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2021.07.26

スーパーカーでも運転は快適!
〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!

スーパーカーは、走りを楽しむだけのものと思いがちだが、彼女を乗せて気負わずに出かけても楽しいもの。なかでも、ダイナミズムと操作性のよさを併せ持つ〈マクラーレン〉720Sスパイダーなら、そんなドライブにもぴったり。今回はこのクルマで、東京からアネスト岩田ターンパイク箱根を通り、スモール・ラグジュアリーホテル”THE HIRAMATSU HOTELS&RESORTS熱海“までの、週末ドライブに出かけてみた。

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!

気軽に楽しめるスーパーカーがある!


〈マクラーレン〉といえばF1マシンが頭に浮かぶ人も多いはず。でも最近では、街でもそのロードカーを目にする機会も増えてきた。今回ドライブの相棒にした720Sは、以前あった620Sの後継モデル。〈マクラーレン〉らしい、上に跳ね上がるディヘドラルドアもそのままに、見た目はスーパーカーど真ん中といった感じ。

とはいえ、実際に運転してみると、「あら、意外と簡単に乗れちゃう」という、いい意味で見た目との落差が大きいクルマ。要するに、スーパースポーツカーベースにGTに通じる快適性や操作性のよさを持ち合わせた1台ということ。いまやスーパーカーだって快適さが求められる時代。そんなポイントをしっかりと押さえた720Sだから、街で多く見かけるようになってきたのは当然のことかもしれない。

さて、さっそくオープントップになる720Sスパイダーで、東京からほど近い熱海のサンビーチを目指しドライブ開始。ラグジュアリーホテル”THE HIRAMATSU HOTELS&RESORTS熱海“に向けて2時間弱の、爽やかな初夏のドライブだ。

東京から熱海に行く場合、東名から厚木IC出口、国道246、小田原厚木道路、真鶴道路、真鶴ブルーラインから熱海というコースを取り、スムースに流れればサンビーチまで約1時間40分で到着する。しかし今回は、クルマの走りを楽しみたいので、小田原西ICからアネスト岩田ターンパイク箱根、伊豆箱根スカイライン玄岳IC出口からサンビーチというコースをとることにした。

アネスト岩田ターンパイク箱根は、いわずと知れたクルマ好きの聖地。小田原市から足柄下郡箱根町を経由し、湯河原町に至る道で距離は約16km。尾根に沿って道がつくられているので、とても見晴らしがいい。天気のいい休日には、スーパーカーはもちろん、めずらしいクラシックカーが多数見られるのもこのエリア。〈マクラーレン〉720Sスパイダーも、そんな風光明媚な走りの舞台がよく似合う。 

 
スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!ターンパイクを疾走する720S

流線型の美しいデザインは、さすがの〈マクラーレン〉!


全体に流れるようなフォルムがとても美しい720Sスパイダー。特にサイドからリヤにかけたカーブは、他車にはないスラリとしたラインで〈マクラーレン〉らしいところ。最高のエアロダイナミズム機能を搭載したクルマというだけあって、車体の随所にエアの取り込み口があるのも見た目にかっこいい。こんなデザインなら同行した彼女も見惚れるはず。そして、思ったよりもずっと車体がコンパクト。取り回しも案外容易で、これなら途中で彼女に運転を任せても安心できそう!?

ドアを開けるとディヘドラルドアが上方にゆっくり跳ね上がる。開けたときの横への張り出しが意外と少ないので、たとえば狭いスペースに駐車する際に、隣のクルマとの接触を回避できそうなのでとても助かる。ドアを閉めるときもソフトクローズ機能が活躍。バタンという野暮な音はせず、静かにカチッと閉じるところもスマートだ。

ゆったりした快適な室内で視界も広い!


脚を折りたたむようにして乗りこんでポジションを調整すると、まず感じること。それは「あれ? 意外に室内が広~い」ってこと。スーパーカーというと、どうしてもコックピットが狭いものと思いきや、足元には余裕があり、シート幅も思ったより広く楽ちんだ。ポジションはスーパーカーらしく低いわりには、窮屈さはなし。

ステアリングはやや小径で、女性でも取り回しが簡単そう。また、女性がスーパーカーを運転する場合、ポジションが低く視界が狭く感じるのか、思わず「クッションください」と言いたくなるそうだが、このクルマはそんなこととは無縁。運転席からの視界は良好。圧迫感が全くと言っていいほどない。

ドライブモードは3つから選ぶ!


可動式のメータークラスターのスタイルは選択可能。通常の“フルディスプレイ”と“スリムディスプレイ”モードがあり、スリムモードはエンジンの回転数とスピードだけが表示されるレーシング向けなのだが、今回はフルディスプレイに設定。また、このクルマには、“コンフォート”“スポーツ”、そしてサーキット用の“トラック”という3つの走行モードが設定されている。好きなモードをボタンひとつで選択できるので、とりあえずコンフォートモードに設定。窓を開けてさっそくエンジンを始動する。

ミッドシップのV8ツインスクロールターボエンジンは、アクセル操作に対してレスポンスよく反応。リヤからの低いサウンドも心地よい。ゆっくりとアクセルを踏むとスムースに走り出す。ブレーキにはカーボンローターを使用。これはレーシング仕様そのもの。強く踏みこめば強い減速感でクルマの速度は落ちるが、このブレーキングには慣れるまで少し時間が必要かもしれない。

スパイダーとはいえ、窓を閉めたら車内は意外と静か。ついスーパーカーを運転しているということを忘れそうだ。“バウワース アンド ウィルキンス”製のスピーカーから流れてくるジャック・ジョンソンに思わず「音がいい」と呟いてしまう。高速に乗ってアクセルを踏みこんだら、〈マクラーレン〉らしい高い乾いたサウンドに変わり、あっという間に速度が上がる。車名のとおりの720馬力はさすが。60km/hを超えるとフロントが下がる機能があるのでより安定性も増したようだ。

乗り心地も〈マクラーレン〉GTに比べてやや突き上げ感があるが、気になるほどでもない。心配だった斜め後方の視界も、ガラス張りのフローティングで支えられたバットレスのおかげでよく見える。ここでも運転のしやすさを実感。料金所を通り越すときに一瞬アクセルをグッと踏みこんでみたが、スリリングな加速感が楽しめた。 

 
スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!動き出す前にドライビングモードとディスプレイモードを設定

思ったようにラインを描くコーナリング!


高速を降りてターンパイクに入り、ワインディングロードを走ると、このクルマの本領発揮。ハンドリングがクイックに反応して、途中からスポーツモードにすると、サウンドも明らかにより高い音に変わった。コーナリングはますます安定し、よくいわれる“地面に吸いつくような”イメージ。ハンドルを切ると実にスムースにコーナーをクリアしていく。“プロアクティブシャシーコントロール2”と呼ばれる制御デバイスが、クルマをコントロールしてくれる恩恵もあるのだろう。これは乗り心地、ハンドリング、エンジンのレスポンスまでドライバーの好みに合わせてセッティングできるもの。ポテンシャルの高い720Sスパイダーを存分に楽しむには、とっても頼れる機能といえそうだ。

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!

内装は極めてシンプルで使いやすい!


ドライブデートで彼女と一緒となると、室内の様子も気になるところ。その点、720Sスパイダーは極めてシンプルで洗練されている。シートは最上級のレザー製なので、座ったときに包み込まれるような感触も上々。彼女も座ったとたん思わずにっこりするだろう。室内のパーツは〈マクラーレン〉の代名詞ともいえるカーボンファイバー製で、実に見栄えする。

また、“バウワース アンド ウィルキンス”の“4スピーカー・オーディオシステム”が搭載されているので、臨場感と音の繊細さが楽しめる。窓を閉めればアコギの曲でも心地よく響く。さらにラゲッジスペースは、週末の小旅行に充分な広さを確保。このスペースは日常で多く買い物をする日にも便利なはず。〈マクラーレン〉でドライブを楽しみながら郊外のロードサイドのスーパーマーケットにわざわざ出かける? そんな夢のような贅沢が果たして許されるかどうかはオーナー次第。

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!最高級のレザーシートが快適さを約束

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!縦型のタッチパネルは〈マクラーレン〉ならではのデザイン


スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!インテリアデザインは基本的にクーペ720S同じ 

オープントップにして風を楽しむ!


真鶴ブルーラインを降りて、熱海の街に入り、海岸線を走るところでサイドと後ろのウィンドウを上げてオープンにしてみる。ボタンを押すとわずか11秒で開くリトラクタブルハードトップ(50km/h以下なら開閉可能)が静かに収納された。このボタンは助手席にも付いている。海からの風が車内に一気に流れこむと思いきや、心地よい風が吹きこんでくるだけ。これなら彼女の髪が激しく乱れることもないだろう。こんなベンチレーションに配慮されているところも、このクルマの持つエレガントな側面。女性にも受けそうだ。

ビーチを散歩した後は”THE HIRAMATSU HOTELS&RESORTS熱海“へと向かう。細い道幅のカーブやトンネル、そして急な坂道が続く。タクシーのドライバーさえ、熱海の道は運転しづらいと言うが、安定した走りの720Sスパイダーに乗っているせいか、そこまで運転が大変だという感じでもない。

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!坂や細い道も多い熱海の町も難なく走れる

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!THE HIRAMATSU HOTELS&RESORTS熱海に到着。数寄屋造りの日本家屋が迎えてくれる

スーパーカーのパフォーマンスを快適に楽しめる一台!


改めて思うに、この720Sスパイダーは、ダイナミックな運転を楽しめるクルマであるとともに、エレガントかつ快適に運転できるスーパーカーであるということ。ラグジュアリーな内装等も合間って、その素晴らしい乗り心地はサーキット以外でも充分楽しめてしまう。

また、中身は本格レーシング仕様にも関わらず、女性も安心して運転できる懐の深さもある。〈マクラーレン〉GTが長い距離でもとにかく疲れないスーパーカーであるなら、720Sスパイダーは、ちょっとエッジの効いたワンランク上の運転も楽しめるクルマなのだ。さらにオープンボディの爽快さも楽しめるのだからこれからの季節、風を切って走る海沿いのドライブはもちろん、高原ドライブも楽しそう! 

〈マクラーレン〉720Sスパイダー


●全長×全幅×全高:4545×1930×1195mm
●ホイールベース:2670mm
●車重:1468kg(DIN)
●エンジン:4ℓV8ツインスクロールターボ
●最高出力:720PS(537kW)/7500rpm
●最大トルク:770N・m(78.5kgf・m)/5500-6500rpm
●タイヤ:(前)245/35ZR19 93Y/(後)305/30ZR20 103Y(ピレリPゼロ コルサ)
●トランスミッション:7速AT
●駆動方式:後輪駆動
●車両本体価格:3930万円(税込価格) 

 

 
Information

〈マクラーレン〉 720S スパイダーをもっと知りたい
URL:https://cars.mclaren.com/jp-ja/super-series/720s-spider

THE HIRAMATSU HOTELS&RESORTS熱海
相模湾を一望できる景勝地に佇む、ひらまつによるスモール・ラグジュアリーホテル。相模灘の新鮮な魚介類を使った料理に舌鼓を打ちながら、和と洋の感性が紡ぐ、美しく贅沢なひとときを。部屋には温泉風呂が付いており、熱海の名湯が楽しめる。
URL:https://www.hiramatsuhotels.com/atami/

スーパーカーでも運転は快適!〈マクラーレン〉 720Sスパイダーで週末ドライブへ!

取材・文=大嶋慧子 text:Keiko Oshima
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