進化した超淡麗辛口モデル! 〈フォルクスワーゲン〉アルテオン
気温の上昇と時を同じくして、アツ〜く盛り上がっているのが〈フォルクスワーゲン〉! ティグアンからはじまって、新型ゴルフ、そして今日ご紹介するコレと、新型車が目白押し。さらにコチラは〈フォルクスワーゲン〉でも異彩を放つ超淡麗辛口モデル。新しいボディ形状の追加でさらに商品力を増した。〈フォルクスワーゲン〉アルテオンだ。
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アルテオンは2017年に日本導入されたモデル。パッと見は人気の4ドアクーペのようだが、ガバッと開く大型リヤハッチドアを持つファストバックモデルとなっている。今回はマイナーチェンジ扱いだが、フェイスリフトに加えて、さらに少しだけ荷室容量を増やした“アルテオン シューティングブレーク”が追加された。
まずエクステリアを見てみよう。リファインされたのはフロントのライトとグリルの形状、それからリヤコンビライトとモデル名のフォントが追加されたこと。さらに、お馴染みVWのロゴも新世代デザインになっている。
このアルテオン、発売当時からかなり攻めたデザインが好評だった。新規の若年層顧客をも招き入れたという実績を持つ。今見てもその先進感は健在で、さらにLEDライトの装飾がグリルの真ん中にまで一直線に引かれ、元からエッジの効いていたデザインをさらにキリッと引き締めている。
しかし、最も大きな変化はやはりインターフェース。フルデジタルのメータークラスターと大型のメインディスプレイを手に入れ、外観に引けを取らないお洒落で先進的、かつ使いやすいコックピットを実現している。それこそティグアンからゴルフに至るまで、〈フォルクスワーゲン〉のこのモデルチェンジラッシュは、このインターフェースの到着によるもの。これによって主要モデルがいっぺんにブラッシュアップされたというわけだ。
メータークラスターの視認性の高さはいわずもがな。特筆すべきはスマートフォンのように使いやすいメインディスプレイだ。ホーム画面にはドライバーが欲しい情報を並べ替えてパーソナライズさせることも可能だし、最大5名までユーザーを登録し、そのホーム画面はシート位置などを記憶させておくこともできる。
また、ご自身のスマホにアプリを入れれば、車外から予めエアコンをかけておくこともできるし、ロック・アンロックの管理もできる。コレが案外便利で、炎天下のクルマに乗りこむときや、慌てていて「あれ? ロックしたっけ?」なんてときにも手元ですぐに確認&ロックをしておける。うっかり屋さんでも大丈夫ってわけ。
パワートレーンは一種類。2.0ℓ TSIエンジンと7速DSGの組み合わせに、四輪駆動の4MOTIONの設定のみ。コレが猛烈にパワフルでリニア。個人的に〈フォルクスワーゲン〉の中でもスッキリとラグのない加速と4MOTIONのコーナリングがベストマッチングで、最も好みの走りを実現していると感じている。
荷室の使い勝手もほかの欧州勢より実はよかったりして(かなり広い)、〈フォルクスワーゲン〉であって〈フォルクスワーゲン〉でないような、独特のムードも魅力。スタリングもいいし、使い勝手も満点。小型車だけじゃない〈フォルクスワーゲン〉の魅力が、このアルテオンにはぎっしりと詰まっているのだ。
★DATA 〈フォルクスワーゲン〉アルテオンTSI 4MOTION Rライン
●全長×全幅×全高:4870×1875×1445mm
●車両重量:1700kg
●ホイールベース:2835mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ
●最高出力:200kW(272PS)/5500~6500rpm
●最大トルク:350Nm(35.7kgm)/2000~5400rpm
●トランスミッション:7速DSG
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:567万9000円
●フォルクスワーゲン カスタマーセンター
TEL:0120-993-199