日常を楽しくする万能なロードバイク! 〈スペシャライズド〉ヴァド SL 4.0 EQ
ファットバイク系やミニベロ系のイメージが強いバイクだけど、実はロードバイクと街乗りのよさを併せ持つクロスバイクにも優秀なモデルがある。西海岸生まれの〈スペシャライズド〉が手掛けたこの一台がまさにそう。一般的なバイクの40%という軽さだから飛ぶように走れ、遠出したいときも頼れる相棒になってくれる。
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- 遊べるeバイク探し! vol.5
eバイク専用アプリ“ミッションコントロール”でスマホと接続すれば、アシストレベルの設定、エコモードやスポーツ、ターボから選べるアシストモード設定といったカスタマイズも自由自在。41万8000円、レンジエクステンダー[オプション]4万9500円、ヘルメット6050円(以上スペシャライズド/スペシャライズド・ジャパン)
ロードバイク譲りの軽快な乗り味はそのままに、街乗りの要素をクロスオーバーさせたのがクロスバイク。タイヤがロードより少し太めなので段差を気にせず走れ、登り坂を駆け上がるヒルクライムも余裕だ。また、ハンドルはフラットだから、近場はもちろん、ゆるりと街クルーズする際も快適な姿勢で乗れる。今回紹介する“ヴァド SL”は、そんな万能自転車のeバイク版だ。
乗ってみると、17.08㎏(Mサイズ)の軽量設計に驚かされる。ファットタイヤ系eバイクは30㎏超が珍しくないことを考えると、この軽さは圧巻。平坦な道ならアシストなしでもスイスイ走れる軽さだから、モーター使用時の走りは爽快このうえない。自社開発のモーターが漕いだ力をスムースに倍増してくれるので、ものの数秒で最大アシスト速度の24㎞/hに達してしまう。
さらに特筆すべきはバッテリーの優秀さ。インチューブ型ながら3.2Ahの大容量設計で最大航続距離は130㎞と長い。しかも別売りの補助バッテリーを付ければ航続距離をさらに65㎞延ばせる。普段使いでも休日の遠出でも頼れるこの万能さ、行動範囲広めなアクティブ男は大歓迎なのでは!?
バッテリーは、後付け感のないインチューブ型。
レンジエクステンダー(補助バッテリー)は、シートチューブのホルダーに装着。
トップチューブにアシストレベルと充電残量を表示。青は本体バッテリー、緑がレンジエクステンダーの残量となる。
SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:1810×700×1030㎜[Mサイズ]
●重量:17.08㎏
●フレーム素材:アルミ
●バッテリー容量:3.2Ah
●充電時間:約3時間(0~100%)
●最大走行距離:約130㎞(エコモード)
●アシストレベル:3段階、変速機:11段
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●スペシャライズド・ジャパン
URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/
雑誌『Safari』10月号 P200掲載
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photo : Toshiyuki Tanaka text : Takumi Endo