スーパーヒーロー映画が乱立する、ここ数年。中でも何度も映画になってきた“メジャー系”のキャラクターは、その進化を楽しめるという特別感がある。バットマンは、まさに最高のサンプル。誰もが知るダークヒーロー、その新たな幕開けという点で必見の最新作が公開される。
今回、ブルース・ウェイン=バットマン役を任されたのが、ロバート・パティンソン。『トワイライト』シリーズなどで人気スターになった彼だが、このところ『ライトハウス』などでのアクの強い演技、『TENET テネット』の名サポート役などで、俳優としての円熟味が増してきた。今回のバットマンは、ゴッサムシティでの英雄というより、事件を解決する探偵という印象も強い。両親を殺されたブルースがバットマンのコスチュームを身につけ、ゴッサムシティで起こった殺人事件の捜査で、ゴードン刑事に協力。街の有力者が次々と犠牲になるなか、犯人の標的がバットマンであることも判明していく。そこに政府の腐敗やバットマンの過去が絡み、衝撃のストーリーが展開することに……。
『ダークナイト』3部作や『ジョーカー』を受け継ぎ、この新作も超ダークなムード。ゴッサムシティの風景は妖しい暗さで統一され、起こる殺人事件やバオイレンスも強烈なインパクト。犯人のリドラーが残す不気味な暗号も含め、『セブン』のようなサイコスリラーの味わいも濃厚だ。そのリドラーや、ペンギン(コリン・ファレルがまったく違う顔に変貌!)といった悪役も生々しく、映画全体が独特の“世界”を形成している印象。パティンソンのブルース=バットマンは悩めるロックスターのようだし、アクションでは意外な動きも見せたりする。さらに、キャットウーマンとの関係も想像力を刺激して、いろいろ予想を裏切る演出やシーンで176分を飽きさせない。またもやヒーロー映画を革新する重厚体験になるはずの本作。もちろんラストシーンの意味も、この上なく重要だ!
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』 3月11日(金)
監督/マット・リーヴス 脚本/マット・リーヴス、マットソン・トムリン 出演/ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライト 配給/ワーナー・ブラザース映画
2022年/アメリカ/上映時間176分
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のオリジナルTシャツを『Safari Lounge』で販売!
3月11日(金)全国公開の『THE BATMANーザ・バットマン』。そのオリジナルTシャツを、なんと『Safari Lounge』で制作・販売! 2種類の展開で、いずれも作品ロゴをデザインしたシンプルな白T。デニムやスウェットパンツとの相性も抜群なので、是非購入してみて!
【限定商品】『ザ・バットマン』オリジナルクルーネックTシャツ6600円(ダブルピー ウエストポイント/Safari Loinge)
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