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2020.11.25


すべてがドラマチック! 〈ビー・エム・ダブリュー〉M440i xDriveクーペ

普段どんなにカジュアル一辺倒の人でも、たまにはハードボイルド風にキリッと決めたいときもある(よね?)。特に今みたいに、急に冬の気配が漂ってきたら、どことなくメランコリックな気分になるのも当然のこと。だったらそんな気分をきっちりと演出してくれる、同じくハードボイルドなクルマを選んでみるのもいい。

 

 
そんなおり、〈ビー・エム・ダブリュー〉からドラマチックなクーペが新顔になって登場した。4シリーズの完全刷新だ。なかでも今日は、ハイパフォーマンス版のM440i xDrive クーペをチェックしたい。

なによりもネットをザワつかせたのは、縦型になったキドニーグリル。“バーチカルキドニーグリル”の名のとおり、意匠を垂直に大きく変えてきた。 

 
しかし、日本人にも愛された“マルニ”こと2002や1930年代に大ヒットした328クーペ、1970年代の3.0CS、また635など、印象に残るモデルはすべて縦型グリルだった、ということを思い出してほしい。その印象を思い描いたまま、このM440i xDrive クーペを見ると……。あ~ら不思議、どことなく郷愁漂う色気をまとっているように(?)思えなくもない。 

 
それはさておき、実物は意外なほどにかっこよかった。コレは本当。特にM440i と3文字の数字の前にMの付く“Mパフォーマンス”モデルは、グリルにブロンズカラーを選択できる。この色との相性がよいのか、思ったほどのえげつなさは感じず、むしろ真新しさ、さらには先進感すら漂わせていたのだ。 

 

 

見た目も走りもちゃ~んとキャラ立ち!

見た目だけじゃなく、運転しても個性は際立つ。メカ的にいえば、4シリーズは基本的に3シリーズとアーキテクチャを共用する兄弟車になるのだが、言われなければそうと気付かないほどにちゃんと個性とキャラが確立されている。

4シリーズのモデルラインナップは2.0ℓ直4エンジンの420iとその高出力版420i Mスポーツ、そして3ℓ直6のM440i xDriveクーペとなるが、本題のクルマは387psに500Nm、さらに四輪駆動のxDriveとMスポーツのデフファレンシャルを備えて、よりスポーティな味付けがなされている。

いざハンドルを握ってワインディングに乗り出すとすぐにわかるのだが、このパワーを受け止めるボディ剛性の高さに加えて、ヒラリヒラリとコーナーを攻略する、軽快なフィールが随所に感じられる仕上がりだ。いやほんと、走りもドラマチックだ。

ホイールベースは3シリーズと同じながらも、全長は50mmの延長がなされ、また25mmワイドになっている。さらに7シリーズと同様、エンジンとサスペンションを支える構造部材に高剛性アルミダイキャストを採用。シャシー、エンジンにブレースを追加した。リアサスの取り付け部は補強し、アンダーフレームも全体を補強しているなど、芸が細かい。おまけにエンジンフード、フロントフェンダー、ドアをアルミにして軽量化を図っているのだから、かなり本気のチューンナップだ。

これらすべてが渾然一体となって、いわゆるしっとり系の3シリーズに比べ、4シリーズはさらに奥深い魔力を秘めているようにも思える。 

 
さらに渋滞時のハンズオフ機能など、アシスタンス系は標準装備。そして、この美しいインテリアに囲まれたら、いつもと違う自分の魅力に目覚めるかも⁉ 

 

気になるスペックは?

★DATA 〈ビー・エム・ダブリュー〉M440i  xDrive クーペ
●全長×全幅×全高:4775×1850×1395mm
●車両重量:1740kg
●ホイールベース:2850mm
●エンジン:3.0ℓ直列6気筒ツインパワー・ターボ
●最高出力:285kW(387PS)/5800rpm
●最大トルク:500Nm/1800~5000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:1025万円
 

 

 
Information

●BMWカスタマー・インタラクティブセンター
TEL:0120-269-437

文=今井優杏 text:Yuki Imai
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