“自然派のスタンダード車”に躍進! 〈ジープ〉ラングラー アンリミテッド サハラ2.0
このコロナ禍ですっかり変化してしまったもの、それはアウトドアに関する概念かもしれない。密を避けられるうえに、森林浴効果をもたらす“フィトンチッド”浴び放題。さらに同行者との絆も深まるっていうんだから、これは今後もレジャーのスタンダードになることが簡単に予想できてしまう。で、そんな中で販売台数を異様に伸ばしたのが〈ジープ〉。なかでも若年層に大いに支持されたのが、今回ご紹介するコチラ、ラングラー アンリミテッド サハラ2.0だ。
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コレが売れた最大の理由、それは最高のコスパにある。
まず、このサイズ感をご覧いただきたい。全長4870×全幅1895×全高1845㎜。う~ん、デカイ。隣に立つとその小山のような背高に驚く。乗り込む際もまるで登山のようにステップをよじ登るイメージだ。よって、もし小柄な彼女とドライブしたい場合は「パンツスタイルで来て!」と予めリクエストしておいたほうがよさそう。さらにゴツゴツとしたエクステリアも本格派オフローダーのムードを濃厚に漂わせる。「これぞ〈ジープ〉!」な、ワイルド&堅牢さだ。
写真はすべて海外仕様車
インテリアはレザーを多用。スイッチ類が隙間なく並ぶメカっぽさを強く押し出しながらも、高級感にあふれている。あまりにタフすぎて泥臭い、という印象が前に出ない、ほどよい都会っぽさもあるのだ。つまり、いったん乗り込んでしまえば、案外デートカー向けともいえそう。
さて、このラングラー、現在は既存の3.6ℓV6エンジンの搭載を終了している。つまり、この巨体を動かすのは2.0ℓ直列4気筒ターボのみ、というラインナップ。そしてこれこそが冒頭に触れた“最強コスパ”の理由でもある。
そう、これだけのボディサイズに高級インテリア、そして〈ジープ〉の王道を行くコンテンツ性の高いルックスに加え、軽量パワフルな2.0ℓエンジンを搭載して、お値段なんと727万円から。競合モデルで欧州モノとなると、軒並み1000万円オーバークラスだから、若者にウケるのも納得ということなのだ。
さらにこの2.0ℓエンジン、V6を捨てても不満なし、と断言できるほど質感が高い。まず当然のことながら、V6よりもかなり軽い。それによって、なめらかなアクセルペダルの踏み心地やスッキリした加速を備えている。そう、これだけの本格オフローダーではあるけれど、おそらくほとんどの人が一般市街地での使用となることを考えると、この“軽さ”は正義。運転フィールだけでなく燃費にも効果的だからだ。
さらにコチラ、8速ATとの組み合わせ。つまり、実は高速道路での燃費の伸びもなかなかのもの。まさに遠出のアウトドアにも遠慮なく乗り出せるというワケ。
むろん、オフロード走破性も際立つ。メーカー曰く「ラングラー史上最強の4×4性能」。事実、“オフロードコースでの試乗もなんのその”だった過去の試乗を思い出した。
ホンモノの冒険感を手に入れるのは今、なのかも!
★DATA 〈ジープ〉ラングラー アンリミテッド サハラ2.0
●全長×全幅×全高:4870×1895×1845mm
●車両重量:1960kg
●ホイールベース:3010mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCターボ
●最高出力:200kW(272PS)/5250rpm
●最大トルク:400Nm(40.8kgm)/3000rpm
●トランスミッション:8速オートマティック
●駆動方式:選択式四輪駆動
●税込み価格:727万円
●ジープ フリーコール
TEL:0120-712-812
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