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2020.12.05


ブラック×ウッドでデザインホテルの佇まい

閑静な住宅街に立つグラフィックデザイナー夫妻の住まいは海外のモダンなブティックホテルを思わせるデザインだ。ブラックを効かせた内装に差しこむ柔らかな光と木の温かみ、吹き抜けの開放感と低い天井の閉塞感のバランスなどコンパクトながらホテルステイを思わせる空間作りで、学びどころ満載。

今月の部屋 佐藤邸/1LDK+ロフト/66.4㎡
2階のLDKはキッチンを壁付けのオープンスタイルに。床もドアもブラックという思い切った内装に、キッチンのタイルやソファはグレーを選択。モノトーンに濃淡をつけ、こなれた大人の配色だ

旅行が好きで、海外のブティックホテルに好んで泊まるというグラフィックデザイナーの佐藤さん夫妻。住まいに求めたのは、生活感を削ぎ落としたホテルステイのような非日常感と、寛ぎの両立。「コンパクトな敷地ですから、好きなアイテムや映画のシーン写真をコラージュしたイメージボードだけ渡して、後は建築家に一任しました」という。

出来上がった住まいは、1階はカーペットを敷き詰めた玄関ホールや寝室、タイル張りの洗面室など、白を基調にした柔らかなリラックス空間。2階に上がると一転、窓枠や格子、ドア、床もすべてブラックのLDKが広がる。黒を重く冷たく感じさせないのは、木質使いと光の採りこみ方のマジックだ。2階LDKの利点を生かして大きな窓を設け、道路側の壁はガラスブロックで光だけを取りこむ作り。2方向からの光が、黒く塗装した床のラーチ合板やルーバードアの木目を照らし、微妙な陰影を生み出している。リビング側は、勾配天井を生かした吹き抜けで、ダイニング側は上階にロフトを設けてほどよい閉塞感のある天井高。アンティーク家具やお気に入りの雑貨を置いて心地よく整え、まさにホテルライクな中に寛ぎのある空間を実現している。

01 デスク周りはオーダーでジャストサイズの心地よさ
ガラスブロックと縦格子から光が入る妻のデスクコーナー。天板の幅と奥行きを5㎜単位でオーダーできる英国〈ビスレー〉のデスク。イスはデンマークのインテリアブランド〈ヘイ〉でオーダー

02 コーナーのアクセントにアンティークを置いて
サイズ感と色が気に入ってアンティークショップで購入したキャビネット。天板は好みの板をカットして付け、中にはブランケットなどを収納

03 美しいフォルムの自転車はインテリアとしても使う
広めの玄関土間はキャンプ用品やゴルフバッグを収納できるだけでなく趣味の自転車をチューンナップする場

04 無駄を削ぎ落とした白くスクエアな洗面室
シンプルながら高窓からも光が入る洗面室

INTERIOR POINT
デスク照明はフランスのアンティークランプ!

妻のデスクに設置しているのは、アトリエランプで知られるフランス〈ルミナ〉製のヴィンテージ品。シェードやジョイント部分はアルミ製で、アーム部分はスチール製というタフなつくり。ソケットやシェードの丸みが、フランスらしいエレガントさも感じさせるフォルム。場所を取らない細身のシルエットとデザイン性の高さがお気に入りだ。

 
Information

●ハウストラッド
TEL:03-6412-7406
URL:www.housetrad.com

雑誌『Safari』1月号 P222~223掲載

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写真=松村隆史 文=中城邦子
photo : Takafumi Matsumura text : Kuniko Nakajo

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