手持ちの“ピーコート”を生かす、 今どきの着こなし方!
どうも最近はダウンばかりで、ピーコートはすっかりご無沙汰。そんな人もいるんじゃない? でも、よく考えて。ピーコートが持つ品のよさと堂々とした存在感はほかにはないもの。今着てもかっこいいうえに、流行に左右されない普遍のデザインということでバツグンの安定感もある。それにピーコートは、普段の大人カジュアルはもちろん、デートにも使える汎用性の高さも魅力。上手に着こなせば、改めてその万能さを実感するのは間違いない。
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ただし、大人が今どきに着るなら、ちょっとした工夫は必要。多くが持っているアイテムだからこそ、インのコーデで旬な雰囲気や個性を出さないと「なんだか普通……」ってことに。そう、“永遠の名品”だからこそ、それを生かすも殺すもコーデ次第というワケ。そこで今回は、今どきな表情に仕上がる大人のピーコート着こなしを4つご紹介。さっそく参考にしてみて!
4万6200円(ショット/ショット グランド ストア トーキョー)
メイドインUSAの定番モデルを、日本人の体型に合わせたシルエットにリサイズした別注モデル。よりすっきりとしたフォルムに仕上げることで、上品かつスマートな着こなしができるのが魅力。さらに、通常モデルでは32オンスのメルトン素材を、こちらは24オンスのものを使用。重ね着しやすいうえに、タウンユースにも取り入れやすい軽めの仕上がりとなっている。
ピーコート4万6200円(ショット/ショット グランド ストア トーキョー)、ノーカラージャケット2万9700円、Tシャツ1万3200円(以上ナナミカ/ナナミカ 東京)、パンツ2万4200円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、ローファー3万8500円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山店)
まずはピーコートの都会的なコーデから。シックなデザインを生かすなら、全体をネイビーで品よく爽やかにまとめるのが得策。その場合、ポイントになるのがVゾーン。インが隠れがちなピーコートだが、Vゾーンに白を覗かせるとヌケ感が生まれ、お洒落感が際立つはず。そのために今回は、インにノーカラーのワークJKをレイヤード。こちらはネイビーのカーディガンでも代用可能なので是非お試しを。また、ボトムをゆるめのシルエットにした点は今どき感を出すポイント。品のよさに加えリラックス感があれば、大人の余裕もアピールできるはず。
ピーコート4万6200円(ショット/ショット グランド ストア トーキョー)、ラガーシャツ1万780円(カンタベリー/カンタベリー吉祥寺)、スウェットパーカ1万9580円、パンツ1万9800円(以上レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、スニーカー9240円(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)、その他はスタイリスト私物
ミリタリー由来の男らしさも備えたアウターだからこそ、少しアクティブな印象を加えるという着こなしもあり。で、是非トライしてほしいのが、ラガーシャツを使った着こなし。太めのボーダーのおかげで、タフでスポーティな雰囲気がアップ。さらに今回のコーデでは、ラガーシャツの下にさらにパーカをレイヤード。これならピーコートの外に出たフードや、重ね着で奥行きを出した首まわりがポイントになり、アクティブかつ立体感のある着こなしが楽しめるはず。ちなみにインにあざやかカラーを仕込んでも、決して子供っぽく見えないのがピーコートのいいところ。ということは、派手色のラガーシャツも楽しめるってこと!
ピーコート4万6200円(ショット/ショット グランド ストア トーキョー)、チルデンニット2万8600円、Tシャツ6930円、パンツ2万4200円(以上スコッチ アンド ソーダ/コロネット)、その他はスタイリスト私物
上品なスタイルがお好みなら、チルデンニット合わせというのも手。きちんと感がありながらもカジュアルと好相性。さらにコーデのアクセントになる首元のラインが、ベーシックな大人カジュアルにスポーティな表情を添えてくれる。ボトムはラフなカーゴパンツでアクティブさを加えつつ、上品な着こなしを少し着崩すと、マジメすぎない印象に。アラフォーにしてみたら、いつもより爽やかで若々しい印象が叶うのでは?
ピーコート4万6200円(ショット/ショット グランド ストア トーキョー)、ジップアップニットパーカ27万6000円(ジ エルダー ステイツマン/サザビーリーグ)、Tシャツ1万4300円(ストックホルム サーフボード クラブ/エドストローム オフィス)、デニムパンツ3万9600円(アッパーハイツ/ゲストリスト)、その他はスタイリスト私物
トラッドな着こなしに傾きがちなピーコートだけど、合わせ方次第ではゆる〜い雰囲気にもできる。その代表格が、淡色合わせで作るサーフカジュアル。日焼け肌と馴染みのいい淡色パーカとしっかりと色落ちしたデニムで、潮っぽさをたっぷりと演出。さらに白スニをプラスして、足元から爽やかなアクセントをつけると申し分ない。ちなみにパーカはカジュアルすぎないニット素材を選ぶと、ラフな着こなしの中にも品のよさをしっかりキープできる。海沿いでカフェランチなんてときに、こんなコーデはいかが?
●エドストローム オフィス
TEL:03-6427-5901
●カンタベリー吉祥寺
TEL:0422-29-7150
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●コロネット(スコッチ アンド ソーダ)
TEL:03-5216-6518
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●ショット グランド ストア トーキョー
TEL:03-3464-1913
●トラディショナル ウェザーウェア 青山店
TEL:03-6418-5712
●ナナミカ 東京
TEL:03-5728-3266
●ニューバランス ジャパンお客様相談室
TEL:0120-85-7120
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Satomi Maeda