都会派もアクティブ派も、名門〈オーデマ ピゲ〉に注目!
大人の男に似合うのはどっちのクロノ!?
〈オーデマ ピゲ〉は、名門マニュファクチュールでありながら、その称号に安穏とせず、アバンギャルドに攻め続ける。代表格となるのがこの2モデル。全く違う2つの個性も、格式高い伝統と革新が息づくところは同じ。移ろいゆく時代だからこそ、圧倒的な存在感を放つ、憧れのクロノグラフを現代のライフシーンに合わせて、比べてみた。
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コード11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
CODE 11.59
BY AUDEMARS PIGUET
CHRONOGRAPH
上品なドレス系クロノに
伝統と革新が共存する
ベーシックなラウンドスタイルは、八角形のミドルケースを斬新なフレームラグで挟み、ヘアーライン仕上げのスモークグレー文字盤もシックだ。CODEのネーミングはChallenge(チャレンジ)、Own(継承)、Dare(大胆に)、Evolve(変遷)に由来し、11.59は新たな1日の1分前を示す。ケース径41 ㎜、自動巻き、18 KWGケース、ラバーストラップ、30 m防水。533万5000円(オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン)
異素材コンビ!
上質なカシミヤを
軽快でエレガントに
都会のカフェでまったりくつろぐ。リラックスタイムとはいえ、大人の余裕を感じさせたいところ。そこで有効なのが、上質なカシミヤのコートだ。手元はCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのスモークグレー。文字盤が落ち着いた雰囲気で、アーバンな知性を添える。それでいてミドルケースのセラミックやファブリック風のラバーストラップがスポーティ。重くなりがちなコートスタイルも上品でありながら軽快に仕上がる!
ロイヤル オーク オフショア
ROYAL OAK OFFSHORE
ブランドアイコンがさらに
スポーティかつマッシブに進化
ラグスポの新境地として1993年にデビューし、42㎜径のパワフルな存在感から“ビースト(野獣)”とも称された。新作は最新キャリバー搭載はじめ、未来的なメガタペストリー、セラミックベゼルを装着。カウンターや文字盤外周のブルーがスタイリッシュに映える。ケース径43㎜、自動巻き、チタンケース、ラバーストラップ、100 m防水。445万5000円(オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン)
このモデルはグレーラバーストラップのほかにブルーラバーストラップも付属。ケースと一体化したスタッズをダブルプッシュすれば、簡単に交換できる。その日の気分で気軽に付け替えできて楽しい
ダウンのボリュームに
負けない43㎜時計!
冬の海やスノーリゾートではダウンコートが手放せない。ただボリューム感があるだけに、野暮ったくなりがち。あくまで大人のバランスで肉厚ダウンを着こなしたいなら、ロイヤル オーク オフショアがおすすめだ。マッシブな存在感はダウンに負けないし、フィット感も高くアクティブな気分を盛り上げる。また、深く刻まれたタペストリーなどラグジュアリーな仕様のおかげで、エレガントなダウン姿が叶う。
大径ケースでも、ショートラグを下方に向けることでフィット感は増している。さらにケースに加え、プッシュボタンもチタンを採用し、軽快なつけ心地に。終日つけていてもストレスを感じさせない
長い歴史を誇るスイス高級時計といえば、クラシカルな王道スタイルが思い浮かぶ。しかし〈オーデマ ピゲ〉は革新を続け、ときには異端とさえ言われることも恐れず、それを称賛に変えてしまう。そんな気骨こそ真骨頂と言えるかも。この2本のクロノグラフはその象徴。モダンクラシックとコンテンポラリースポーツというスタイルは対照的でも、ともにブランド初の自社一体型クロノグラフキャリバー4401を搭載。毎秒8振動化による精度向上や約70時間にパワーリザーブを伸ばすばかりでなく、耐久性や信頼性を高めた。よりエレガントな“CODE11.59”はアーバンなコートスタイルに、よりマスキュリンな“ロイヤル オーク オフショア”は、アクティブな装いで。時計の個性が違えば、ベストなファッションも変わる。ただ、圧倒的な存在感を放つところは同じ。次世代まで語り継がれるだろうこの名クロノが、変化の激しい時代でも、確かな指針になるに違いない
●オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03-6830-0000
雑誌『Safari』2月号 P114-117掲載
※記事内で紹介している商品はすべて税込みの価格です。
※腕時計表示価格は12月24日現在のもの
photo : Toshiyuki Imae, Tomoo Syoju(BOIL) styling : Nobuhiro Kasai hair&make-up : Michinori Kikuchi text : Mitsuru Shibata