彼女を誘って次なる旅のデスティネーションはどこにしようか。そして、日常から早く離れたいから、飛行機あるいは列車、それともクルマ…? タイパ重視の今だからこそ、あえてゆっくりと移動する船という選択肢もある。
海好きの彼女なら、動くラグジュアリーホテルと言われる『クルーズ』という手も! 今回は、『金沢発 夏の金沢・函館』2泊3日のコースに乗船し、動く洋上のホテルを満喫してきた!
乗船するとすぐに現れるレセプション
『飛鳥II』の魅力のひとつが、全436室すべてが海側に面していること! 12階層の『飛鳥Ⅱ』、キャビン(客室)はデッキ7~10の4フロアにあり、10デッキはオールスイートルーム。彼女とラグジュアリーな旅を楽しむなら、スイートのなかでも最上級の客室『ロイヤルスイート』をリザーブしよう!
エレベーターで10デッキの到着。『ロイヤルスイート』のドアを開けると、リビングには冷えたシャンパーニュとウェルカムフルーツがセッティングされている。早速、彼女と乾杯してのどを潤すことができる。
居心地のいいリビングルーム
基本的なオールインクルーシブの食事に加え、ルームサービスメニューの食事やドリンク、飛鳥Ⅱオリジナルのジンをはじめとする客室内のアルコール類なども含まれるのは『ロイヤルスイート』だけの特権。
彼女とテラスでのんびりと、海を眺めながらのディナーやモーニングも好みの時間に。
『ロイヤルスイート』は88.2平米の広さ
そして、広いバスルームには大きな窓とジェットバスが配され、青い空と海を眺めながらのバスタイムが楽しめる。
オーシャンビューのジェットバスを備える
全員参加の避難訓練を終えたら、いよいよ出航!
出航時にはセイルアウェイパーティが開催され、デッキではゲストにスパークリングワインが振舞われた。彼女とふたたび乾杯!
デッキから望む船尾。刻々と変わる景色を眺めて過ごせる
彼女とキャビンでくつろいだ後は、広い船内を散策がてらチェックしておこう。
彼女と一緒にどこで何を食べよう。嬉しい悩み
食事やお茶をするなら、メインダイニングの『フォーシーズン・ダイニングルーム』から、気軽なビュッフェスタイルの『リドカフェ&リドガーデン』、船首にあって眺めのいい『ビスタラウンジ』など。船内には10カ所以上の飲食施設があり、基本的にオールインクルーシブで楽しめる(一部のレストランとアルコールは有料)。
メインダイニングの『フォーシーズン・ダイニングルーム』はディナーではコース料理を提供。乗船時はフレンチのフルコースが味わえた。料理に合わせたセレクトワインも揃い、バイザグラスの種類も豊富なのが嬉しい。
『フォーシーズン・ダイニングルーム』/朝食と昼食には和食を用意
席間が広く取られ、隣の席を気にせずにゆっくりと食事ができるのも好ましい。
乗船時のコースよりメインの『黒毛和牛フィレ肉のポワレ 飛鳥フォンドヴォーの赤ワインソース』
また、11デッキには、『ロイヤルスイート』『和洋スイート』『アスカスイート』のゲストのみの専用ダイニング『プレミアムダイニング ザ・ベール』が設けられている。
ディナータイムのみオープンし、ラグジュアリーな空間で時間を気にすることなく存分に味わえる。
『プレミアムダイニング ザ・ベール』/静かな空間で海を眺めながら彼女とスペシャルなディナーを!
さらに、席数が限られるうえ、人気が高くて予約困難だったのが、有料ダイニングの『海彦』。新鮮な海の幸を使った握り寿司を日本酒とともに。こちらも、『ロイヤルスイート』のゲストは優先予約という特典がある。
洋上の鮨店『海彦』
船上仕込みの逸品も。『橿原』5500円。赤出汁付き
シーンによらず気軽に利用できるのが、オールデイダイニング『リドカフェ&リドガーデン』。朝食とランチは好みのものを好きなだけ味わえるビュッフェスタイルで。午後は、『飛鳥Ⅱ』の密かな逸品である『ハンバーガー』をオーダーし、ビールと一緒に味わうのもいいね! 夜食もここで。
『リドカフェ&リドガーデン』/明るい雰囲気で、船旅を満喫できる食空間
エンタメやバーも充実してるから飽きずに過ごせる!
『ギャラクシーラウンジ』では毎夜、エンターテイナーによるショーを開催。乗船時の演目はオリジナルのプロダクションショー。ディナーの時間によって、食前または食後に楽しめる、45分間のプログラムが旅を盛り上げてくれる。
『ギャラクシーラウンジ』/ ロイヤルスイートのゲストは指定観覧席が用意されている
『マリナーズクラブ』はメインバー。彼女とディナーの前後に訪れて、アペリティフや食後酒を。
大人がリラックスして過ごせる『マリナーズクラブ』
ここでは、飛鳥Ⅱオリジナルジンを使ったシグネチャーカクテル『ワールドクルーズ』を是非。ノンアルコールのスパークリングワインを使ったモクテル『メイデンヴォヤージュ』など、熟練のバーテンダーがアルコールが苦手な彼女を引き立てる1杯も用意してくれる。
プールとジャグジーは必須でしょ!
昼間はプールサイドで潮風と日差しを受けて、開放感あるひと時を過ごしたい。11デッキの中央を占める『シーホースプール』は圧巻。プール脇のジェットバスも存分に!
『シーホースプール』/デイベッドで日光浴をしながらのんびりできる
そして、最上階の12デッキには、展望大浴場『グランドスパ』がある。大浴場も日本船ならではのおもてなし。早朝の入浴はとにかく気持ちがいい! 夜は全く雰囲気が異なるので時間を変えて利用がおすすめ。
海を漂っているような気分にもなる、露天風呂。乗船時は佐渡島を眺めることができた
過ごしてみると、2泊3日のラグジュアリーな洋上ステイはあっという間。「次は、もっと長いクルーズに出かけてみよう!」と、彼女と盛り上がることは間違いないだろう。
●飛鳥IIが2025年に最後の世界一周クルーズへ!
初代『飛鳥』から引継ぎ、約20年にわたり歴史を積み重ねてきた『飛鳥Ⅱ』が、来年、最後の世界一周クルーズへと出航する。フィナーレを飾るこの旅は、赤道を通過し、大航海時代に探検家たちが切り拓いた喜望峰航路で世界の名所へ。壮大な自然と魅力的な歴史、豊かな文化に出会える12カ国18港を巡る。フランス・セーヌ川クルージングやアメリカ・自由の女神像、パナマ運河、ホノルル・ダイヤモンドヘッドなど、憧れの名所を103日間でを旅する。興味を持った人は現在、開催されている説明会に足を運んでみてはいかが?
【郵船クルーズ主催】飛鳥Ⅱ 2025年世界一周クルーズ 説明会(10~11月開催)
●今後の飛鳥IIのクルーズ予定はこちらをチェック!
飛鳥IIクルーズスケジュール
●郵船クルーズ 飛鳥II
URL:https://www.asukacruise.co.jp/asuka2/
text:Miwa Kokufu、PHOTO BY TSUNEO NAKAMURA