雄大な自然が広がる隔絶の地で満天の星空を体験する〈ファレカウハウ カントリー エステート〉
ここ数年、注目が集まる“星空保護区”。これは美しい星空を守るための優れた取り組みを認定する制度で、今年1月に新たに加わったのが、ニュージーランドのワイララパ星空保護区。その域内にあり、レムタカ山脈や、波が雷鳴のように打ち寄せるパリサー湾に囲まれて建つのが、〈ファレカウハウ カントリー エステート〉。雄大な自然が広がる隔絶の地にありながらも、首都ウェリントン中心部からはクルマで約1時間と、アクセスのしやすさもポイントだ。
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- 眺めのよいホテル! vol.12
もともとは1840年代から続く牧場。ニュージーランド最高峰の羊を求めて羊農家が訪れ、心のこもった料理やワインを楽しみながら暖炉のそばで交流したのがはじまり。その頃からのホスピタリティ精神は変わらず、ラグジュアリーなロッジへと変遷してきた。
3000エーカーの敷地の中心となるのが、エドワード朝時代の風情が漂うメインロッジ。光あふれるキッチン&サンルーム、アンティーク家具や暖炉を備えたラウンジなど、滞在中になにかと訪れる場所だ。その周囲に点在するのは、16棟のコテージスイート。暖房つきの大理石の床やニュージーランド産ウールのカーペット、ゆったり沈むソファにふかふかの枕など、心地よく過ごせるアイテムがずらり。2~3室で1ユニットなので、コネクトすることもできる。ハイエンドは、メインロッジから徒歩10分の、1室のみのフォーリーヴィラ。こちらはヘリコプターで着陸も可能だ。
充実したアクティビティも見逃せない。近隣のマーティンボロー産などワインセラーには5000本ものボトルを所有。テイスティングやセラー内のディナーはマストで体験したい。黒砂の海岸をATV四輪バイクで疾走、あるいはウェルネスセンターでリラックス。そして夜にはお待ちかねの星空観測を!
ゲストでテーブルを囲むホームスタイルの、カントリーキッチン。シェフから秘伝のレシピを聞けるかも!? 食材はハーブガーデンや周囲の海、山から調達する“ハイパーローカル”なものを使用。
牧場から出発し、農業体験ができる宿を経て、ラグジュアリーなロッジに。エントランスで温かな出迎えを受ければ、綿々と続くホスピタリティを感じるはず。
エドワード朝様式のエレガントなメインロッジ。ラウンジのフレンチドアを開けば、美しく手入れがされた中庭へと続く。
息を呑む満天の星。地元の天文学者にして天体写真家とともに、コテージテラスにてプライベートな星空体験も(NZ$205~)。毛布や湯たんぽが準備され、寒さ対策は万全。
ウェリントン国際空港からクルマで約1時間30分。ヘリコプターなら、南海岸に沿って遊覧飛行をしつつ約10分。ドライバーやヘリコプター、レンタカーの手配も可能。
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●ファレカウハウ カントリー エステート[Wharekauhau Country Estate]
住所:4132 Wharekauhau Rd. RD3 Featherston, Palliser Bay, 5773, New Zealand
TEL:+64-6-3077581
日本での問い合わせ先:ルレ・エ・シャトー
TEL:0800-888-3326
料金:コテージスイートNZ$1650~(1名)、NZ$2295~(2名)、
NZ$2945~(3名)、フォーリーヴィラNZ$1万5495~(1~6名)
URL:https://www.relaischateaux.com/us/new-zealand/wharekauhau-country-estate-featherston
雑誌『Safari』5月号 P250~251掲載
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text : Chieko Koseki