風格ある佇まいが魅力の水平対向2気筒の名車! 〈ビー・エム・ダブリュー〉R60/2
仲間と行くツーリングではいつも洒落たスタイリングで周囲の目を引くダイン。モーターサイクルコレクターの顔を持つ彼をトリコにしてしまっている1台が渋い旧車の〈ビー・エム・ダブリュー〉。2輪好きを夢中にさせるワケとは!?
[ダイン・アッシュボー]Dayne Ashbugh
LAを拠点にアパレル業界で長年活躍した後、独自のセンスを買われて2年前に邸宅をメインに扱うインテリア関連会社に勤務。忙しい仕事の合間を縫っては、愛車とのツーリングに勤しんでいる。http://www.idws.us
古いモーターサイクルをこよなく愛し、地元のヴェニスビーチで仲間とヴィンテージモーターサイクルクラブ“VVMC”を運営しているダイン。30名ほど所属しているクラブメンバーの中でも、群を抜いてファッションセンスを発揮。
ハイセンスなライダースタイルをまとう彼の愛車は水平対向2気筒エンジン、通称“フラットツイン”の名車である〈ビー・エム・ダブリュー〉R60/2。彼はほかにもヴィンテージの〈ビー・エム・ダブリュー〉を4台所有しているのだが、このモデルが最も年式が古い貴重な1台。シートやタンク、ミラーなどすべてのパーツに当時のデザインが反映されているところが気に入っていて、美しい“オブジェ”のようだと賞賛するほど。
「この車両はクラブの大切なメンバーが、かつて所有していたものだ。僕はその彼をリスペクトしているから、あえてカスタムせずにオリジナルのまま乗ることにしているんだ」
もちろん、思いを継いで乗り続けるためにメンテナンスも入念に行い、大きなトラブルはないとのこと。ビーチ沿いや街乗り用として日々活躍しているそうだ。
ヘルメットはバイクに合わせてブラックを着用。マットな質感はどんな格好でもクールに決まる
冬の防寒対策も兼ねてレザージャケットの上にデニムのベストを重ね着。ベストには、所属するモーターサイクルクラブの“VVMC”のワッペンを付けている
エンジンまわりは常にチェック。マメなメンテナンスがヴィンテージ車を長持ちさせるコツ
純正タンクに搭載されるツールボックス。工具など必需品を入れるのに重宝
遠出のときは海沿いをゆっくりと走るのが基本。いつもはLAからほど近いマリブ方面に行くことが多いが、一番のお気に入りはサンディエゴ近くにあるオーシャンサイド。景色が美しくイベントなどでよく立ち寄るそう。
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雑誌『Safari』4月号 P257掲載
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photo : Yoshimasa Miyazaki(Seven Bros. Pictures) text : Momo Takahashi