ダークになりがちな冬だけど、そんな傾向だからこそ、差の出るテクがあります! それが簡単に叶うのが“オフ白”投入テク。クリーンで爽快なイメージでもあるし、なんともいえない柔らかさがあるから、デート着にもぴったり。
大人のお洒落コーデをもっと見たい人はコチラ!
冬には持ってこい!
急に冷えこんできて、とりあえず安定の黒ダウンを羽織ってみる……な~んてことになっている人も多そう。そこで、今回はあえてその逆をいく着こなしを提案。それが、“全身オフ白”な着こなし。全身に白を使う着こなしって、夏のイメージがあると思うけど、実は冬こそよかったりする。でも、冬に着こなすにはちょっとしたポイントが。それは、オフ白を使うということ。というのも、太陽が眩しく薄着の季節には、全身で純白を使うのはさほど変ではない。だけど、厚着のこの季節に全身を真っ白で固めてしまうと、ちょっと悪目立ちする恐れがある。そこで、優しげな“オフ白”にすることで、インパクトを柔げながらも明るい印象に仕上げようってわけ。では、使うオフ白アイテムはどんな感じか。まずはジャケットから。ここでは、ミドル丈のカーバーオールをチョイス。着丈がやや長めだと、中に厚手のものを仕込めるので意外に冬も暖かく着られる。そこに、パンツは同じくオフ白。だけど、デニムではなくベイカーパンツを選んでみた。こんなふうにちょっとしたディテールで遊びを加えるのは、ワントーンコーデのポイント。さらに、手に持ったシャツはコーデュロイ素材にして、素材で立体感を足してみて。少し難易度は高くなるかもしれないけど、暗くなりがちな冬の着こなしの“変化球”になるから是非やってみて!
カバーオールジャケット5万7200円(スリードッツ/スリードッツ青山店)、スウェットシャツ1万1000円(オフショア/ザ センス)、手に持ったコーデュロイシャツ1万5400円、ベイカーパンツ1万6500円(以上デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、サングラス3万9600円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、ネックレス1万7600円(ノース ワークス/ヘムトPR)、スニーカー4万9500円(フィリップモデル/トヨダトレーディング プレスルーム)
調整役は“オフ白”!
急に寒くなってきて、正直夏が恋しい……。大好きな海だって寒すぎると正直キツいもの。そこで、着こなしでテンションを上げてみようというのが、今回の提案。メインのアイテムは、今買って春先まで長~く使えそうなシャツジャケット。味のあるピンクが甘くなりすぎないので、大人の男が着てもマッチする。それにこの手のピンクは、冬のブロンズ肌にもぴったり。そこに、味のある赤いフーディをオンすればピンクもぐっと引き締まるってもの。そんな赤を1点投入しておけば、手持ちのニットもピンク系にしてもOK。これでもかとニット帽もピンク。同じピンク系でまとめているから、ここまで詰めこむとちょっと不安になる? でも、大丈夫。なぜなら、ここで調整役を努めるパンツを投入すればいい。今回チョイスしたのは、オフ白のスウェットパンツ。トップの暖かい雰囲気を壊さずにうまく落ち着かせてくれるのがいいところ。そしてダメ押しがブーツ。安定の茶スウェードにしておけば、柔らかいトーンなのにきっちり引き締めてくれる。これなら寒さ厳しい日でもテンションが上がりそうだし、まわりの人までハッピーになりそうでしょ⁉ 自分のご機嫌は、ファッションで取っていきましょう!
シャツジャケット3万800円(バグッタ/トレメッツォ)、パーカ1万4300円(オフショア/ザ センス)、手に持ったニット2万8600円(ロンハーマン)、スウェットパンツ1万8150円(スコッチ アンド ソーダ/コロネット)、ニット帽4400円(デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、サングラス3万5200円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、ブーツ3万6300円(ホワイトマウンテニアリング×アグ/ホワイトマウンテニアリング)
重ね着でも重くならない!
今年の夏のヒットカラーといえば、グリーン! この連載でも、『Safari』本誌でもかなり多くのアイテムが紹介されていたけど、その勢いは秋冬でも止まることはなさそう。現に、冬アイテムでもグリーンはかなり充実。暗くなりがちな冬の着こなしに、活気を与えてくれる。そこで、今回は秋冬バージョンの“グリーン”使いを紹介。主役は、この肉厚のフーディ。馴染みのあるアイテムでもグリーンにするだけでグッと今っぽさが出る。そこにブルーデニムを合わせ、夏にもよくやっていたブルー×グリーンの配色に。で、スニーカーと手持ちのチェックシャツもグリーンをベースにしている。ここで、ポイントなのがアウターに何色を選ぶかということ。もし、ここで黒やネイビーといったベーシックカラーのアウターを羽織るとどうだろう? やや重たさが出て、せっかくのブルー×グリーンの爽やかさ満点の着こなしが、無難な印象になってしまう。そこでアウターには、ブルーやグリーンと同じくらい、いやそれ以上の力を持つ色が必要である。で、おすすめなのが“オフ白”。これを羽織るだけでほかのアイテムのよさが引き立ち、さらに顔まわりが明るく見える。こんなふうに冬コーデの起爆剤になるのがグリーン。なんだか引き続き使いたくなるでしょ!
コーデュロイブルゾン1万6500円(オフショア/ザ センス)、パーカ1万9800円(サタデーズ ニューヨークシティ)、手に持ったチェックシャツ2万8600円(アウターノウン/RHC ロンハーマン)、デニムパンツ2万7500円(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン 表参道店)、スニーカー8800円(ヴァンズ/ヴァンズ ジャパン)
ベージュを陽気に見せる!
大人っぽくて真面目な印象のあるステンカラーコート。きちんとして見えるので、ビジネスシーンに着る人も多いアイテムですよね。それもベージュなんかの定番カラーだともっとコンサバな印象。だから、普段の休日なんかには出番はない!? いやいやそれはもったいない。で、これを休日の西海岸カジュアルに落としこむにはどうすればいいのかって話が今回のお題。ちょっと難しそう⁉ と、思いきや意外に色や柄使いで週末らしい見た目にすることができるんです。その好例がコチラ。まず大切なのが、暖色系のアイテムを合わせるということ。オレンジのチェックシャツ、ピンクのTシャツやキャップなど。こういった楽しげな色がベージュという定番色までをも華やかに見せてくれる。チェック柄が覗いているのもLAっぽくこなすポイント。で、そんな暖色系アイテムとコートの重要な橋わたし役となっているのが、白デニムだ。適度に上品さがありながら、上半身の陽気な空気も壊さず保ってくれる。こんな感じなら、コンサバ感もちょうどいい。LA感はあるんだけど、どこか大人っぽい。そんな着こなしができるのは、ステンカラーコートならではです。
ナイロンステンカラーコート7万6780円(ノンネイティブ/ベンダー)、中綿シャツジャケット7万1500円(アスペジ/トヨダトレーディング プレスルーム)、Tシャツ1万1000円(リプレイ/ファッションボックスジャパン)、デニムパンツ2万5300円(アッパーハイツ/ゲストリスト)、キャップ5500円(アーモンド/トライオン)、ブーツ3万7400円(リプロダクション オブ ファウンド/アイ ファウンド)
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●ザ センス
TEL:03-5579-2595
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●スリードッツ青山店
TEL:03-6805-1704
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
●ヘムトPR
TEL:03-6721-0882
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●コロネット
TEL:03-5216-6518
●トレメッツォ
TEL:03-5464-1158
●ホワイトマウンテニアリング
TEL:03-6416-5381
●ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●RHC ロンハーマン
TEL:0120-008-752
●ヴァンズ ジャパン
TEL:03-3476-5624
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●ラグ & ボーン 表参道店
TEL:03-6805-1630
●アイ ファウンド
TEL:03-6434-7418
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●トライオン
TEL:03-5820-7785
●ファッションボックスジャパン
TEL:03-6452-6382
●ベンダー
TEL:03-6452-3072
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です