【Vol.90】新社長が語った今後のブランド戦略とは?
2017年夏、〈ブライトリング〉の新たなCEOとなったジョージ・カーン。バーゼル前に、この新体制となり初の新作発表を兼ねたガラパーティが上海で開かれた。そこにはアジア各国から約350人のゲストが招かれ、60本ものヴィンテージ時計とともに、新シリーズ“ナビタイマー 8コレクション”の自社製クロノグラフからワールドタイマーまで5モデルを同時に発表した。そしてイベント翌日、新社長にインタビュー。まず、ナビタイマー8に続く、今後リリースする新モデルの予定を聞いてみた。
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BREITLING
「かなりの少量ですがリエディションモデルも出していきます。オリジナルに忠実な要素は大事にしながらも、再解釈してモダンに仕上げる。そんな時計を出す予定です。新たなブランドイメージに合わせて、ショップも今後、世界各国でモダンでユニークなインテリアを採用したロフト様式の内装に改装していきます」4月には広告ビジュアルも刷新され、新たなアンバサダーの発表もあるらしい。ところで、カーン社長がプライベートでの旅先に持っていくものはどんなものだろう?
「まず必要なのはルームフレグランス。香りが好きなので、必ず持っていきます。あとは白いシャツとデニムパンツ、上質な靴があればいいと思います。時計はエレガントなものと、ダイバーズ、スポーツエレガントな青文字盤と黒文字盤。この4タイプを旅用に持っていれば完璧です」
Georges Kern[ジョージ・カーン]
1965年、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。2000年にリシュモンに入社。’02年に36歳の若さで〈IWC〉のCEOに任命される。’17年、独立系時計ブライトング社のCEOに就任。
新作クロノグラフ!
新作“ナビタイマー 8 クロノグラフ”は、12時位置に30分、6時位置に12時間積算計、さらに9時位置にスモールセコンドを配したデザイン。両方向回転式ベゼルには、コインエッジをあしらいヴィンテージな雰囲気もたっぷり。6月発売予定。ケース径43㎜、自動巻き、SSケース&ブレス、10気圧防水。価格未定(ブライトリング/ブライトリング・ジャパン)
新作“ナビタイマー 8 コレクション”が展示されたブース。数々のパイロットウォッチを生み出してきた〈ブライトリング〉らしく、ブースにはプロジェクターで雲が映し出された。まるで空を飛んでいるかのような粋な演出も会場で話題に
雑誌『Safari』5月号 P322掲載