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2019.03.25


オールドファッション ビーフシチュー

コクと深みでワインとも合う大人の舌を満足させる、そんなビーフシチューは洋食メニューにはハズせない一品。なかでも昔ながらの味で魅了させてくれるのが〈ホテルニューグランド〉だ。1927年に開業したクラシックかつエレガントなホテルで、その1Fにある“ザ・カフェ”は、日本人に馴染み深い数多くの洋食が生み出されている、美味しいもの好きであれば誰もが知っている聖地といえるホテル。

ホテルの名物メニューをもっと見たい人はコチラ!

日本で広く愛されている“スパゲッティ ナポリタン”、体調を崩した外国人ゲストのために即興で創り上げた“シーフードドリア”、洗練されたものを意味するフランス語から名付けられた“プリン ア ラ モード”など。“ザ・カフェ”では、同ホテル発祥の洋食が提供されており、多くのゲストに支持されている。 

 

名物メニューが目白押しの中で、リピーターが続出となっているメニューが“オールドファッション ビーフシチュー”(3300円、税・サ別)。

牛肉と野菜がゴロッとたっぷり!

大きくカットされた牛肉は一度焼いてあり、旨みが閉じこめられている。だから、しっかりとしたテクスチャながらも、噛みしめるとビーフが持つ旨みがジュワッと口中に広がっていく。骨格のしっかりとした赤ワイン、仔牛の旨味が凝縮されたフォン・ド・ヴォーに加え、〈ホテルニューグランド〉伝統のデミグラスも合わせ、数時間かけてじっくりと煮込んであるので、複雑味も香り高さも増している。

そのため、“オールドファッション ビーフシチュー”スープは、まるでヴィンテージワインを飲んでいるかのような、極上かつ上質な食味に仕上がっているのだ。

付け合せにはニンジン、フライドポテト、ブロッコリー、バターライスが彩りよく添えられており、まさにオーセンティックな安定感。バターライスの香り高さが、ビーフシチューの赤ワインの渋味と抜群に合う!

常連のゲストにも長年人気を誇るという“オールドファッション ビーフシチュー”。横浜に来たついでに……、なんて言いながら、本当はココが本命のデートスポット。お腹が空く頃を見計らって、彼女に「ここのビーフシチューは伝統のデミグラスソースが隠し味なんだって」なんてさりげなく囁けば、彼女も「せっかくだから食べてみたい」と関心を寄せてくれるはず!

 
Information

●〈ホテルニューグランド〉ザ・カフェ
住所:神奈川県横浜市中区山下町10番地 ホテルニューグランド 本館 1F
営業時間:10:00~21:30(L.O. 21:00)
※“オールドファッション ビーフシチュー”が提供されているのは10:00~21:00(L.O.)
TEL:045-681-1841
URL:https://www.hotel-newgrand.co.jp/

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文=東龍 text:Toryu
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。
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TAGS:   Fashion
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