あらためて、求めていたセダンはコレ! 〈レクサス〉IS350 Fスポーツ
ごく個人的な肌感で申し訳ないのだが、最近セダンが欲しいという女性に立て続けに会った。彼女ら曰く「SUVは彼に乗っててほしいから、私はコンサバな感じで。それにセダンならゴルフに行くのもエレガントでしょ」。うん、その選択、すごくイイ。では、もともとセダンもいいと思っていた諸兄はどうか? 彼女とシェアする、ということを前提にすると、取り回しにもデザインにも優れた、こんなコンパクトセダンはいかが? 〈レクサス〉IS350 Fスポーツだ。
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実は昨年、ひっそりと一部改良を受けているコチラ。そもそもの諸元が実はスゴイ。輸入プレミアムカーでもなかなかお目にかかれない純粋内燃機関、しかも自然吸気の3.5ℓV6エンジンを搭載しているのだ。このエンジン(そう、“エンジン”と書いてしまえる気持ちよさ!)に対して、ボディサイズは全長4710×全幅1840×全高1435㎜とかなりコンパクト。真横に立つと、ギュッと凝縮された塊感にドキッとするほどだ。しかも感動の後輪駆動……、改めて「求めていたのはコレ!」と声を出してしまいそう。
さらに走りを強調したスポーツグレード“Fスポーツ”だから、走行はもちろんのこと、ルックスだってかなり淡麗だ。
〈レクサス〉のデザインは、世界中どこを見渡しても代わりが見つからないような、個性を兼ね備えている。グラマラスで大胆、どこかセクシー。とくにISくらいに凝縮されたコンパクトさになると、その強いデザインがかえって際立つ。むろんSUVのラインナップも充実している同社だけれど、ごく個人的に〈レクサス〉のデザインは、セダンにこそその真髄があるような気がしてしまう。だって、サイドビューなんて、鳥肌の立つような美しさだから。ダークトーンもいいけれど、ボディカラーは是非あざやかな色を選んでほしい。このクルマが遠くから、彼女の運転で現れるときのドラマティックさを、想像してみてほしい。
対してインテリアはしっかりと堅牢なデザインに収められているのも好感が持てる。随所にレザーを張り巡らせ、しっかりとリッチな雰囲気に仕立て上げているところはさすが〈レクサス〉。この“エレガンス薫るエクステリア”ד堅牢なインテリア”のコントラストが洒落ている。
走りももちろん、期待を裏切らない。なにが期待以上かといえば、これだけのスペックをちゃんと上品に仕上げてきている走りの味付けの妙なのだ。318ps/380Nmながら、アクセルの踏みはじめからふわりと加速する優しさと、正確なハンドリング。もちろんパワーに申し分はなく、踏んだら素直に背中を押す加速は、スポーツカーそのものといっていい。サスペンションはFスポーツらしくややカタめであるものの、市街地で持て余すほどではなく、日常をエキサイティングにしてくれるはずだ。
なにより嬉しいのは、このボディサイズながらゴルフバッグが余裕で2個搭載できるラゲッジルームへの気遣い。いやはや、日本にはこのクルマがあった!
★DATA 〈レクサス〉IS350 Fスポーツ
●全長×全幅×全高:4710×1840×1435㎜
●車両重量:1660㎏
●ホイールベース:2800㎜
●エンジン:3.5ℓV型6気筒
●最高出力:234kW(318PS)/6600rpm
●最大トルク:380N・m(38.7kgm)/4800rpm
●トランスミッション:8速オートマチック
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:651万円
●レクサス インフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577
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