12星座別“大人の余暇”星占い【10月1日〜12月31日】
2023年の秋分から冬至までの3カ月は、“守りを固めていく”時期。混沌とした不安定な状況でも安易に逃げず、生き延びるための生命線の確保に全力を尽くしていきましょう。弱く、情けなく見えることも厭わず、動物的直感を優先するのがよさそうです。
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“余暇”とは、仕事や用事のない“それ以外の時間”ではなく、おにぎりの具のように人生を豊かにするもの。実は余暇こそ、日々の暮らしの中心かもしれません。この占いでは、星座別の全体運を伝えつつ、そんな余暇の行動や習慣による運気アップ術も紹介していきます。
天秤座でパワフルな金環日食があり、対人関係の取捨選択が一気に進んでいく流れ。特に牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は影響大。
約4カ月半ぶりに土星が順行へ。意思表示を曖昧にしていたことの霧が晴れ、改めて線引きが。特に魚座、乙女座はその影響が強そう。
約5カ月ぶりに海王星が順行に転じる日。「~のために」といった一体感が、星座に関わらず社会全体で強まっていきそうです。
牡羊座
生きがいの光の出どころを手探りする
全体運
牡羊座にとってこの3カ月間は、善光寺の“お戒壇巡り”のよう。これは本堂の地下の狭く真っ暗な場所を通り抜けることで、生まれ変わる仏教の修行のひとつ。お寺では阿弥陀様の光でみなが救われることになっていますが、人生というお戒壇巡りでは、光は自分の内側から発するものだと気づかなければいつまでも暗いままです。“心から愛せるものとはなにか”を自問して。
運気アップ術
蝋燭の灯りだけで風呂に入るもよし、ソロキャンプで焚き火にあたるもよし、スマホに触る時間を限定するもよし。人工的な照明をできるだけオフにして過ごすことで、自ずと内側から発する光に気づくはず。
牡牛座
思考停止の受容から繋がる喜びへ転換。
全体運
牡牛座にとって2023年の秋冬は、受容から能動への切り替えの時期。たとえば推し活なら、ロケ地を訪れたり、手作りのグッズを作ったり、二次創作をしてみたり。こうした能動的な活動で、同じ志向の人たちと繋がることが、新たな運気を開いていきそうです。ともに楽しむ姿勢を大切にして、自らの生をより豊かにしていきましょう。
運気アップ術
楽しみをわかち合う第一歩は、自分が体験して知った情報を人に教えたり、積極的に開示したりすること。教えながら学び、学びながら教える循環を作っていく中で、自ずと暮らしも生き生きしてきそうです。
双子座
密かな野心を胸に自分の王国を築いて。
全体運
この秋冬の3カ月は、双子座にとって“百年の計”を立てていく時期。もとは教育こそが国家の要であることを説いた言葉でしたが、個人において百年後の未来への礎となるのは感動の強度。自らを取り巻くコスモス(宇宙)としての星や森や植物、風や川や人との接触を重ね、逆に自分の感受性を鈍磨させるやり取りは減らしていきましょう。
運気アップ術
いわゆる社会情勢やトレンドなどは、情報として与えられるものの“世界”。対して、“コスモス”とは、あくまで身をもって直接体験して築いていくものです。今期は、できる限り後者に集中していきましょう。
蟹座
人もものも動かして運の突破口を開こう。
全体運
蟹座にとってこの秋冬の3カ月間は、異質なる他者との出会いとしての"交通"ということがテーマに。古来より交通は、共同体の尽きはてるところ、別の共同体と隣接する境界領域に芽生えてきました。この時期の蟹座もまた、これまであまり接してこなかった異質な文化や価値観に開かれ、いかに風とおしをよくしていけるかがカギに。
運気アップ術
共同体のはしっこは商品交換のはじまる場でもあり、古代日本において“買う”という語は“贖う(ものを神に差し出して穢れを祓う)”と同義でした。大きな買い物や大盤振る舞いでも、風穴が開きそうです。
獅子座
強がりをやめて弱体化を図っていく。
全体運
獅子座にとって2023年の秋は、“アポトーシス”を起こしていくよう。これは個体をよりよい状態に保つために引き起こされる細胞の自然死のこと。私たちも成長や構築だけでなく、弱体化や分解をはかる中で、与えられた生命を維持していきます。今期は、今までの自分らしさをどれだけ破壊していけるかが問われていくでしょう。
運気アップ術
実は12星座で一番やせ我慢をしがちな獅子座にとって、この秋冬は自分の“強がり癖”を弱めていくのにもってこいの時期。まずは「大丈夫」という言葉で、会話にふたをするのをやめてみるといいでしょう。
乙女座
自分に合う役柄を再発見していこう。
全体運
乙女座にとって秋の3カ月間は、真摯に役作りに励む俳優のよう。この時期は、今の自分はなにであってなにではないのか、なにができてなにができないのかといった“己の再定義”を図っていくことがテーマに。演技や擬態から脱して素直に生きることより、没頭できる役柄や舞台へ傾くことで、新たな自分を発見していけそうです。
運気アップ術
本や映画の中で、好きだったり、憧れていたりする人はいませんか? そういう人物やキャラクターの名前を書き出して、その個性やバックグラウンドを考えると、ピンとくるものを探り当てることができそうです。
天秤座
未消化なズレを内側から修復していく。
全体運
コスパやらタイパやら、人生を合理的に整えようと、様々なものを削ぎ落としすぎてはいませんか? 天秤座にとって2023年秋は、思春期のやり直しをするような時期。UFOの目撃など常識では割り切れない体験や非合理的な衝動を取り込むことがテーマです。秋であっても気候的には春と似た“思秋期”を送るのが幸運のカギとなります。
運気アップ術
映画館であれサウナであれ、世間からすっぽり隠れられる場所に潜んでみて。自分の中にある未消化ななにかを、カラダをとおして消化することができそうです。ただし、盲目的に秘めた色恋へ突っ走るのは避けて。
蠍座
頭を使って考えない。生きたいように生きる。
全体運
蠍座にとって秋冬の3カ月間は、“考えるな、感じろ!”な期間。かつて作家の深沢七郎は、10代の青年からの「青春は1度きりか」という相談に、「生きてるということは青春ということ」と返答しました。頭で小難しく考えようとするな、動物のように欲望に従い、植物のようにただ生きろ、と。そうすれば、若さも元気も復活してきそうです。
運気アップ術
「生きるに値するなにかを見つけたい」なんて思い悩む時間があるなら、欲を満たして寝るのが一番。深沢七郎や水木しげるが生きていたら、そういいそうです。難しいことは不要、ただぐっすり寝てください。
射手座
沈黙を深めて拠りどころを確かめる。
全体運
射手座にとってこの3カ月間は、沈黙の中に沈んでいくよう。人が問いを差し向けても、神は沈黙したままかもしれませんが、大切なのは言葉を超えた語りかけです。風や光、季節の香りなどから、そのささやきをキャッチできるのかもしれません。今秋、あなたが心の支えを確かなものにできるかは、その沈黙の深さ次第といえそうです。
運気アップ術
会話であれ、SNSであれ、現代人はあまりにも“話し合い”に興じすぎているのではないでしょうか。ときに大事なことほど口にせず、不完全な言葉によってその豊かさを封じ込めないようにしていきましょう。
山羊座
道具に使われない生き方が問われる。
全体運
山羊座にとってこの秋冬は、道具に支配されない人間になるための試行錯誤のとき。技能であれ機器であれ、現代において人間は、道具を操作するだけの存在になり下がりつつあるかもしれません。その中でいかに功利主義やコントロール欲求を手放しつつ、主観的な喜びを追求していけるかがテーマ。“面白そう”精神で動いてみましょう。
運気アップ術
社会の慣習やシステムに表立って反逆するのでなく、自分の尊厳が損なわれないよう、”なんとかうまくやっていく”戦略を立て実践していきましょう。ずる賢い戦い方を覚えれば、よりたくましく変貌できそうです。
水瓶座
大人が忘れた真実を見つけ直していく。
全体運
2023年秋冬の水瓶座のヒントになるのが、「ほら、あそこ!」と、大人には見えないなにかを指差して叫ぶ小さな子供。マッチの炎の幻影であれ裸の王様であれ、その指先には大人が気づかない真実があるはず。今期のあなたはそんな内なる子供の声に反応することで、忘れかけていた大切なものを浮き彫りにしていくことができそうです。
運気アップ術
すごく変なものは目立って、整理されてしまいがちですが、ちょっと変なものは大人の視線をすり抜けます。街中を観察して、そうした変な建築や看板などを収集すると、子供の頃の感性が呼び覚まされそうです。
魚座
世の中ともう一度向き合い直していく。
全体運
魚座にとって秋冬の3カ月間は、ゼロからトースターを自作する試みのよう。鉱石を採掘するところからはじまる製作は、様々な壁にぶつかるはず。その過程で、単なる消費者だったときには思いもよらぬ発見や気づきがあるでしょう。同じように、どんなに滑稽で不細工でも、自分をゼロから再構築していくことがカギとなりそうです。
運気アップ術
すべての思考にいちいち「……と思った」という言葉をくっつけてみましょう。そのときどきの思考が事実や真実ではなく、ひとつの考えにすぎないと確認していくことは、追い詰められたときほど有効です。
占ってくれたのは
Sugar[ シュガー ]
占星術家。慶應大学文学部哲学科卒。ITベンチャー業界を経て、西洋占星術の執筆や講師として活躍。ユニークな個性と教養で占術界での交友関係も広い。千駄木の占いサロン“ウルクス”での個人鑑定もスタート。
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