オリンピックでまさかの大遅刻! レース失格もリレーで金メダルを獲得!【オリンピック アラカルト】
熱戦が続くパリ2024オリンピック。ここではこれまで開催されたオリンピックの中から、印象的な出来事や事件などを振り返っていく。今回は1972年に起きた遅刻による失格劇!
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1972年ミュンヘン大会の男子100m準々決勝。金メダル候補に挙げられていたエディ・ハート(アメリカ)とレイ・ロビンソン(アメリカ)の姿はトラックではなく選手村にあった。レースのスケジュールが変更になったことを、コーチのスタン・ライトが知らなかったからだ。間違いに気づいたエディとレイ、そしてもう1人の代表選手ロバート・テイラーは慌てて会場へと向かった。第3組に走る予定だったロバートだけは辛うじて間に合ったものの、エディとレイは失格となってしまう。しかしエディは後日に行われた4×100mにアンカーとして出場。38秒19の世界タイ記録で金メダルを獲得し、見事に無念を晴らした。ちなみに男子100mのレースに間に合ったロバートは決勝まで進み、10秒24の記録で銀メダルを獲得。金メダルに輝いた4×100mでも第2走者を務めた。
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