新しいX2は威風堂々! 〈ビー・エム・ダブリュー〉iX2 xDrive30
前回お届けした〈ミニ〉ジョン・クーパー・ワークス カントリーマンも然り、この春は〈ビー・エム・ダブリュー〉からニュースが続く。スモールサイズのクーペSUV、X2がフルモデルチェンジ! ポルトガルで行われた国際試乗会にてレポートが叶ったのでシェアしたい。
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ちなみに〈ビー・エム・ダブリュー〉では、いわゆるSUVのことを“SAV”=スポーツ・アクティビティ・ビークル、さらにクーペSUVのことを“SAC”=スポーツ・アクティビティ・クーペと呼んでいる。ご存知のとおり、同社のラインナップではX1やX3、X5など奇数群がハッチバックタイプのSAVスタイル、そして偶数群、つまり今回ご紹介するX2やX4、そしてトレンドを築いたX6などがSACスタイルとなっていて、今回の2代めに進化するフルモデルチェンジでも、スタイリッシュな姿を披露してくれた。
※写真はすべてiX2 xDrive30
実用的なX1に比べて遊び心あふれるX2は、先代よりもボディサイズを拡大。全長4555㎜、全幅1845㎜、全高1560㎜と、全体的なディメンションからすればかなりの大型化で、威風堂々としたのがポイント。
とはいえ実際に取り回すと、軽やかなハンドリングに加えて、スモールSUV(SAC)らしいサイズ的な取り回しのよさは維持しているから安心してほしい。実に狭い(本当に!)ポルトガルのワインディングロードでも、高めに設定されたヒップポイントから生まれる直接視界のよさも手伝って、軽快にドライブを堪能することができたのだから!
話をスタイリングに戻すと、鋭い瞳や横長のキドニーグリルなど、近代〈ビー・エム・ダブリュー〉の先進フェイスがしっかりと導入されたほか、新たにラインナップしたBEVモデルのiX2では、このキドニーグリルの周囲を同社コンパクトセグメントではじめてイルミネーテッドしていたり、また、内装にも新しい世代のインターフェースが採用されていたりと、見た目的な話題性も大きい。
※写真はすべてiX2 xDrive30
特にこのインターフェースに関しては、5シリーズから導入されたパーソナライズ“マイモード”(走行モードやアンビエントライトなどを自分好みにメモリーできる機能)がさらに進化。アーティストとコラボした壁紙や、パノラミックルーフのシェードのオープン・クローズ、また電動シートのランバーサポートやマッサージ機能などと連動し、よりガジェットコンシャスな若い世代にも訴求する、面白いギミックがたくさん用意されたので期待してほしい。
さて、今回のインプレッションは、まさにそんな機能をフルで満載にしたBEVモデル、iX2。やはりゴージャスなライト類やインターフェースのしかけと、電動モデルは最高の相性だ。
※写真はすべてiX2 xDrive30
140kW/ 247Nmのモーターを前後アクスルに備えたAWD(xDrive)は、小さなボディに十分なパワーで、実にスムース。しかし、振り回されるようなカゲキさは味付けられていないので、日常使用域でも存分に高級車としてのゆとりを堪能できるはず。バッテリー容量は66.5kWhでX1と同じだから、すでにX1で公表されている数値を参考にするに、こちらもサイズにして十分なスペックを備えていそう。
お洒落で先進的な新型SAC、日本での発売は近々。早めにチェックしてほしい。
★DATA 〈ビー・エム・ダブリュー〉iX2 xDrive30 M Sport
●全長×全幅×全高:4555×1845×1560㎜
●ホイールベース:2690㎜
●システム最高出力:200kW(272PS)
●システム最大トルク:494Nm(50.4kgm)
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:742万円
※2024年5月31日(金)11:59までプレオーダー受付中
●BMWカスタマー・インタラクティブセンター
TEL:0120-269-437
URL:https://www.bmw.co.jp/
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