特別仕様車“ブラウン・トップ”が、かなりいい! 〈マツダ〉ロードスター
急に空気が冷たくなって、朝夕の冷え込みもぐっと厳しく。そうなってくると“クルマニア”的にはもうひとつ、旬を迎えるものがあるのをご存知? そう、オープンカーだ。
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「え、この寒いのに?」と思ったアナタはよ〜く考えてほしい。むしろ夏は日差しも強いし外も暑いわで、そもそもオープン状態で冷房を効かせるのは至難の業。しかし、冬なら空気も澄んで紫外線も比較的弱め。さらに懸念の寒さはシートヒーターや暖房、なによりファッションでカバーできる! オープンカー愛好家の間で“旬は冬”というのは、すでに常識でもある⁉
では、なにに乗ればいい? そんな疑問にお答えしよう。歴史ある国産ライトウエイトの雄〈マツダ〉ロードスターなんていかが? いまさらなんて言わないで。もちろん今回ご紹介するには、それなりの理由がある。
ご存知、小型オープンスポーツカーであるロードスターは、1989年にデビューした2シーターモデル。現在は4代目となり、これまで累計110万台を世に送り出してきた人気車だ。そんなロードスターにこの冬、特別仕様車と新色のボディカラーが設定! この特別仕様車がなんともいえずお洒落なのだ。
“ブラウン・トップ”と銘打たれたこの特別仕様車は、チョコレート色に近いブラウンカラーのルーフを備えていて、インテリアはテラコッタカラーとの組み合わせ。横に立つとカタログで見る以上に小柄なボディサイズのロードスターだけど、そのサイズ感を感じさせないほどの色気と存在感に驚く。
実際に乗ってみると、ロードスターが4代目にまで進化してきた歴史を感じる部分が、走りやハンドリングなど、様々な場所にちりばめられている。しかし、筆者が個人的にいつも唸るのは、ルーフのオープン/クローズのギミックの妙!
運転席に座り、サンバイザー部分に配されているロックをパチン、パチンと2箇所開ければ、あとは片手でルーフを後ろにスライドさせるだけ。この簡易さ、そしてルーフの軽さはオーナーとともに仕掛けを磨いてきたからこその完成度。手動で開閉するタイプのキャンバストップの中でも、トップクラスで使いやすいと断言してもいい。
そんなブラウンのキャンバストップをガバッと開くと、中にはテラコッタカラーのインテリアが用意されている。このように外から見られることの多いインテリアがこんなにリッチだと、冬以外でも積極的にオープンルーフを楽しみたくなりそう。
また、今回の商品改良では流行のニュアンスカラーである“ジルコンサンドメタリック”も追加。こちらも今の空気感にぴったりなカラーだから、スタイリッシュなロードスターにますます選択肢が増えたことになる。というわけで、名車の誉れ高いロードスターをあらためて見直すいいチャンス。是非この機会に、冬のオープンカーデビューを果たしてみてはいかが?
★DATA 〈マツダ〉ロードスター“ブラウン・トップ”
●全長×全幅×全高:3915×1735×1235mm
●車両重量:1020kg(MT車)、1060kg(AT車)
●ホイールベース:2310㎜
●エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC
●最高出力:97kW(132PS)/7000rpm
●最大トルク:152N・m(15.5kgm)/4500rpm
●トランスミッション:6速MT、6速AT
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:325万7100円(MT車)、337万2600円(AT車)
●マツダコールセンター
TEL:0120-386-919
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