コロラドの大自然、テルライドで マトリックス・デトックスを満喫!
デッドストックファブリックを使用したLAのエコなスカーフブランド〈レイト・サンデー・アフタヌーン〉のファウンダーでデザイナーのマシュー。彼の一番の旅は、モダンなマウンテンビレッジとして人気なコロラド州のテルライド。高い波動に包まれた山岳エリアでフィアンセとともにマトリックス・デトックスを満喫したという。
シンプルで機能的な
コーデと小物が基本
アウトドアでのアクティビティも多い旅先では頑丈でデザインもいいスウェーデンの60’sアーミードクタージャケットが重宝する。そこにネックレスを多連で合わせヒッピーライクに。パンツは穿き心地抜群なオーストラリアブランドの〈コットン・オン〉のもの。バッグとデザートブーツはヴィンテージだ
Profile
〈レイト・サンデー・アフタヌーン〉ファウンダー・デザイナー
マシュー・シルドクレット
オバマ政権時代に環境諮問委員会に半年間勤務。その後、ヨガのリトリートや旅をしながらスピリチュアルな修行を行う。6年前に趣味ではじめたハンドメイドスカーフが人気を集め、 LAはヴェニスビーチで自身のショップ兼ファクトリーの〈レイト・サンデー・アフタヌーン〉をオープンした。www.latesundayafternoon.com/
倉庫で眠っているデッドストックファブリックをスカーフやショール、アスコットタイとして蘇らせるエコなLAブランド〈レイト・サンデー・アフタヌーン〉。そのファウンダーでデザイナーのマシューはサーファーであり瞑想マスター。精神哲学をコンセプトに展開するスタイリッシュな彼の巻き物は、海系セレブやバイカーはじめ老若男女に愛されている。ヴェニスビーチにある彼のストアは心温まるリトリートのようだ。
トラベルマニアでもあるマシューに生涯で一番印象深い旅を聞くと、今年の7月に気のおけない友人と訪れたコロラド州のテルライドというビレッジだそう。
「ここは最近注目されているマウンテンリゾートエリア。サンファン山脈が街の中心を囲んでいるせいか波動がとても高いんだ。スキー場やハイキングコース、キャンプ場など、山アクティビティが充実している。ここでは、みんなと10時間に及ぶハイキングをして、心身ともに癒される根源的なデトックスを行ったんだ」
ストイックなハイキング以外は、朝は遅めの朝食をゆっくり食べ、夕方は山頂から夕日を眺めながら夕食を作るという、かなりゆる~い時間を過ごしたそう。
「LAにいると忙しい日々に追われ、生活そのものを見失いがち。忘れかけていた自然とのコネクションや自分自身を再確認することがこの旅の目的だったんだ」
次に忘れ難いのが去年の秋に友人の結婚式で訪れたイタリアのヴェネチア。
「ヴェネチアを拠点に、トスカーナ、カプリ、それからローマを2週間かけて旅したんだ。とにかく歩いて、ワインとイタリアンフードを楽しんだよ。ヴェネチアではドレスアップしてレストランに出かけたりミュージアムにも立ち寄った。街中で友人とダンスもしたっけ(笑)」
大自然でも街中でも、どんなシチュエーションでも楽しむマシューの旅スタイル。そんな彼のモットーは、いろんなものを通して自分に帰ることなのだそうだ。
旅慣れ大人の必須アイテム Best3!
〈TRAVELING MUST ITEM 1〉
〈ギャレット・ライト・カリフォルニア・オプティカル〉のメガネとサングラス
度が入ったべっ甲のメガネと薄色のサングラスを必携!
近眼気味なので旅にメガネは必須。サングラスも度が入ったレンズをオーダー。ファッションがシンプルなだけに実用的な小物でスタイルに洒落感をプラスするのがマシュー流
〈TRAVELING MUST ITEM 2〉
〈ボーズ〉のイヤホン
機内では音漏れしない高性能イヤホンを耳栓代わりに!
1人の時間が楽しめる機内ではお気に入りのサウンドを聴きながら読書に没頭。その際にこの音漏れ防止のイヤホンが大活躍する。仮眠する際は耳栓としても使えるのだとか
〈TRAVELING MUST ITEM 3〉
〈レイト・サンデー・アフタヌーン〉の大判ストール
タオルやブランケットのほか風呂敷としても使える!
旅先には最小限の荷物しか持っていかないのがモットー。このストールはタオルやブランケットとして使えるのはもちろん、洋服やお土産を包む風呂敷代わりに活用できる!
心に残るバカンス BEST3!
〈MY FAVORITE DESTINATION 1〉
コロラド in USA
今年の初夏にも旅したテルライドは、毎年1回は訪れる。マシュー自身も縁を感じている特別な場所だ。遅めの朝食を作る前に、白樺の木の前で瞑想を毎日行ったという
〈MY FAVORITE DESTINATION 2〉
ヴェネチア in Italy
街は美しく、人々も魅力的なヴェネチアはとてもロマンチックな気分にさせてくれる。食欲の赴くままグルメを堪能し、ゴンドラで運河を観光した際は、歴史の深さに感銘を受けたそう
〈MY FAVORITE DESTINATION 3〉
レイキャヴィーク in Iceland
去年、友人とオーロラを見るために訪れ、ハイキングや長距離ドライブなどアドベンチャーを楽しんだ。気温はかなり低いが温泉に浸かればポカポカ。秘境の温泉も探し当てたとか
雑誌『Safari』11月号 P344・345掲載