大物セレブが集結した、チャリティイベントの内容とは?
去る2022年12月5日、六本木にある〈グランド ハイアット 東京〉にて、世界最大級のチャリティ財団“ザ・グローバル・ギフト・ファウンデーション”が主催する“グローバル・ギフト・ガラ・イン・東京 2022”が開催された。“グローバル・ギフト・ガラ”というのは、SDGs活動を含めた社会貢献活動を軸としたチャリティイベントのこと。これまでパリ、カンヌ、ロンドン、ドバイ、マドリードなど世界各地で開催。そして今回、アジアではじめての開催となった“グローバル・ギフト・ガラ・イン・東京 2022”には、国内外からその趣旨に賛同したセレブ、アーティストが数多く集結。社会貢献の輪を広げる、またとない夜となった。
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オープニングではバレエダンサー・高橋裕哉が登場し、三味線や書道、氷の彫刻などとのスペシャルコラボレーションで華やかな幕開けとなったこのイベントだが、もちろん趣旨は社会貢献の輪を広げること。スペインの女優で“ザ・グローバル・ギフト・ファウンデーション”代表を務めるマリア・ブラボーによる開会の挨拶では「コロナ禍以降は、精神的に不健康な状態や、明日どうなるかという恐怖は誰にでもあって、そんなときは身近なサポートが大事になる。裕福でなくても、有名でなくても、社会貢献はできるので、子供たちや女性、助けを必要としている人のためになることを一緒に考えてほしい」と社会貢献活動の重要性を改めて訴えていた。
開会に際し、挨拶をする代表のマリア・ブラボー マリア・ブラボー、ジャン・レノと並んで、元プロ野球選手のアレックス・ラミレスも、妻とダウン症の子供とともに記念撮影に応えた
その一方、さすがはグローバルで開催されるチャリティイベントだけあって、当日集まったセレブは錚々たるもの。海外からは、俳優のジャン・レノ夫妻をはじめ、映画『美女と野獣』のガストン役でお馴染みのルーク・エヴァンス、映画『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞受賞の俳優エイドリアン・ブロディらが出席。さらにデヴィ・スカルノ、アンミカ、Matt、板野友美などの国内セレブのほか、名誉議長で国内の社会貢献プロジェクト“バモス・トゥギャザー”の代表理事を務める元プロ野球選手のアレックス・ラミレスも参加。妻とダウン症の子供とともに登壇し、チャリティの重要さをアピールするとともに、笑顔で会場に華を添えた。
お馴染みの“ゲッツ!”のパフォーマンスも飛び出し、会場はさらに和やかな雰囲気に華やかな衣装で国内セレブも集結した
イベント前半では、医療・ヘルスケア分野におけるこれまでの改革やサポート活動、そして今回社会貢献のために来日してくれたことに対する感謝を称え、ジャン・レノがThe Global Gift Philanthropist Awardを受賞。その後、ミュージカル俳優であり映画『美女と野獣』ではガストン役を務めたルーク・エヴァンスは「You Raise Me Up」を歌唱し、迫力ある歌声で会場を魅了。ダンスパフォーマーEBIKENによるスペシャルステージが行われ、May J.は映画『アナと雪の女王』の主題歌である「Let It Go」を美しい歌声で響かせた。
法被姿で鏡開きを行ったジャン・レノルーク・エヴァンスも自慢の美声を披露した圧倒的な歌唱力で歌い上げるMay J.
そしてイベントの後半はお待ちかねのチャリティオークション。清川あさみや山脇紘資といった国内外で活躍されるアーティストのアート作品や、ヴィッセル神戸のイニエスタ選手と日本でサッカー体験ができる権利など特別なアイテムが出品。そんな中、日本で5社しか許されていない“ジャパニーズウィスキー”を製造する西酒造が提供した特別なウィスキーを樽ごと所有できるオーナーズカスクが出品されると、なんとジャン・レノが落札。また、“ザ・グローバル・ギフト・ファウンデーション”のアンバサダーを代表して登壇した俳優のエイドリアン・ブロディが、来日してから急遽一晩で描き上げた絵画が特別に出品。エイドリアンのチャリティに対するアツ~いメッセージが届いたのか、2200万円で落札される結果となった。このイベントの収益は子供や女性を支援する団体をはじめ、さまざまな活動に寄付される。
落札直後のジャン・レノに対して熱い拍手が鳴り響いた2200万円で落札されたエイドリアンの大作には愛の文字が!
さて、大盛況の中で幕を閉じた“グローバル・ギフト・ガラ・イン・東京 2022”だが、実はこのイベント開催前日に、もうひとつ社会貢献イベントが開催されている。それが、アレックス・ラミレスが代表理事を務める“バモス・トゥギャザー”のもと、スペシャルニーズの子供たちと健常の子供たちが一緒になってアート作品を創り上げる“ヴァモス アート イベント”だ。そこには“グローバル・ギフト・ガラ・イン・東京 2022”への参加を控えたマリア・ブラボーとジャン・レノ、ルーク・エヴァンスが訪問。「ポジティブなテーマで」「黒を使わずに」といったわずかなルールで、大きな紙に自由に絵を描きながら交流を深めた。
アレックス・ラミレスはイベントを終えて「テレビや映画でしか見たことないセレブリティと交流できたことは子供たちにとても光栄な時間でした。子供たちも一緒に心から楽しんで描いて、ひとつの作品ができたことはこれからの記憶にも残りますし、心から嬉しく思います」とコメントした。
普段は華やかな活動で注目を浴びるセレブたちだが、一部はこのような社会貢献活動にも積極的に参加している。マリア・ブラボーの言葉どおり、裕福でなくても有名でなくても社会貢献はできる。子供たちや女性、そして助けを必要としている人のためになることを、みなさんも是非この機会に考えてみてはいかがだろう。
Global Gift Foundation(ザ・グローバル・ギフト・ファウンデーション)は、人道支援のための非営利団体。スペインの女優であり慈善家のマリア・ブラボーによって、脆弱性や社会的疎外のリスクにさらされている子供、女性、家族の生活にプラスの影響を与えることを目的として2013年に設立された。“ザ・グローバル・ギフト・ファウンデーション”にはグローバルギフトアンバサダーと呼ばれる、イベントを支援する歌手・俳優・アスリートのグループがおり、強力に世界での認知獲得に貢献している。
エヴァ・ロンゴリアがアンバサダーを務めるほか、ヴィクトリア&デイヴィット・ベッカムをはじめ、クリスティアーノ・ロナウド、マライヤ・キャリー、サセックス公爵夫人のレイチェル・メーガン・マークルなど、名だたるハリウッドスターやセレブが財団に賛同し“グローバル ギフター”として参加をしている。
https://www.globalgiftfoundation.org/
一般社団法人 VAMOS TOGETHER(バモス・トゥギャザー)は、スペシャルニーズの才能と個性を最大限に引き出し、自立した生活ができる社会を目指す非営利団体。ダウン症の子の親でもある、野球界のレジェンド、アレックス・ラミレス氏とその妻、美保氏によって2020年4月設立。障がい者と健常者がともに生きる社会を目指し、ダウン症やスペシャルニーズのある子供たちと健常の子どもたち、誰もが一緒に楽しめるイベントの企画などを行っている。
http://vamos-together.jp/