パーカの重ね着にもコツがある!
お洒落セレブが実践する上手な“効かせワザ”とは?
手軽にカジュアル感を演出できるパーカは、重ね着の際になにかと便利。フードがあるおかげで首元にボリュームが出せるし、着こなしにメリハリ感をもたらしてくれるのがいいところ。お洒落セレブもそんなパーカを存分に活用しているのだが、よく見ると、より幅広いアレンジでパーカ使いを楽しんでいる姿が窺える。
たとえば、プリント入りのパーカをカジュアルダウンする際に活用したり、フロントジップタイプのパーカで、着こなし全体に奥行きを出すなんてのがその一例。なにげないカジュアルに見えながらも、実はしっかり計算されたパーカ使いをしているのだ。ではさっそく、そんなパーカ重ね着テクの好例をチェックしてみよう。
01/上品チェスターにプリントパーカでこなれ感出し!
Nick Jonas [ニック・ジョナス]
シンガーのニックは、シックなチェスターコートを羽織った黒スタイル。そして、イン使いしたパーカで上手にメリハリをつけている。上品なコートとカジュアルなパーカのテイスト違いの組み合わせがなんとも今どき感たっぷりでしょ? で、この黒パーカ、ニックの所属している”ジョナス・ブラザーズ”のTシャツを着ている俳優のジョン・ステイモスがプリントされているというなんともユニークな1着。いかつい黒づくめの中で、遊びのあるフォトプリントが非常に効果的だ。
02/フードを2重使いでこなれ感倍増!
Joel Kinnamen [ヨエル・キナマン]
NYの街中でポーズをキメているのは、スウェーデン人の俳優ヨエル。グレーパーカにMA-1を重ねる着こなしは定番中の定番だけど、実はコチラのMA-1タイプのJK自体、フード付き。で、よく見るとパーカとJKのフードが二重になっていて、より立体的な着こなしになっているのがわかる。さりげないけど、こだわりを感じるパーカの重ね使いといえそう。この格好で高級スーツのフィッティングに訪れたというから、さすがはセレブといったところ!?
03/ザ・白効かせのお手本的スタイル!
Justin Theroux [ジャスティン・セロー]
コチラもNYで見かけた俳優のジャスティン。細身の黒コーデに、ボリュームのある白パーカのフードのみを効かせるという王道的な重ね着を披露している。そう、こんな着こなしができるのも、フードがあるパーカならではの効かせワザ。さらに、ニット帽をグレーにして、白から黒への色の橋渡しをしているのも洒落ている。着こなし全体はシャープでも、顔まわりだけは明るく爽やか。洒落者らしい、実にうまいレイヤードスタイルだ。
04/ジップアップパーカで3重の奥行き作り!
Taron Egerton [タロン・エガートン]
映画『ロケットマン』でエルトン・ジョン役を好演し、評価を高めた俳優のタロン。パッと見はよくあるアメカジ風の着こなしなのだけど、薄手のジップアップパーカを上手に使って、奥行きのあるレイヤードスタイルに仕上げている。特にデニム、パーカ、Tシャツでグレー系のトーンを重ねるテクは参考になりそう。足元のサイドゴアブーツも、大人っぽさを出すのにひと役買っている。
photo by AFLO