【お悩み】「40代になったら洗顔も見直すべき?」
洗顔はスキンケアの第一歩といわれるけど、いつの間にか適当になっていたかも!? というわけで、基本に立ち返るべく正しい方法をドクターに聞いてみたら、40代になると洗顔方法も変わってくるとか。専門家が選んだ洗顔料も加え、大人仕様のケアに切り替えよう!
今月のカルテ
洗顔
今月のドクター
〈ジュノ ビューティークリニック 新宿院〉
西岡和昭 院長
北里大学医学部卒業。ひとつの治療ではなく、幅広い知識と経験により多角的なアプローチで患者に対して要・不要を即座に判断してくれると評判。美容皮膚科医、美容外科医として日々研鑽を積んでいる。
●ジュノ ビューティークリニック 新宿院
住所:東京都新宿区西新宿7-10-7 加賀谷ビル7F
TEL:03-6279-2003
1 1日2回で洗いすぎない
2 年齢に合った洗顔料を選ぶ
3 洗顔後は水分を入念に拭き取る
――冬は顔を洗うとピリピリします。
西岡 40歳を過ぎたら若い頃とは異なり、脂分を取りすぎないことが大切。皮脂を無理に取ると角質がめくれあがって肌荒れし、それによりバリア機能が壊れてウイルスなども入りやすくなりますよ。ホームケアを変えるだけで肌は変わるので、見直しが必要ですね。たとえば外気が乾燥する冬の朝は、洗顔料を使わずにお湯だけで洗顔するのもアリ。ただし、夜は一日の汚れをリセットするために良質な洗顔料できちんと落として。
――そもそも洗顔の役割は?
西岡 日常生活で付着するホコリや異物、酸化した皮脂や古い角質を取り除いて新陳代謝を正常に促すこと。かといって、何度も洗えばいいというわけではありません。朝晩の1日2回で十分。洗いすぎは必要な脂分まで取り去るので、かえって肌は乾燥しないよう過剰に皮脂を出して守ろうとします。
――どんな洗い方がいいですか?
西岡 湯温は冷たくても熱くても刺激になるのでダメ。毛穴が開くので体温と同じくらいのぬるま湯がベスト。またゴシゴシと強くこするのもダメージが大きく、乾燥や肌荒れを助長するのでやめてください。すすぎは、流水でしっかり。生え際やヒゲなどに洗浄成分が残ると肌トラブルの原因にもなるので、すすぎ残しには気をつけて。さらに拭くときも清潔なタオルで決してこすらず、軽く押し当てるように。ただし自然乾燥はNG。きちんと水分を取らないと水分が蒸発するときに肌の潤いまで奪って、カサつきの要因に。また、激落ちなど10代向けの洗顔料は、肌を守る常在菌まで取って保護機能が弱まるので避けて。スクラブを使いたい人は週に1〜2度、ニキビが気になるならピーリング効果のある洗顔料を選ぶなど、目的と肌質に合った大人の洗い方を身につけましょう。
◆男性美容研究家 藤村 岳のケア処方上:皮脂でヌルつく肌もサラッと仕上がる!
ミドルエイジ男性のための洗顔料。皮脂溶解成分が、余分な皮脂を溶かし出し、高吸着パウダーで吸着させる処方。ノンスクラブでありながら、毛穴の奥のねっとり皮脂まで、効果的にアプローチ。オイルクリア洗顔フォーム 130g 380円(ルシード/マンダムお客さま相談室)
右:もっちりとした高濃度炭酸泡で時短ケア!
洗顔や毛穴対策、保湿、導入ケアなど、1本で7役もこなす高機能洗顔料。押すだけでキメ細かな炭酸泡が出てきて、パックやヒゲ剃り用フォームとしても使用可能なマルチぶり。エイジクス アクティブ フェイシャルソープ 150g 2700円(アジカ/アジカお客様相談室)
左:脂分を落としすぎない医師監修ジェル状洗顔料
肌の水分をキープしながら、毛穴汚れや酸化した皮脂などはすっきり取り除いてくれる優しい洗顔料。TゾーンはベタつくのにUゾーンはカサつくという混合肌の男性におすすめ。ジェントルクレンザー 200㎖ 5200円(ゼオスキンヘルス/ジュノ ビューティークリニック新宿院)
●マンダム お客さま相談室
TEL:0120-37-3337
●アジカお客様相談室
TEL:0120-434-877
●ジュノ ビューティークリニック 新宿院
TEL:03-6279-2003
雑誌『Safari』2月号 P195掲載
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photo : Koki Marueki(BOIL) text : Gaku Fujimura