【春レザー】40代男の貫禄出しに、
ベージュのスウェードがいい理由!
スウェードブルゾンは、ある意味着る人を選ぶかも。なぜなら、革に刻まれていくシワや、落ち着いた素材に漂う風格が、どうしても若造とは不釣り合いに映るから。そう、このアイテムは経験を重ねた大人にこそふさわしいもの。つまり、大人の貫禄が出てくる40代くらい(個人差あり)に、まさにぴったりな1着というわけ。なかでもベージュのスウェードは、いい感じに年輪を刻んだ肌との馴染みもよく、落ち着いた大人感を見せるのにうってつけ。また、ハードに見えがちなレザーも、これなら優しい印象になってギラつく心配もなし。そんな奥ゆかしさもまた、大人の魅力を引き立ててくれる要素だったりする。
さらに嬉しいことに、この“ベージュ”のスウェードブルゾンは、合わせるアイテムを選ばない受けの広さがある。デニムやチノ、さらには上品パンツとの相性もいいから使い勝手も申し分なし。もちろん、スウェットパンツなどの楽チンパンツと合わせてもサマになるのがこの手のブルゾン。ちょうど春レザーが活躍するこの時季、さっそくベージュのスウェードブルゾンを手に入れて、大人の風格あふれる春スタイルを楽しんでみてはいかが?
14万9000円(ヴァルスター/八木通商)
デザインソースは、まだジッパーが一般に普及していなかった頃の、米軍フライトジャケットの元祖A-1。元々は武骨なフライトジャケットだが、〈ヴァルスター〉が手掛けると渋~い男が羽織る1着に様変わり。高いリブ襟が首元を温めてくれ、素材はしなやかなライトスウェードで高級感を漂わせる。
13万円(ジェームス・グロース/ヴァルカナイズ・ロンドン)
裏革を使ってラフな風合いを醸し出した本格仕様のライダースジャケットは、〈ジェームス・グロース〉ならでは。ブランドのアイコンの1つであるこちらの“ジョージアン”は、武骨さとモダナイズされたシルエットを併せ持つ。肌に吸いつくようなレザーと、ワインレッドの裏地もなめらかで気品が漂い、風格のある大人を演出してくれるはず。
64万円(ムーレー/コロネット)
〈ムーレー〉のシングルライダースは、薄手の革質とライトな配色が相まって、軽めのブルゾン感覚で着られる逸品。バイク乗りのイメージがある型だけれど、これならほどよくカラダにフィットするシルエットで、タウンユースに最適な1着に。品のあるJKも、上下のダブルジップをラフに開けてこなれ感を出すと男らしさもちょうどいい。
11万円(タリアトーレ/トレメッツォ)
上質なスウェード素材のこちらは、淡いベージュに春らしい軽快さがあって、見た目にとっても上品。大人のデートにも申し分ない。ちなみにライダースジャケットは、ライニングにすべりのよいレーヨンなどが使われることが多いが、こちらの裏地はメッシュ素材。通気性がよく蒸れも軽減してくれるから、ちょっと気温が高い日でも快適に着られそう。
11万8000円(チンクワンタ)
〈チンクワンタ〉定番のシングルライダースは、ハード感を抑えたエレガントな佇まいがポイント。ベーシックなスタンドカラーを採用し、品よく仕上げられている。アームまわりは細身でほどよいフィット感が味わえるうえ、見た目がスタイリッシュ。毛並みが短く上質なスウェードは手触りも抜群。誰にでも着こなしやすい1着。
9万7000円(マーシャー/タトラスインターナショナル)
すべてをオールハンドメイドで仕上げ、独創性も兼ね備えた〈マーシャー〉のスウェードウエア。米軍フライトジャケットの名作MA-1の型をベースに、スマートなシルエットやリッチ感のあるディテールを加えて、スタイリッシュな1着に。イタリアメイドならではの美意識が貫かれている。
●ヴァルカナイズ・ロンドン
TEL:03-5464-5255
●コロネット
TEL:03-5216-6521
●タトラスインターナショナル
TEL:03-5708-5188
●チンクワンタ
TEL:050-5218-3859
●トレメッツォ
TEL:03-5464-1158
●八木通商
TEL:03-6809-2183
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Keiichiro Yoneda