コーデに季節感を出すというのも、お洒落ワザのひとつ。だから、カジュアルなデートであっても、そうするだけでぐ~んと洒落感がアップ! 彼女のあなたを見る目も変わってくるはず。というわけで、今週末からできるデートコーデを紹介!
アクセントをところどころに!
彼女に洒落た姿を見せたい気持ちもわかるが、暑いのに秋を意識してヘタに厚着するのはナンセンス。そんなときは無理せず軽快Tシャツでいいんじゃない? 汗だくなデート姿は見苦しいですよ。で、違いを出すなら、“夏とは少し違うものを選ぼう”というのが今回のテーマ。たとえば、Tシャツは上質なウール100%で触り心地が極上のもの。自然と寄り添いたくなっちゃうコレ、デートにはかなり役立つはず。そして、5ポケットのパンツもスラックス的な見栄えできれいめを。ついでに足元のスニーカーまで、高級感あるスウェード素材ならリッチさもひとしお。どのアイテムも、ワンランク上の見え方がするものをチョイスしてみたけど、どう? 漂ってくる雰囲気が素敵でしょ。しかも、見てのとおり、グレーで統一したのもスタイリッシュで女性ウケがいいはず。でも、よ~く見て。単にきれいめコーデってだけじゃない雰囲気に、気付きました? それは、夕方近くに羽織れるように手持ちした、アウターに、ネイティブ柄カーデのおかげ。実はこれが大きなアクセントになって、全体の洒落感を引き上げているのだ。これこそ、アラフォーにぴったりな秋漂うデートスタイルじゃない? 素敵に見えること間違いないので、早速、実践あるのみ!
ニットTシャツ5万8000円(ロンハーマン)、パンツ2万1800円(ノンネイティブ/ベンダー)、手に持ったカーディガン1万8000円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、サングラス3万8000円(ギャレット・ライト・カリフォルニア・オプティカル/ブリンク 外苑前)、スニーカー2万3000円(パントフォラ・ドーロ/アドナスト ミュージアム)
オレンジ差しでぐっと立体的に!
たくさん歩く日は、動きやすくて疲れにくいTシャツ×ウエストドローコードのイージーパンツなどの楽ちんアイテムで揃えるのが最適。で、この手の楽ちんアイテムを大人っぽく見せるのに、“ワントーン”という方法がある。彼女と一緒にお散歩な~んてときは、落ち着きがあって優しげなベージュなんてぴったり。写真のような淡色は、リラックスした気分にもなるから休日にはベター。でも、ここまででもう完成~なんて終わりにしないで! まだこれだと、地味で平坦に見えてしまうという危険が残されているから。そんな危険を避けるためには、もう一歩の工夫が必要。まずはアクセントに差し色を入れ、コーデ全体をキュッと引き締めたい。今回は秋一番ということで、サンセットカラーのオレンジをニットキャップやスニーカーに使用。さらに、シンプルなコーデにこなれ感を出すために、ストライプシャツを襷掛け。どう? のっぺりコーデにぐっと立体感が出てきたのがわかる? ワントーンでまとめると大人っぽく仕上がるのは知っていたと思うけど、もうひと工夫すればこんなに洒落て見える。であれば、このひと工夫、是非やってみるべきでしょ!
Tシャツ5500円(ザ クワイエット ライフ/ハンドイントゥリー ショールーム)、襷掛けしたシャツ2万6000円(アウターノウン/RHC ロンハーマン)、パンツ2万4000円(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)、ニット帽1万1000円(ロンハーマン)、サングラス4万7000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー3万5800円(ノンネイティブ/ベンダー)
パンツ選びに注目を!
今週末のデートは映画? それなら今、流行っているドライブインシアターに行くのも新鮮かもね。そんなとき、デートらしい品はほしいんだけど、座っても窮屈じゃない、リラックスして過ごせる着心地もほしいですよね。で、その心地よさを感じるのに特に気遣いたいアイテムがパンツ。これひとつでだいぶ違うのはご存知かと。だから、穿き慣れているとはいえ、ここはデニムやチノなどのゴアついた素材を避け、柔らか素材のパンツを。選んだのは、リネンにシルクをブレンドした肌触りも穿き心地もいい1本。作りはイージーだから座りでも快適。しかも、イージーらしからぬ光沢感があるので、デートには申し分ないってわけ。穿き心地も見た目も大人にふさわしいパンツであれば、あとはトップがTシャツでもサマになる。強いて言うなら、彼女との会話のきっかけになるような遊び心がチラッと入っているプリントTなんかであれば、盛り上がりそう。ここではよ~く見ると、あの“メントス”ロゴが入ったプリントTをチョイス。最近はこういったウィットに富んだTシャツがたくさん出ているから、デート用に見つけておくっていうのもいいんじゃない?
Tシャツ8800円(シーグリーン/タトラスインターナショナル)、ブラック・リネンシルクカットオフイージーパンツ3万6000円(ロンハーマン)、手に持ったチェックシャツ2万9000円(フランク&アイリーン/サザビーリーグ)、ラウンドサングラス3万9000円(グローブスペックス/グローブスペックス エージェント)、白・オーリーガードスニーカー1万1000円(アーティファクトバイスペルガ/カメイ・プロアクト)
色気っていったいどうやったら上手に出すことができるのか。これ見よがしにアピールするのだけは間違っているっていうのはわかるはず。言うまでもなく、柄シャツの胸元ガバ開け、な~んて着こなしは絶対にNG。恐らく、思いもよらないギャップから生まれる色気、これがイヤミにならなくて女性ウケもいいのかと。頑張りすぎて品のない印象になっては本末転倒だからね。目指すは、あくまでも知的さや硬派さを保って大人にふさわしい色気を出すこと。そこで作ったのが “ベージュのシャツ×黒パンツ”というシンプルなコチラ。でも、どことなく色気を感じません? その秘密はコーデに隠された“2つのギャップ”。まず、選んだシャツは真面目な印象を与えるバンドカラー。これを普段よりボタンひとつ多めに開けて肌見せする。これが、知的なセクシーさを狙った“ギャップその1”。さらに開けた胸元へ視線を向けるために、キーネックレスを下げるなんて小技もセクシーさの後押しに効果的。で、下半身はぐっと武骨なバイカーパンツにブーツ合わせ。知的な上半身にワイルドを合わせるという“ギャップその2”。こんな具合に作りだした“ギャップ”で色気は十分醸し出せる。あっ、もちろんエスコート技術や内面を磨くことも大切ですよ!
バンドカラーシャツ1万1000円(アダム エ ロペ)、パンツ3万8000円(エージー/コロネット)、キーネックレス1万8000円(ポスタルコ/スティーブン アラン トーキョー)、サングラス3万9000円(グローブスペックス/グローブスペックス エージェント)、レースアップブーツ7万8000円(ローリング ダブ トリオ/ザ ブーツ ショップ)
大人色を主役にして
秋風がす~っと抜けていくような過ごしやすい休日にデートをするなら、そんな気持ちのいい季節を感じるコーデで登場したい。見た目に季節感を出すのも、お洒落技のひとつだからね。で、今回主役に選んだのが、ぐっと渋~い雰囲気を醸し出す秋にぴったりのテラコッタカラーのシャツ。そのシックさを生かすなら、インのTシャツにも同じトーンのものを選んで馴染ませるのが正解。で、ここまでで落ち着きのある秋感は演出したので、合わせるパンツは爽やかさを強調する白をチョイスしてみた。トップが渋ければ、ボトムが白でも夏っぽくなりすぎることはなく、ほどよい爽やかさだけを抽出できるのだ。それでもまだ気になるようであれば、写真のようなオフ白を選ぶのもひとつの手。コントラストがつきすぎず馴染みはいいはず。で、ショーツにしたというのにも理由があって、長丈にすると少々白の面積が多すぎるから。ショーツなら夏に焼いたいい感じのブロンズ肌が覗いて、トップのシックなシャツともバランスがとれる。すべてをシックな色でまとめるなんてコーデもいいけど、季節の変わり目には、こんな夏と秋がミックスされたコーデもいいでしょ?
シャツ1万9000円(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)、Tシャツ5800円(キャル オー ライン フォー ピルグリム サーフ+サプライ/ピルグリム サーフ+サプライ)、ショーツ1万1000円(デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、サングラス4万9000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー6300円(スペルガ/カメイ・プロアクト)
●アドナスト ミュージアム
TEL:03-5428-2458
●ブリンク 外苑前
TEL:03-5775-7525
●ベンダー
TEL:03-6452-3072
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●ロンハーマン
TEL:03-3402-6839
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●RHC ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●カイタックインターナショナル
TEL:03-5772-3684
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
●ベンダー
TEL:03-6452-3072
●カメイ・プロアクト
TEL:03-6450-1515
●グローブスペックス エージェント
TEL:03-5459-8326
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●タトラスインターナショナル
TEL:03-5708-5188
●アダム エ ロペ
TEL:0120-298-133
●コロネット
TEL:03-5216-6521
●ザ ブーツ ショップ
TEL:03-3843-0833
●スティーブン アラン トーキョー
TEL:03-5428-4747
●カメイ・プロアクト
TEL:03-6450-1515
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●ピルグリム サーフ+サプライ
TEL:03-5459-1690
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です