Volkswagen Vanagon ’89[フォルクスワーゲン ヴァナゴン’89]
幼少から波さえあれば、毎日のように海に通いサーフィン。休みの日には父親のヨットで家族や友人と沖に出て、フィッシング。アクティブを絵に描いたような男、マシュー。そんな多忙な彼の愛車は〈フォルクスワーゲン〉のヴァナゴン。車中泊もできる頼れる1台だ。
- SERIES:
- カリフォルニアの「くるまにあ」 vol.33
Matthew Needlman[マシュー・ニードルマン]
テスラ勤務
LA育ち。幼少の頃からキャンプ、フィッシング、サーフィンを楽しみ、大人になってからも継続してその趣味を満喫している。仕事はアパレルブランドのセールスを経て、現在は〈テスラ〉でマーケティングを担当。
フォルクスワーゲン ヴァナゴン’89/2020年購入/走行距離34万㎞排気量:2200㏄
トランスミッション:4速MT
全長×全幅×全高:4569×1844×2085㎜(ポップアップルーフ含む)
購入価格:$16.500
クルマ遍歴
1台め 1998年 スバル アウトバック
2台め 2002年 ボルボ 240
3台め 2005年 ビュイック
リモートワークの導入で、サーフィンに使える時間を確保できるようになり、充実した日々を送っているマシュー。波さえあればマリブやトパンガ周辺で波乗り。そのあとは、海辺のパーキングに停めた愛車でしっかりとリモートワークをこなす。そんな夢のようなライフスタイルを実現させてくれる彼の相棒は、1989年製の〈フォルクスワーゲン〉ヴァナゴン。ポップアップルーフ付きの車中泊もできるモデルだ。
「約4年前にサンフランシスコにサーフトリップに行ったんだ。その際に路上でセールスのタグが付いたこの車を見つけて。すぐにオーナーに連絡して、状態を確認して購入を決意したよ」
購入後、交換したのは足まわりとエアコン周辺のみ。特に大きなカスタマイズなどはせず、原状を維持しながら運転を楽しんでいるんだとか。
「仕事をするときは、運転席やテントスペースでPCを叩いているよ。遠くから届く波の音を聞きながらの仕事は、会社や家に比べて集中できる。だから、いつもの倍以上はかどるんだ(笑)」
愛車はオンオフを充実させている。
’80年代を感じさせる、ハンドルからダッシュボードまでのボックス的なデザイン
ガソリンの給油口のそばにある、外部電源口。積み込んでいる冷蔵庫を動かすためのもの
購入時から常備されていたガス台とシンク。フィッシングで取れたロブスターなどをここで調理し、仲間にふるまう
雑誌『Safari』12月号 P225掲載
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photo : Yoshimasa Miyazaki(Seven Bros. Pictures) text : Momo Takahashi(Volition & Hope)