・ピット]
2019年は改めてブラピのかっこよさを実感した人が多いのでは? 自らプロデュースして主演を務めた宇宙アクション映画『アド・アストラ』はチャレンジングな内容だったが、宇宙服を着た姿は新鮮さもあり、その姿に魅了されたはず。
そしてなんと言っても『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』だろう。ヤバさとクールの絶妙なブレンドで仕上げたスタントマン役は、近年の役柄ではピカイチ! ついでに、アカデミー賞受賞も現実味を帯びてきているのだから、言うことなしだろう。
【2019年の出演・関連作】
『ビール・ストリートの恋人たち』(製作総指揮)2月22日公開
『バイス』(製作)4月5日公開
『ビューティフル・ボーイ』(製作)4月12日公開
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(出演)8月30日公開
『アド・アストラ』(製作・出演)9月20日公開
第1位
Keanu Reeves[キアヌ・リーヴス]
右肩上がりでヒットを飛ばしている人気シリーズの最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』がインパクト大。磨きのかかったアクションはもちろん、ハル・ベリーに尻に敷かれる情けないところも、ほっとけないキアヌらしさが全開だった。
特大ヒット作『トイ・ストーリー4』ではバイク スタントマン、デューク・カブーンの声を担当。『マトリックス』や『ビルとテッド』の、まさかの続編ニュースにも驚かされた。また、『レプリカズ』『ブルー・ダイヤモンド』といった珍品作品へも果敢に出演。この辺の作品選びは、誰しもが「キアヌらしいなぁ」と思ったはず。こうしてみると2019年は何度めかのキアヌ・ブレイクの1年だったと言えるだろう。
【2019年の出演作】
『レプリカズ』(製作・出演)5月17日公開
『トイ・ストーリー4』(声優)7月12日公開
『ブルー・ダイヤモンド』(製作・出演)8月30日公開
『ジョン・ウィック:パラベラム』(出演)10月4日公開
Quentin Tarantino[クエンティン・タランティーノ]
映画ファンにとっては“今さら”な活躍かもしれない。だが、2019年の新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、これまでを凌駕するパワーに満ちた作品だった。なにせ、ブラピとディカプリオの2大スターを迎え、バイオレンス、そして映画愛という得意技を極限で炸裂させたのだから!
日本でも興行収入10億円を超えるスマッシュヒットを記録。作品自体も高い評価を受け、久々に監督として“大復活”したことを大いに印象づけた。
【2019年の監督・出演作】
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(製作・監督・脚本)8月30日公開
『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』(出演)10月12日公開
Florence Pugh[フローレンス・ピュー]
2019年の映画としては、それほど大きな話題にはならなかった『ファイティング・ファミリー』。けれども、女子プロレスラーを目指すヒロインを体当たりで演じたフローレンス・ピューの存在感は圧巻だった! 日本でも人気のあるクロエ・グレース・モレッツにセクシーさを加えたような容姿で、とにかくキュート。
現在23歳の彼女は、2020年、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』や、斬新なサスペンス『ミッドサマー』、『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』など話題作が目白押し。本格派スターとして注目されるのは確定的!
【2019年の出演作】
『ファイティング・ファミリー』11月29日公開
Bo Burnham[ボー・バーナム]
SNSに翻弄されるティーンエイジャーの日常を描き、ハイレベルで共感を呼んだのが、2019年の隠れた名作『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』。監督のバーナムは1990年生まれで、これが初めての長編作品。
ユーチューブへの投稿動画がきっかけで注目され、監督デビュー。そして成功をおさめたという才能あふれる存在だ。ユーチュバーが明日のハリウッドを担うかもしれないという可能性を示したことも大きい!
【2019年の監督作】
『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』9月20日公開
『ジェミニマン』
作品自体の評判はそれほどでもなかった。が、生身の俳優と区別がつかないほどリアルな若き日のウィル・スミスを作り上げた映像技術は衝撃的だった! ジェームズ・ディーンをCGで復活させ、準主役で作品を作るという話題が賛否両論を呼ぶなど、この手法は今後の映画にも大いに影響を与えそうだ。
そして“3D+in HFR”という映像技術は、肉眼よりもクリアでこちらもびっくり。劇場でしか体感できないこの技術がさらに進化していくのか? こちらも2020年に注目したいポイントのひとつだろう。