“料理×ワイン”で完成する2つ星監修のフレンチ!
2020年11月、丸の内テラスにオープンした〈エスプリ・ド・タイユヴァン〉。言わずと知れた、パリを代表するグランメゾン、ミシュラン2つ星の〈タイユヴァン〉が監修した店。と聞けば、それだけで行きたくてウズウズする。が、魅力的なのは、ココが監修したお店の中でも、料理とセレクトワインが楽しめるカジュアルダイニングは“世界初”だというからさらに見逃せない。
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- カラダが喜ぶヘルシー料理! 〈エスプリ・ド・タイユヴァン〉
フランス伝統の技や味を守りながらも、日本の旬の食材を使ってアレンジしたメニューが揃う〈エスプリ・ド・タイユヴァン〉。正統派のフレンチベースでありながら、日本人の口に合う軽やかな味わいの料理がラインナップできるのは、日本の新鮮な食材を使っているおかげ。
ここで特筆すべきは、“料理は、相性のいいワインと一緒に味わってこそ、味覚の世界が広がる”というモットーがあること。その理念どおり、今、まさに飲み頃のワインをセレクトしてくれる。これが〈タイユヴァン〉の大きな魅力なのだ。グラスワイン(800円~、税別)は、常時30種は揃っているという豊富さも、さすが。
たとえば、休日の昼下がりに訪れたなら、ヘルシーで軽めの“サラダリヨネーズ”と辛口の白ワインでスタート! というのもよさそうだ。
“サラダリヨネーズ”1200円(税別)
グリーンカールやトレヴィス、ピリッとした辛さのあるからし菜など新鮮な葉野菜をメインに、ラディッシュや舞茸、そして砂肝やポーチドエッグまで入っている。これ一皿で、野菜もたんぱく質も摂れるのは嬉しい。プリムラなどのエディブルフラワーが美しく、ビジュアル的にも女性ウケがいいから、デートではまずはコチラからオーダーしたら?
バイザグラスで合わせるなら、どれがおすすめ? リヨンの郷土料理である“サラダリヨネーズ”には、ブルゴーニュ繋がりで“コレクション・タイユヴァン・ブルゴーニュ・ブラン 2017”(1杯800円、税別)をセレクトするのがいいだろう。シャルドネのフレッシュさや柔らかさが感じられ、砂肝や卵との相性も抜群。
サラダの次は、脂肪分が少なく淡白な味わいの甘鯛を使ったメインが口当たりがいい!
“甘鯛のフリットと旬野菜 白ワインソース”1800円(税別)
甘鯛に軽く下味をつけ、デュラムセモリナ粉をまぶして揚げた甘鯛のフリットは、サクッ、ふわっという美味しさ。バターを使わずに、脂肪分控えめの生クリームやフュメ・ド・ポワソン(魚の出汁)などで作られた軽やかな白ワインソースが、素材の味をより高めてくれている。
付け合わせは、オリーブオイルで焼いたみょうが、寒締めほうれん草、カブ。香りや甘さが引き出された野菜も白ワインソースとよく合う。こちらももちろんワインと一緒に楽しみたい。
“甘鯛のフリットと旬野菜 白ワインソース”にセレクトしたのは、“カマン・ラルデャ ジュランソン・セック・ラ・パール・ダヴァン 2017”(グラス1100円、税別)。フランス・シュッドウエストの白ワインで、果実のふくよかさがあり、トロピカルでジューシーな味わい。この地方の固有種であるプティ・マンサン、グロ・マンサンを使ったナチュラルワインだ。
ちなみに、〈タイユヴァン〉のコレクションには、知る人ぞ知るちょっと珍しいワインもあるから、興味があれば銘柄も見ておくのも楽しい。飲み頃のワインで手頃な価格のものもある。
さらに、お店で味わって気に入ったワインがあったら、併設のワインショップで購入できるのも嬉しい。逆に、セラーでお気に入りのワインを見つけたら購入して、お店に持ちこみして飲むのもOKだ(抜栓料1本につき1000円、税別)。
セラーには〈タイユヴァン〉のコレクション40種を含めた、約460種のワインが揃う
カウンター席メインの作りなので、散策途中にふらりと気軽に立ち寄れる雰囲気。そして、春の気配が感じられる昼下がりは、テラス席で楽しむのも最高に違いない!
●エスプリ・ド・タイユヴァン
東京都千代田区丸の内1-3-4 丸の内テラス1F
営業時間:ランチ11:00~14:30(L.O)、カフェタイム15:00~18:00、ディナー18:00~22:00
ワインショップは11:00~21:00 ※営業時間は変更の場合あり。
定休日:不定休、日曜・祝日のディナー。
TEL:03-6259-1151
URL:https://www.enoteca.co.jp/shop/espritdetaillevent
※価格は消費税別、サービス料なし。
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text : Fukuko Hamada